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☁️ IaaS・PaaS・SaaSを完全理解しよう【第一回】概念・違い・責任共有モデルを図解!

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Last updated at Posted at 2026-06-02

1. 👋 はじめに

「IaaSってEC2のこと?」
「PaaSとSaaSって何が違うの?」
「〇〇aaS って言葉が多すぎてよくわからない…」

クラウドを使い始めると必ず出てくる「〇〇 as a Service」という言葉。
今回はその中でも特に重要な IaaS・PaaS・SaaS を、図解でスッキリ理解しましょう!

aaS(as a Service)とは?
「サービスとして提供する」という意味です。
従来は自分で購入・管理していたものを、インターネット経由でサービスとして使えるようにした形態のことです。


2. 🏢 まずオンプレミスを理解しよう

クラウドを理解するには、まず「オンプレミス」を知る必要があります。

オンプレミス(On-Premises)とは?
サーバー・ネットワーク機器などを自社で購入・設置・管理する方式です。
「オンプレ」と略されることが多いです。

オンプレミスで必要なすべての管理

管理する層 具体的な内容
🏗️ 物理インフラ サーバー機器の購入・設置・データセンターの電源・冷却設備
💿 仮想化 ハイパーバイザーの導入・仮想マシン(VM)の管理
🖥️ OS OSのインストール・セキュリティパッチ・定期アップデート
⚙️ ミドルウェア WebサーバーやDBサーバーの設定・管理
🔧 ランタイム Java・Python・Node.jsなどの実行環境の管理
📦 アプリケーション 自社開発システムの開発・デプロイ・運用
🗄️ データ バックアップ・データ管理・復元計画

すべて自分(自社)が責任を持って管理する必要があります。
手間はかかりますが、その分自由にカスタマイズできるのがオンプレミスの特徴です。

オンプレミスのメリット・デメリット:

メリット デメリット
自由にカスタマイズできる 初期費用が高い(機器の購入)
データを完全に自社管理できる 維持管理に人手とコストがかかる
社外にデータが出ない 設備増強に時間がかかる
安定したパフォーマンス 使わないときも費用がかかる

3. ☁️ クラウドとは何が違うの?

クラウドはオンプレミスと何が根本的に違うのか、3つのポイントで整理します。

比較項目 🏢 オンプレミス ☁️ クラウド
初期費用 高い(機器購入) 低い・ほぼゼロ
拡張性 遅い(機器調達が必要) すぐに増やせる
管理の手間 すべて自社 クラウド側が担う部分あり
支払い方法 買い切り 使った分だけ(従量課金)
データの場所 自社内 クラウド事業者のデータセンター

4. 🍕 ピザで例えてみよう

IaaS・PaaS・SaaSの違いは「ピザを食べるときの準備の違い」で例えるとわかりやすいです。

方式 ピザの例え IT での意味
🏢 オンプレミス 小麦粉から自分で作る すべて自分で用意・管理
🏗️ IaaS 生地・材料を買ってきて焼く インフラだけ借りて、OSから自分で設定
🍽️ PaaS デリバリーで注文・家で食べる 実行環境まで借りて、アプリだけ開発
📦 SaaS レストランで食べる すべて用意されたものをそのまま使う

5. 🗂️ 責任共有モデル:誰が何を管理するか

IaaS・PaaS・SaaSの最大の違いは「誰が何を管理・責任を持つか」です。

表で整理すると

✋ = 自分(ユーザー)が管理 ☁️ = クラウド事業者が管理

管理する層 🏢 オンプレ 🏗️ IaaS 🍽️ PaaS 📦 SaaS
🗄️ データ ✋ 自分 ✋ 自分 ✋ 自分 ✋ 自分
📦 アプリ ✋ 自分 ✋ 自分 ✋ 自分 ☁️ 事業者
🔧 ランタイム ✋ 自分 ✋ 自分 ☁️ 事業者 ☁️ 事業者
⚙️ ミドルウェア ✋ 自分 ✋ 自分 ☁️ 事業者 ☁️ 事業者
🖥️ OS ✋ 自分 ✋ 自分 ☁️ 事業者 ☁️ 事業者
💿 仮想化 ✋ 自分 ☁️ 事業者 ☁️ 事業者 ☁️ 事業者
🏗️ サーバー・HW ✋ 自分 ☁️ 事業者 ☁️ 事業者 ☁️ 事業者
💾 ストレージ ✋ 自分 ☁️ 事業者 ☁️ 事業者 ☁️ 事業者
🌐 ネットワーク ✋ 自分 ☁️ 事業者 ☁️ 事業者 ☁️ 事業者

上から下へいくほど「クラウドが管理する範囲が増える」。
自由度は下がるが、その分エンジニアが本来の仕事に集中できる時間が増える!


6. 🏗️ IaaS(Infrastructure as a Service)

一言で言うと

IaaSとは「インフラだけを借りるサービス」です。
仮想サーバー・ストレージ・ネットワークをクラウド事業者が提供し、
OSより上の層はすべてユーザーが設定・管理します。

特徴

項目 内容
自由度 ⭐⭐⭐⭐⭐ 最も高い
管理の手間 ⭐⭐⭐⭐⭐ 最も多い
向いている人 インフラエンジニア・細かい設定が必要な場面
向いている用途 既存システムの移行・特殊な構成が必要なシステム

代表的なサービス

サービス 提供元 特徴
EC2 AWS 最も広く使われる仮想サーバー
Compute Engine Google Cloud GCPの仮想サーバー
Azure Virtual Machines Microsoft Azure Azureの仮想サーバー
さくらのVPS さくらインターネット 国内のVPSサービス

7. 🍽️ PaaS(Platform as a Service)

一言で言うと

PaaSとは「アプリを動かすための実行環境ごと借りるサービス」です。
OSやミドルウェアの管理をクラウド事業者が担い、
ユーザーはアプリのコードを書いてデプロイするだけでよい。

特徴

項目 内容
自由度 ⭐⭐⭐ 中程度
管理の手間 ⭐⭐⭐ 中程度
向いている人 Webエンジニア・インフラを意識せず開発したい人
向いている用途 Webアプリ・API・スタートアップの素早い開発

代表的なサービス

サービス 提供元 特徴
Heroku Salesforce コードをpushするだけでデプロイできる
App Engine Google Cloud GCPのPaaS・自動スケーリング対応
Vercel Vercel Next.jsとの相性抜群・フロントエンド向け
Railway Railway シンプルで使いやすい・個人開発に人気
Azure App Service Microsoft Azure Azureの代表的なPaaS

8. 📦 SaaS(Software as a Service)

一言で言うと

SaaSとは「ソフトウェアをそのままサービスとして使う形態」です。
インフラもアプリも事業者が管理し、
ユーザーはブラウザやアプリを開いてすぐ使えます。

特徴

項目 内容
自由度 ⭐ 最も低い(機能はサービス次第)
管理の手間 ⭐ 最も少ない(使うだけ)
向いている人 エンジニア以外も含むすべてのユーザー
向いている用途 業務効率化・コミュニケーション・ファイル管理

代表的なサービス

カテゴリ サービス 用途
📧 メール Gmail・Microsoft 365 メール・カレンダー
💬 チャット Slack・Teams チームコミュニケーション
📁 ストレージ Google Drive・Dropbox ファイル管理・共有
🎥 会議 Zoom・Google Meet オンライン会議
💼 CRM Salesforce・HubSpot 顧客管理
🛠️ 開発 GitHub・Figma コード管理・デザイン

9. 🎯 まとめ

🏗️ IaaS 🍽️ PaaS 📦 SaaS
提供されるもの 仮想インフラ 実行環境+インフラ 完成したソフトウェア
ユーザーが管理 OS〜アプリ アプリ+データ データのみ
自由度 高い 中程度 低い
管理の手間 多い 少ない ほぼなし
代表例 AWS EC2 Heroku・Vercel Gmail・Slack
向いている人 インフラエンジニア Webエンジニア 全員

「自由度」と「管理の手間」はトレードオフ。
自由度が高いほど管理の手間も増える。
自分のプロジェクトに合った選択が重要です。

次回は IaaS・PaaS・SaaSの使い分け を解説します!
具体的なWebサービス構成例や、エンジニア・ビジネス両視点での活用シーンを紹介します🌟

💬 質問や感想があれば、コメント欄でお気軽にどうぞ!
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🎓 ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました!


🔗 シリーズ記事

  • 【第一回】概念・違い・責任共有モデルを図解(この記事)
  • 【第二回】使い分け・構成例・メリット・デメリット(近日公開)
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