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🏷️ アドレス総まとめ【第二回】MACアドレスを徹底解説!IPアドレスとの違い・ARP・プライバシー機能まで

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1. 👋 はじめに

前回はIPアドレスの仕組み・種類・ルーターの役割を学びました。

今回は MACアドレス を徹底解説します!

「IPアドレスがあれば十分じゃないの?なぜMACアドレスも必要なの?」

この疑問を持つのはごく自然なことです。
今回を読み終わると「なるほど、役割が全然違うんだ!」とスッキリするはずです😊


2. 🏷️ MACアドレスとは?

一言で言うと

MACアドレスとは「ネットワーク機器に刻まれた製造番号」です。
世界中で同じMACアドレスを持つ機器は(原則として)存在しません。

MAC = Media Access Control(メディアアクセスコントロール)の略。
「ネットワークというメディア(伝送路)へのアクセスを制御する」ための識別子です。

身近なものに例えると

例え 説明
🏭 製造番号(シリアルナンバー) 工場を出るときに刻まれる・その製品だけの番号
📱 IMEIナンバー スマートフォンに割り当てられた固有の製造番号・紛失時の特定に使われる
👆 指紋・DNA その個体だけが持つ・基本的に変わらない生体的な識別子

3. 🔢 MACアドレスの形式

どんな見た目?

00:1A:2B:3C:4D:5E
項目 内容
形式 16進数2桁 × 6組(コロンまたはハイフン区切り)
長さ 48ビット(6バイト)
表記例 00:1A:2B:3C:4D:5E(コロン区切り)または 00-1A-2B-3C-4D-5E(ハイフン区切り)

💡 16進数とは?
0〜9に加えてA〜F(10〜15)を使った数の表現方法です。
2桁で 00FF(0〜255)を表せます。
コンピュータの世界ではよく使われる表記です。

MACアドレスの構造

MACアドレスは「前半」と「後半」で役割が分かれています。

  00:1A:2B     :    3C:4D:5E
  ─────────         ─────────
      ↑                  ↑
OUI(ベンダーID)     デバイス固有番号
メーカーを識別する番号   その機器だけの番号
(IEEEが各メーカーに   (メーカーが製品ごとに
  割り当てる)           割り当てる)
部分 ビット数 役割
OUI(ベンダーID) 前半24ビット メーカーの識別番号(IEEEが割り当て) Appleなら 00:03:93
デバイス固有番号 後半24ビット その機器だけの番号(メーカーが割り当て) 製品ごとに異なる

💡 OUIからメーカーがわかる!
MACアドレスの先頭6桁(OUI)を調べると、その機器を作ったメーカーがわかります。
例:00:03:93 → Apple、00:50:56 → VMware(仮想機器)


4. 🆚 IPアドレスとMACアドレスの違い

ここが最重要ポイントです!2つのアドレスは役割が根本的に違います。

比較項目 📍 IPアドレス 🏷️ MACアドレス
何を識別するか ネットワーク上の位置 機器そのもの
どこで使うか インターネット全体 同じネットワーク内(LAN)のみ
変わるか 変わることがある(DHCP) 基本的に変わらない
誰が決めるか ISP・ネットワーク管理者 機器のメーカー
引越しすると 新しいアドレスになる 変わらない
例え 現在の住所(引越しで変わる) 機器の製造番号・指紋(一生変わらない)
階層(OSI参照モデル) ネットワーク層(L3) データリンク層(L2)

なぜ両方必要なの?

IPアドレスだけでは「最後の1台」まで届けられない!

インターネット上での配送(IPアドレスが使われる)
  送信元PC → ルーターA → ルーターB → 宛先のルーター

宛先のルーター到着後(MACアドレスが使われる)
  宛先のルーター → LAN内を探す → 目的の機器に届ける

宅配便で例えると:
IPアドレス = 「神奈川県川崎市〇〇町1-1」という住所
MACアドレス = 「田中太郎さん」という受取人の名前

住所(IP)だけでは「この建物に届いた」までしかわからない。
名前(MAC)があってはじめて「この人に届けた」が確定する。


5. 🔍 ARP:IPアドレスからMACアドレスを調べる仕組み

ARPとは?

ARP(Address Resolution Protocol)とは?
「このIPアドレスを持っている機器のMACアドレスを教えて!」と
ネットワーク内の全機器に問い合わせる仕組みです。
アドレス解決プロトコルとも呼ばれます。

ARPの流れ

💡 ARPはLAN内でのみ動作します。ルーターを越えてインターネット上では使われません。この図はローカル環境内を想定しています。

ステップ 内容
① ブロードキャスト PC が「192.168.1.3のMACアドレスを教えて!」とLAN内全員に問い合わせ
② 応答(ユニキャスト) 192.168.1.3のスマホが「私のMACアドレスは〇〇です」と返答。この返答は全員宛てではなく、問い合わせてきたPCだけにピンポイントで返す 「ユニキャスト(単一宛て通信)」 で行われる
③ 記録 PCが「192.168.1.3 = AA:BB:CC:DD:EE:FF」をARPテーブルに保存
④ 通信 次回からはARPテーブルを参照してすぐに通信

ブロードキャストとは?
「このネットワーク内の全員に向けて送信する」という通信方式です。
「この教室にいる全員に聞きます!」のようなイメージです。

ARPテーブルを実際に確認してみよう

自分のPCでARPテーブルを確認できます。

Windowsの場合:

コマンドプロンプトを開いて → arp -a と入力

macOS・Linuxの場合:

ターミナルを開いて → arp -a と入力

表示される内容:IPアドレス・MACアドレス・タイプ(動的/静的)の一覧


6. 🔒 MACアドレスフィルタリング

Wi-Fiのセキュリティ機能として使われる

MACアドレスフィルタリングとは?
「このMACアドレスの機器だけWi-Fiに接続を許可する」という
アクセス制限の仕組みです。

メリット デメリット
登録外の機器の接続を防げる MACアドレスは偽装できるため完全ではない
設定が比較的簡単 機器が増えるたびに登録が必要で管理が面倒
追加コストなし 強固なセキュリティとは言えない(補助的な対策)

7. 📱 コラム:MACアドレスは「変わらない」…とは限らない?

実は最近のスマートフォン・PCでは、プライバシー保護のためにMACアドレスをランダムに偽装する機能が標準搭載されています。

なぜこの機能が必要なの?

MACアドレスは本来「変わらない」ため、同じ端末が複数の場所(カフェ・ショッピングモール・駅など)のWi-Fiに接続すると、そのMACアドレスをもとに「この端末はいつもどこにいるか」を追跡(トラッキング) されるリスクがありました。

ランダム化することで、そのトラッキングを防いでいます。

OS 機能名 概要
iOS 14以降 プライベートWi-Fiアドレス Wi-Fiネットワークごとにランダムなアドレスを使用
Android 10以降 ランダムMACアドレス 接続するWi-Fiごとにランダム化
Windows 11 ランダムハードウェアアドレス Wi-Fi設定からオン・オフを切り替え可能

エンジニアとして注意すべきこと

MACアドレスでデバイスを識別・管理しているシステム(社内Wi-Fiのアクセス制限など)では、ランダム化によって「知らない端末」として弾かれることがあります。
その場合はデバイス側でランダム化をオフにするか、設定を見直す必要があります。


8. 🎯 まとめ

項目 内容
🏷️ MACアドレスとは ネットワーク機器に刻まれた「製造番号」
🔢 形式 16進数2桁×6組(例:00:1A:2B:3C:4D:5E
🏭 OUI 前半24ビット=メーカーの識別番号
🔢 デバイス固有番号 後半24ビット=その機器だけの番号
🆚 IPアドレスとの違い IPは「位置」、MACは「機器そのもの」を識別
🔍 ARP IPアドレスからMACアドレスを調べる仕組み
🔒 MACフィルタリング 特定の機器だけWi-Fi接続を許可するセキュリティ機能
📱 MACランダム化 iOS・Android・Windowsのトラッキング防止機能

IPアドレスは「どこにいるか(位置)」、MACアドレスは「誰であるか(正体)」を示します。
この2つが組み合わさることで、インターネットのデータは正しい機器に届きます。

次回は メールアドレス を徹底解説します!
@の前後の意味・メールが届くまでの仕組み・ドメインとDNSの関係をわかりやすく解説します🌟

💬 質問や感想があれば、コメント欄でお気軽にどうぞ!
👍 役に立ったら、いいね&ストックをお願いします!
🎓 ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました!


🔗 シリーズ記事

  • 【第一回】IPアドレスを徹底解説
  • 【第二回】MACアドレスを徹底解説(この記事)
  • 【第三回】メールアドレスを徹底解説(近日公開)
  • 【第四回】3つのアドレス総まとめ・比較(近日公開)
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