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TECH::CAMPAdvent Calendar 2017

Day 11

独自ドメインでRailsアプリを公開するには?はじめの一歩を踏み出そう!

Last updated at Posted at 2017-12-10

はじめに

 はじめて触ったプログラミング言語はRuby。Ruby on RailsでWebアプリケーションを作ったことがある!という方は多いのではないでしょうか?実際、TECH::CAMPをはじめ、多くのプログラミングスクールでRubyやRuby on Railsが採用されていたり、入門書がたくさん出版されていたりする学びやすい言語と言えます。
 ただ、せっかく作ったRailsアプリ。自分のパソコンの中だけにとどめておくのはもったいないですよね。何も知識のない初心者からすると小難しい領域に見えて、なかなか手を出しづらいものですが、実際に挑戦し始めてみると案外簡単に公開できてしまいます。
 今回は、独自ドメインでRailsアプリを公開するにはどんな選択肢があるのか?Railsアプリを公開するはじめの一歩として、その概要をまとめてみました!

Railsアプリを公開できるサーバーの種類

 サーバーと聞くと何を思い浮かべますか?
 企業であれば物理的なサーバールームを所有していたり、個人であればさくらサーバーやロリポップサーバーなどの共有サーバーをレンタルしたり、最近はAWSなど従量課金制のクラウドが主流になってきたりしていますね。
 そんな「サーバー」ですが、サーバーであればどんなものでもRailsアプリを公開できるかというと、そうではありません。私自身もつまづいてしまったのですが、中にはRailsアプリを公開できないものがあったり、たとえ公開はできても、パフォーマンスが悪いことがあります。
 以下にRailsアプリを公開する、3つの選択肢をまとめました。

PaaS(パース)

 アプリ公開用のプラットフォームを用意してくれているので、初心者でも簡単に利用することができます。
 RailsならHeroku(https://www.heroku.com) が有名で、アクセス時間など制約はありながらも無料で使えるため、「とにかく今すぐ公開したい!!」という方にはとてもオススメです。無料であればURLの末尾に「herokuapp.com」がついてしまうのですが、有料で独自ドメインを設定することもできます。
 従量課金制という料金体系がわかりづらいのですが、こちらの記事にわかりやすくまとまっていました
https://qiita.com/RYT/items/77b77e3b0e4f88774ef3

Rails×MySQL×Heroku公開参考URL:https://qiita.com/htakahashi/items/8d210d7f65e8b64be6a6

VPS

 共用サーバーが一部切り出されて、仮想的に専用サーバーとして自由に使うことができます。自分が管理者権限を持つことになるので、そこにローカルのRailsアプリで使っているRubyやRailsのバージョンを入れるなどその他必要な環境を整えて、Railsアプリを公開することができるのですね。こちらはさくらVPS(https://vps.sakura.ad.jp) が有名です。
 ちなみに単なる共有サーバーであるさくらサーバー(https://www.sakura.ne.jp) だと管理者権限がないなどの要因によりRailsアプリを公開することができないor厳しいので、注意してください。

 さくらVPSは月額定額制のサービスなので従量課金制に比べるとわかりやすい料金体系ではありますが、アプリを設置しているだけであまり使われない月でもお金がかかってしまいます。無料のお試し期間があるので、試してみる場合にはぜひそちらを利用してみてください!

公開参考URL:https://qiita.com/kinokosan/items/4e4dc0e6cfbfa41b3685
公開参考動画URL:https://dotinstall.com/lessons/basic_sakura_vps/8017

IaaS(アイアースorイアース)

 こちらはAWSのEC2というサービスが有名です。サーバーのセットアップや公開の設定など、全て自分で用意する必要があり、AWS独特のルールやネットワーク関連の設定など、うまく運用するためには幅広い知識と経験が必要です。
 ただ、本格的にサービスとしてRailsアプリを運用していくことを考えているのなら、勉強しながら使っていくことをオススメします。従量課金制でサービスのスケールアップに対応しやすく、現状多くのサービスでも使われており、これからもクラウドの発展に合わせて伸びていくことが予想されるからです。

 初年度は無料利用枠があるので、試しておいて損はありません。
 少しハードルの高い公開手段ですが、こちらの記事に素晴らしく良くまとまっているので、ぜひ参考にしながらやってみてください→https://qiita.com/naoki_mochizuki/items/f795fe3e661a3349a7ce

ドメインの取得

 ドメインの取得にもさまざまサービスがありますが、お名前.com(https://www.onamae.com) というサービスの名前は耳にしたことがあるかもしれませんね。
.comや.orgなど、企業や団体で公式に使われるドメインは初年度1,000円やそれ以上することもありますが、マイナーなドメインであれば最安1円で取得することもできます。自分のRailsアプリを独自ドメインで公開してみたい!というような目的であれば、1円のドメインで十分ですね。

 ドメインを取得した後は、Railsアプリのサーバーに割り当てたいドメインの設定をする必要があります。こちらはドメインを取得したサービスの名前と、Railsアプリを設置しているサーバーの名前で調べればすぐにでてくるので、とりあえず勇気を出して取得してみましょう!

まとめ

 いかがでしたか?
 ・デモアプリとしてさくっと簡単に公開したいなら難しい知識不要で公開できるPaasのHeroku
 ・本格的にサービスとしての運用も考えているなら、自由度が高く、スケールアップにも柔軟に対応できるIaasのAWS
 ・従量課金制やクラウドに不安を感じるなら、まずはさくらVPSから触ってみるのがオススメです。

 ぜひ、Railsアプリ公開に向けてはじめの一歩を踏み出してみてください!

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