AWSコストの基礎

実はAWSも使っていくとお金がかかるんです。
水道や電気、タクシーや焼肉と一緒ですね。
こういう使えば使うほどお金がかかる仕組みのことを、「従量課金制」といいます。
明日学校でみんなに自慢しちゃおう！

AWSを使いすぎると恐ろしいことになる

クリスマスに買ってもらったRDSやEC2、楽しくてついつい使い過ぎてしまうと思います。
しかし、何も考えずに使い続けると水道水の流しっぱなしや電気のつけっぱなし、焼肉屋さんで単品でカルビを頼みまくるのと同じ状態になってしまいます。
お母さんやお父さんに怒られちゃいますね、ああ何ということでしょう。。。

AWSを使いすぎて怒られないためには

使う必要がないときは、きちんとRDSを停止させましょう。
例えば、寝ている間はDBへアクセスして作業をしなくても良い場合などは、きちんとリソースを停止させることが大事です。
でも、どうしても必要な場合もあるかと思います。
例えば、お腹が空いているときは焼き肉を食べないと死んでしまいますよね。でも節約はしたい。。。どうしたらいいのでしょうか？

どうしたらいいのか。。。

勘のいいみなさんならもうお気づきかもしれませんね。
そう、焼肉食べ放題に行けばいいのです！

焼肉食べ放題システムのおさらい

焼肉食べ放題にまだ行ったことがない君や、最近行ってなくて忘れてしまった人のために焼肉食べ放題のおさらいをしましょう。

焼肉食べ放題というのは、決められた時間内に決められたメニューに書かれたお肉や野菜を好きなだけ食べれるプランのことです。90分100品食べ放題プランなら、90分間は100種類のメニューから選び放題・食べ放題ということです。

もしカルビを100枚食べたかったとして、単品で購入すると1枚100円だったとしても1万円かかります。しかし、食べ放題プランなら、5000円くらいで100枚食べることができます！

詳しいことは牛角の食べ放題プランを参考にしてもらえたらと思います。

実はAWSにも焼肉食べ放題プランのようなものが存在し、RI/SPという名前がついています。
(RI=Reserved Instance, SP=Savings Plans)
RI/SPの場合は90分ではなく、1年間あるいは3年間食べ放題プランとなります。
焼肉の単品購入のような形式はAWSではオンデマンドと呼ばれています。

AWSコストを焼肉食べ放題に置き換えると...

私が働いている会社のAWSリソースで最も人気なのは、RDSです。2番目がEC2その他です。

LINEリサーチによる調査では、焼肉の好きな部位ランキング1位は牛タン、2位は牛カルビとのことです。つまり、牛タン=RDS、牛カルビ=EC2その他、ということです。

焼肉の人気メニューである牛タンも牛カルビも当然焼き肉食べ放題プランのメニューに入っているので、食べ放題プランを選択すれば90分食べ放題となります！
AWSのRI/SPにももちろんRDSとEC2その他がメニューに入っています。RI/SPプランを選べば、君もRDSやEC2その他が使い放題ということですね！

焼肉食べ放題プランはどこから見れる？

RIのメニューはCosrExplorerの左サイドバーの、予約>推奨事項から確認できます。
期間は1年と3年から選択でき、3年の方が安くお肉を食べることができます。

支払いオプションというのは、1年あるいは3年の食べ放題の値段を全額先払いするか、一部先払いするか、後で払うか、を選択するオプションです。前払い金額が多いほど割引率が高く、つまり全額前払いがもっとも安く肉を食べられる支払い方法になります。(前売りチケットなどが安いのと似てますね。)

基準とする直近の期間というのは、CostExplorerが推奨するRIを決定するために参考にする期間のことです。基本的には長い方が参考にするデータが多いので、正確さが増すかと思います。しかし、50日前にテストなどで一時的にRDSを使用することが多いなどの状況があった場合、テスト期間のデータを省くために30日を選択した方が正確さが増すかと思います。

焼肉の注意点

1枚しか食べなくても、4,880円(税込5,368円)かかります。
(焼肉なら5,000円で済むけど、RI/SPだと100万とかかかっちゃったり。)
焼肉屋さんを予約するときに、何人来るのか、そもそもお肉食べられるのか、などがわからないときは、食べ放題を予約せずに席だけ予約して単品購入した方がいいです。
(どのリソースをどのくらい利用する見込みなのかわからない場合、オンデマンド料金の方がいいよ。)

まとめ

RI/SP=焼肉食べ放題
オンデマンド=焼肉単品注文