TeX Live 2024 をインストールしました。
念の為、備忘録として残しておきます。環境は Windows と WSL Ubuntu です。
要約
TeX Live のページ に諸々書いています。手順に沿ってインストールしてください。
[初心者]LaTeXのインストールから使い方までこれ一本!も参考になります。
Windows の場合
TeX Live on Windows にある install-tl-windows.exe
をダウンロードして実行するだけです。
[Windows によってPCが保護されました] と表示されますが、まあ信頼できるソフトなので、詳細設定から実行します。
設定などは変更せず全部そのままで進めました。4700くらいパッケージがあるので気長に待ちます。私の環境では2時間ほどで終わりました。
Pathの設定も勝手にされていました。これで完了です。
TeX Live 2023 のアンインストール はスタートメニューの中の Uninstall TeX Live
というショートカット、もしくは、そのリンク先 C:\texlive\2023\tlpkg\installer\uninst.bat
を実行すると良さそうです。Pathも勝手に消えます。
あと、よくわかりませんが、Powershell で tlmgr update --self --all
すると、
Locale 'Japanese_Japan.932' is unsupported, and may crash the interpreter.
と表示されるようになりました。update はできるみたいですし、GUI の方をよく使うのであまり気にしてません。
Ubuntu (WSL) の場合
TeX Live - Quick install for Unix にある作業をしていきます。
cd /tmp
wget https://mirror.ctan.org/systems/texlive/tlnet/install-tl-unx.tar.gz
zcat < install-tl-unx.tar.gz | tar xf -
cd install-tl-何かの日付
sudo perl ./install-tl -no-gui
長い質問をされますが I
で大丈夫です。重いのが嫌なら S
で scheme を full から他のものに変更してください。
公式ページだと perl ./install-tl --no-interaction
でしたが、tlmgr
がうまく入らなかったのでオプション消しました。-no-gui
つけてます。なくても良いと思います。
あとは、Pathを通しておきます。.bashrc
に次を追加します。
すでに2023のPathの設定がある場合は 3
を 4
にするだけです。
PATH=/usr/local/texlive/2024/bin/x86_64-linux:$PATH
ついでに、sudo tlmgr
が動かなくて困ったので、次のように、tlmgr
で root の Path にも追加しました。
sudo /usr/local/texlive/2024/bin/x86_64-linux/tlmgr path add
要らなくなった TeX Live 2023 については、rm
で消して良いそうなので、次を実行して消します。残す場合は実行しないでください。
sudo rm -rf /usr/local/texlive/2023
rm -rf ~/.texlive2023
インストール用のファイルも要らなければ
rm -rf /tmp/install-tl-*
で消します。以上です。