この記事はGlobeeアドベントカレンダー4日目の記事です。
こんにちは!株式会社Globee(グロービー)で、2021年に一人目のデザイナーとして入社した西田です。
現在は、abceedのアプリ、WebのUI/UXの改善を主に対応しています。
私についてはこちらの記事をご覧ください。
https://note.com/globee/n/nb4bdadd79a64
Adobe Max 2023
今回、リアルでの開催は4年ぶりとなったAdobe Max 2023に参加したのでその内容を共有したいと思います。前回はパシフィコ横浜でしたが、今回は東京ビッグサイトでの開催でした。
キーノートから生成AIの話でいっぱい
今回のAdobe Maxはほぼ「生成AI」の話で持ちきりでした。Adobeの生成AIで今何ができるのか?また将来どうなるのか?がまるわかりの一日でした。
全部話し始めるとキリがないので、この投稿では1つ紹介したいと思います。
生成AI「Adobe Firefly」は多くのデザイナーを救う
すでに生成AI「FireFly」はPhotoshopなどで使うことができますが、これがすごい。
簡単に言うと、Google Pixelの「消しゴムマジック」の超強化版です。
会場でのデモでは、たくさんの人が行き来する神社の写真で、ざっくり群衆を選択して生成AI呼び出してボタンをクリックするだけで、神社の写真から人をすべて消すということをしていました。
単純に人を消すだけでなく、AIがその写真の状況を理解して、人だかりで見えない部分を自然な形で生成していましたね。神社の石畳をきれいに補ったり、柵を設置していたり。しかも3パターンほどつくって候補として出してくれる。
写真からモノを消す仕事って意外にある
小規模の会社のデザイナーであれば、いろんな仕事をする必要がありますが、たとえば外部公開したい写真の中に写ってはいけない書類が写ってるから消したいなんて仕事がよくあるわけですが、これが意外に面倒で。
その書類が複雑に他の要素とかぶってるとか、背景がごちゃごちゃしてる、とか。真面目にやると数時間かかる作業なんですが、これを生成AI使えば数分で完了してしまう。
我々のような事業会社に勤めるデザイナーにとっては嬉しすぎる機能だと言えます。
早速使ってみる!
ではさっそく生成AIのずごさを実感してみる!ということで、Unsplashから適当に写真をゲット。
このように手前から奥にかけて人がいて、奥の方はボケています。ここから、すべての人を消し去ってみます。
普通に消そうとすると相当むずかしい。特にこのようにいろんな要素がごちゃついていて、遠近感がある写真で人だけけすのは至難の技かなと。
Photoshopで読み込み、人をざっくり選択
細かく選択する必要はありません。投げ縄ツールで選択します。
選択したら、「生成する」ボタンを押すだけ。
数十秒で出来上がり!
人が全員消えました!!!!手前から奥にかけての写真のボケ具合はそのままで、綺麗に消えます。
人がいたところはAIがこの写真の他の要素から「人がいなかったらこうじゃない?」っていう感じで生成してくれています。
まとめ
生成AIはアーティストが素晴らしい作品を作るだけでなく、我々のような末端のデザイナーにとっても福音となる機能。2024年もガンガンつかっていきたいですね。