はじめに
Data Visualizationでワークブックを作成しているときに、パフォーマンスが気になる、遅く感じるときがあります。いろいろ原因は考えられるのですが、ワークブック作成中は、データベースでの処理速度が遅いケースがよくあります。そんなときにOACからデータベースに対してどのようなSQL(物理SQL)を実行しているのかをチェックしてみます
前述画面は開発者オプションを利用して取得できます
開発者オプションについては以下記事を参考ください
Oracle Analytics Cloud:実行時のパフォーマンスが気になったらココを見る
記事記載時のOAC ver:Sep 2024 Update
前提
- データソースがデータベースであるデータセットもしくはサブジェクト領域が作成済み
- ワークブックが作成済み
開発者オプションをオンにする
パフォーマンスが気になるワークブックを開きます
右上部端のアカウントのアイコンをクリックします。アカウントメニューからプロファイルをクリックします。
左の"拡張"をクリックします。"開発者オプションの有効化"のツマミを右に移動して有効化します。保存をクリック、その後、閉じるをクリックします
開発者メニューを利用する
ワークブックで、右上部、アカウントアイコンの下にワークブックメニュー"・・・(縦)"があります。クリックします。"開発者オプションの有効化"がされているとワークブック・メニューから開発者が表示されるようになりますので、クリックします。
下部に開発者のウィンドウが表示されます。パフォーマンスにまつわるログが参照できます
パフォーマンスを取得する
"パフォーマンス・ツール"タブで、リフレッシュをクリックします
ワークブックに配置されているビジュアライゼーション(表、ピボット、グラフ)毎にパフォーマンスが取得されます。"サマリー"タブで、処理時間の内訳をみれます
処理時間については前述の以下記事を参考ください
Oracle Analytics Cloud:実行時のパフォーマンスが気になったらココを見る
データベースに対して発行しているSQLも"実行ログ"でみれます。
実行ログで、"sending query to database"の文字列で検索すると、その次の行以下に発行されたSQLが出力されているのがみえます
まとめ
ワークブックを作成しているときに、パフォーマンスが気になるときは、"開発者"機能を利用して、詳細が確認できます。データベースでの処理が遅いケースが多々ありますので、適宜、サマリーの画面イメージと、詳細ログ全て、もしくは、SQLがわかる場合はSQLをコピーして、データベース管理者と共有し、処理内容について解析、改善を実施します
以上