はじめに
Oracle Analytics Cloud(OAC)の「開発者オプション」をオンにすることで、セルフサービスBI機能を使用して様々なデータを可視化する際のパフォーマンスを確認することができます。
ワークブックのパフォーマンスを向上させるためには、どこに時間がかかっているのかを知っておく必要があります。
OACの開発者オプション
OACにログインします。
画面右上のアイコンをクリックし、「プロファイル」を表示します。
「拡張」タブに移動し、「開発者オプションの有効化」をオンにします。
「保存」をクリックして、この状態を保存します。
「閉じる」をクリックして、閉じます。
パフォーマンスを確認する
既存のワークブックを開くか、新規にワークブックを作成してデータを可視化します。
今回は、既存のワークブックを開いてみました。
ワークブックメニューを開き、「開発者」を選択します。
画面が分割され、下半分にパフォーマンスツールが表示されます。
「リフレッシュ」をクリックしてみます。
それぞれの「ビジュアライゼーション」ごとに統計情報が表示されます。
Request Statistics
項目 | 意味 |
---|---|
Overall Execution Time | データがリクエストされた時からビジュアライゼーションがレンダリングされるまでの所要時間 |
Query Time | すべての物理問い合わせの実行に要した時間 |
Server Time | 問い合わせのコンパイルと実行に要した時間 |
Streaming Time | サーバからブラウザへのデータのストリーミングに要した時間 |
Cache Hit | キャッシュヒットしたかどうか |
Rows Sent to Browser | ブラウザに送信された行 |
Columns Sent to Browser | ブラウザに送信された列 |
Query Statistics
項目 | 意味 |
---|---|
Query Compailation Time | サーバで実行計画の作成に要した時間 |
Rows from Database | データベースからフェッチした行数。ビジュアライゼーションの行数は定義により変化する可能性があります。 |
機会があったら確認してみてください。