はじめに
2024/3 アップデートで属性列を使って基準線を設定することができるようになっています。属性列は、商品大分類や日付などのマスタの列です。属性列を利用して基準線を設定すると、たとえば、棒グラフのビジュアライゼーションで、マスタのあるデータをハイライト表示して、レポート参照するユーザーが注目すべきデータをわかりやすく表示することができます。
属性列を使って基準線を設定してみます
記載時のOACバージョン:OAC 2024 Nov版
前提
・ Data Visualizationでワークブックを作ったことがある
・ ワークブック作成で利用するデータセットがある
ワークブックの作成
ワークブックを作成します
ビジュアライゼーションで横棒グラフを追加します
例では、属性列の商品大分類と売上金額を選択し、横棒グラフを作成しています。
ビジュアライゼーションを選択し、真ん中上部の"プロパティ"タブをクリックします。プロパティで、右端の"分析"タブをクリックします。"統計の追加(+)"をクリックします。
デフォルトではメジャー値に対して基準線が追加されます。メジャー列から、属性列に変更します。列でメジャー値 イメージは受注金額 をクリックします。
属性列を選択します。 イメージは商品大分類 をクリックします
基準線のタイプを変更します。タイプの"線"をクリックし、範囲を選択します。
範囲の値を指定します。イメージでは自:スポーツ飲料、至:果汁飲料をセットしています。
色で、"灰色"の色指定部分をクリックし、色のダイアログで、適宜色を変更します。変更後OKをクリックします
もう1つ基準線(範囲)を追加してみます。
統計の追加(+)をクリックします
同様に、列を属性列 商品大分類に変更し、タイプを範囲にします
自:水 至:炭酸飲料とデータ範囲を指定します。色を指定します。
基準線で、名前をクリックし、カスタムに変更すると、追加した基準線に対して任意のラベルを付けることができます
以上で、基準線で属性列を使って横棒グラフのある範囲をハイライト表示できました。
まとめ
属性列を利用して基準線を設定すると、たとえば、棒グラフのビジュアライゼーションで、マスタのあるデータをハイライト表示して、レポート参照するユーザーが注目すべきデータをわかりやすく表示することができます。設定手順について試してみました
参考記事です
以上