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Oracle Analytics Cloud Classic:DashboardページやAnswersの分析にログインしているユーザー名を表示する

Last updated at Posted at 2023-03-02

はじめに

Oracle Analytics Cloud Classic:DashboardページやAnswersの分析にログインしているユーザー名を表示する方法について記載します。
{5DB2ECAB-E045-4E79-BEA6-90E21F38D16E}.tmp.png

記事記載時のOAC ver:Jan 2023 Update

前提

OAC、ADWサービスをプロビジョニングし、作成している
ダッシュボード、Answersで作成したダッシュボードページ、分析がある

本記事では「Oracle Analytics Cloud インデックスページを作成してみました。」の以下を実施しています。
Oracle Analytics Cloud のサービス作成
お試し用にADWでSHスキーマをもとにSHJPスキーマを作成する。
セマンティックモデラー(Semantic Modeler)を試す。
Oracle Analytics Cloud Classic:分析をはじめる。Dashboard、Answersで分析をはじめる。

Oracle Analytics Cloudで利用できる変数について

現在のユーザー名をAnswers内のタイトルに表示したいというニーズがある場合、変数を参照することによって行えます。
Answesの分析やダッシュボードでは、変数というのを参照できます。
Oracle Analytics Cloudで利用できる変数には、複数の異なるタイプの変数があり
セッション変数、リポジトリ変数、プレゼンテーション変数、リクエスト変数およびグローバル変数と読んでいます。

システム・セッション変数

ログインしているユーザー名を表示するためにはセッション変数を利用します。
セッション変数はユーザーがOACにサインインするとセットされます。
ユーザーがブラウザを閉じるかサインアウトするまで保持されます。

Answersの分析にログインしているユーザー名を表示する

右上部の「・・・(縦)」をクリックし、メニューから"クラシック・ホームを開く"をクリックします。
image.png

保存している分析を開きます。上部メニュー(グローバルヘッダーと呼んでいる)のカタログをクリックします。共有フォルダの左▲アイコンをクリックしフォルダを展開、分析を保存したフォルダをクリックします。tutorial1フォルダをクリックし、保存している分析が表示されたら、編集をクリックします。
{5DB2ECAB-E045-4E79-BEA6-90E21F38D16E}.tmp.png

ユーザー名を表示する場所として"テキスト"ビューを追加します。
結果タブで、上部リボンメニューの"新規ビュー"をクリックし、その他のビューの▲をクリック、静的テキストをクリックします。
image.png

下部に"静的テキスト"が追加されます。タイトルと表、グラフの間に配置します。ドラッグして、タイトルと表、グラフの間にもっていくと青の太線が表示されますので、ドロップします。
image.png

"静的テキスト"を編集します。
"静的テキスト"の枠の右の"ビューの編集"アイコンをクリックします。
image.png

静的テキストに、システム・セッション変数を入力します。変数を指定する際は@{biServer.variables['NQ_SESSION.<変数名>']}と入力します。ユーザー名は USER です。
{5DB2ECAB-E045-4E79-BEA6-90E21F38D16E}.tmp.png

静的テキストを適宜編集します。編集後、"完了"をクリックします。
image.png

中央に配置されますので、左寄せします。静的テキストの右、"コンテナのフォーマット"アイコンをクリックします。
{5DB2ECAB-E045-4E79-BEA6-90E21F38D16E}.tmp.png

水平方向の位置合せの▲をクリック、"左"を選択し、OKをクリックします。
image.png

Answersの分析にログインしているユーザー名が表示されました。保存します。
{5DB2ECAB-E045-4E79-BEA6-90E21F38D16E}.tmp.png

Dashboardページにログインしているユーザー名を表示する

OAC Classicでダッシュボードを開きます。
image.png

右上部歯車アイコンをクリック、"ダッシュボードの編集"をクリックします。
{5DB2ECAB-E045-4E79-BEA6-90E21F38D16E}.tmp.png

左のダッシュボードオブジェクトから"テキスト"をドラッグし、ダッシュボードページの上にドロップします。
image.png

配置した"テキスト"の枠で右上部にマウスカーソルを移動するとプロパティアイコンが表示されますのでクリックします。
image.png

テキストを入力します。システム・セッション変数を使いユーザー名をセットします。OKをクリックします。@{biServer.variables['NQ_SESSION.USER']}
image.png

右上部、"保存"アイコンをクリックし、保存済と表示されたら、"実行"アイコンをクリックします。
image.png

ダッシュボードページに、ログインしているユーザー名が表示されました。
{5DB2ECAB-E045-4E79-BEA6-90E21F38D16E}.tmp.png

Answersの分析やダッシュボードページに"テキスト"をつかって、システム・セッション変数をつかってユーザー名を表示する方法を紹介しました。同様に"テキスト"以外にも、タイトル、表、ピボット、グラフに配置されている列でもシステム・セッション変数をつかうこともできます。

保存時の権限エラーについて

AnswersやDashboardの保存時に、
「・・・、HTMLマークアップを含むレポートまたはダッシュボード・ページを保存する権限が現在ありません。このHTMLは、列見出し、表見出し、テキスト・ビュー、ティッカ・ビュー、ナレーティブ・ビュー、印刷ヘッダーまたは印刷フッターに存在する可能性があり、保存前に除去する必要があります。」とエラー表示される場合は、
{5DB2ECAB-E045-4E79-BEA6-90E21F38D16E}.tmp.png

コンソール - システム設定で、Securityのところの"Allow HTML/JavaScript/CSS Content"を"Always"に変更します。
image.png

変更後、スクロールバーを最上部に移動します。"Apply"をクリックします。
image.png

反映までに時間がかかりますので、サインアウト後、数分~十数分後に再度ログインします。

以上

参考文献

この記事は以下を参考にして執筆しました。

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