#はじめに
iPhoneでPython + OpenCVができるというのを読んで、やってみることにしました。環境構築は@yamamido0268さんの記事
を参考にしました。
使用するのは手持ちのiPhone SE2です。今となってはもう古い機種ですが、2つの高性能CPUコアと4つの高効率CPUコア、GPUは4コア、Neural Engineは8コアを備えた、立派なコンピュータです。(Appleの公式情報ではありません)。OSは由緒正しいバークレーUNIXの末裔です。ひと昔前は、こんなスペックのワークステーションは大学か大企業の研究室にしかなかったんですよねえ。
#準備
PytoをApp Storeからダウンロードします。これを書いている時点(2022/2/12)では¥1200でした。
起動して新しいディレクトリを作り、そこを作業ディレクトリとします。
CreateメニューからBlankで空のファイルを作り、前回の記事でMacで使ったコードをメモ帳経由でコピペします。
前回の記事
作業ディレクトリに実験用ビットマップをコピーしておきます。このディレクトリがコード実行時のカレントディレクトリになります。これまでの実験で使ってきた1920 x 1200約230万画素のグレースケールのBMPファイルです。
画面右上の実行ボタンで実行開始します。
#実行
#1.2ミリ秒!
速っ!
( Д ) ゚ ゚
これってWindowsでCore-i5@2.6GHzを使ってやったときの3倍近く速く、M1 Mac(2020)の時の半分の速度です。
以下、結果画像の一部を拡大したものです。しっかりBlurしてますよね。
いやもう、驚愕のひとことです。
OpenCVを開発しているみなさんありがとう。
Pytoの開発者さんありがとう。
Appleさんありがとう。
Jobsさんありがとう。