EOLになったPostgreSQLをyumでインストールする
大人の事情でEOLになったPostgreSQLを入れたくなったとき、ソースからビルドするしか無いと思っていたけどちゃんとrepositoryが用意されていましたよ、という話
めっちゃハマりました
要するに
の下にあるArchived repositoriesを参照して自分のほしいバージョンのrepositoryの設定を作れば解決です
あとepel-release
やcentos-release-scl
も必要かも
どういうこと?
PGDGはEOLになったバージョンを公式から削除しているけど、EOLなバージョンをArchiveしたRepostioryを別途用意しているので、使いたければそちらを使ってね、というスタンスの模様
以下は具体的なステップ例
1. レポジトリ設定の追加
上のリンクで紹介されている例はこんなの
cat << EOF > /etc/yum.repos.d/pgdg-11.repo
[pgdg11-archive]
name=PostgreSQL 11 RPMs for RHEL/Rocky Linux/AlmaLinux 8
baseurl=https://yum-archive.postgresql.org/11/redhat/rhel-8-x86_64
enabled=1
gpgcheck=1
gpgkey=https://yum.postgresql.org/keys/PGDG-RPM-GPG-KEY-RHEL
EOF
これはPostgreSQL11をHEL/Rocky Linux/AlmaLinux 8にインストールしたいときの例
repository名がpgdg11-archiveとしてインストールされます
OSの種類によってgpgkeyが違ったりするので注意
認識されてるか見たいときは
yum repolist all
2. インストール
これでもうインストールできると思いますが、別途epelやscloが必要となるかもしれないです。その場合はこんな感じ
yum install centos-release-scl epel-release
なにかの事情でdisabledになってたらpostgresqlのインストール時にenablerepoで有効にしてやればいいです
yum install postgresql11 --enablerepo=epel,centos-sclo-sclo