タイトル通り、pyenvを使って任意のPythonバージョンをインストールし、使いたいランタイムに応じて切り替える方法を紹介します。
環境は Mac です。
本記事執筆時点では AWS SAM が Python 3.9 に対応していなかったので、Python 3.8 をインストールしようと思いまとめます。
Homebrew を用いて pyenv をまずはインストールします。
$ brew install pyenv
インストールが終わったら pyenv でインストールできる Python バージョンを確認します。
(予め指定したいバージョンがわかっているならば必要ありません)
$ pyenv install -l
今回は Python 3.8.8 をインストールしたいので、その場合は次のようにターミナルに入力します。
$ pyenv install 3.8.8
インストールしたら、次のコマンドでデフォルトの Python バージョンを切り替えます。
※もし切り替わらない場合は一回ターミナルを再起動してみましょう。
$ pyenv global 3.8.8
$ python --version
Python 3.8.8
これでインストールした Python 3.8.8 に切り替えることができました。
ついでに Python 3.7 系もインストールしておきます。
$ pyenv install 3.7.10
ここで、複数のバージョンを pyenv でインストールした時の切り替え方を紹介します。
次のコマンドでインストールしたバージョンを確認できます。
~ $ pyenv versions
system
3.7.10
* 3.8.8 (set by /Users/yourname/.pyenv/version)
上記の中でアスタリスクがついているバージョンが、現在使われている Python のバージョンということを表しています。
切り替えるには pyenv global コマンドを使います。
$ pyenv global 3.7.10
$ python -V
Python 3.7.10
指定したバージョンに切り替わったことを確認できました。