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UnityのiPhoneX対応案

Last updated at Posted at 2017-09-19

以下はUnity2017.1.1f1Xcode9.0GMで確認しています。

前置き

iPhoneXの対応がめんどくさそう
https://developer.apple.com/ios/human-interface-guidelines/overview/whats-new/

やりたいこと

Unity側でいちいち対応するのは面倒なので、Unityの描画領域を変更して、
iPhoneXの場合は上下に余白を持たせれば良いのでは?という案。

iPhone 8 iPhoneX before iPhoneX after
iphonex8p.png iphonex1.png iphonex2.png

iPhoneX beforeの画像は、iPhone 8の画像と同じコードをそのまま実行したものです。
どう表示されるかはもちろんUnityでの実装によりますが、このサンプルの場合は
画面上部に合わせてテキストを表示しているので、iPhoneXの凹部に隠れてしまっています。

iPhoneX afterの画像は、Unityの描画領域を上50pt、下40pt短くし、余白部分に画像を設定しています。
ついでにステータスバーも表示しています。

ソース

GitHubに上げました。
https://github.com/tkyaji/UnityIPhoneXSupport

UnityIPhoneXSupport.unitypackage をインポートすると、
PostProcessBuildでビルド時にUnityのソースを書き換えて、余白を設定するようになります。

余白のサイズと色、または画像を定数で指定できます。

やってること

1. iPhoneXの場合、ステータスバーを表示する

iPhoneXではステータスバーの非表示は非推奨とのことなので、表示するようにします。

UnityのPlayerSettingsで、Status Ber Hiddenが設定されている場合のみ以下の処理を行います。

  • Info.plistの設定を、ステータスバー表示とする
  • UnityViewControllerBaseiOS.mmを書き換え、iPhoneXの場合は表示、それ以外は非表示とする

2. UnityのViewサイズを変更する

UnityAppController.mmUnityView.mmを書き換え、UIWindowUIViewのサイズをそれぞれ変更します。
高さを90pt短くし、Windowの位置を50pt下げています。
これで上50pt、下40ptの余白ができます。
上下余白部分にUIViewをそれぞれ設定し、色を設定します。
さらに画像がある場合はUIImageViewaddSubViewします。

備考

  • シミュレータで少し確認しただけなので、もしかしたら色々問題があるかもしれません。使用する場合は自己責任でお願いします。
  • iPhoneXのSafe Areaは左右にも余白があるため、ちゃんとやるなら左右にも気を使う必要がありそうです
  • 余白部分がただの黒帯とかだと、そのせいでリジェクトになる可能性があるかもしれません
  • iPhoneXかどうかは画面アスペクト比でざっくり判定しています
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