OCIイベント通知の内容を見やすくする

概要

Oracle Cloud Infrastructure（OCI）の監視機能としてモニタリングやイベント等があり、あらかじめ設定したメールIDやSlack等の通知先に通知することができます。
モニタリングについては通知内容は情報を見やすくフォーマットする機能がありますが、イベントについてはJSON形式の内容をそのまま送信します。
今回はSlackに送付するイベント通知内容をFunctionsで処理して見やすくしました。

Functions作成

OCIのAlarmをLINE Notifyを利用して通知を参考にFunctionsを作成します。
コードは以下のように作成しました。

• OCIイベントが作成するJSONを読み込み、必要な要素を抽出して通知テキストを作成しました。今回はブロックボリュームバックアップ作成イベント情報から日付やボリューム名等の情報を抽出しています
• 送信元をわかりやすくするためユーザー名や絵文字を追加しています
• これらの情報を事前に取得したSlackのWebhook URLにPostします

func.py

import io
import json
import logging
import requests

def handler(ctx, data: io.BytesIO = None):
    try:
        body = json.loads(data.getvalue())
        text =  "eventType: " + body["eventType"] + "\n" \
                + "eventTime: " + body["eventTime"] + "\n" \
                + "volumeName: " + body["data"]["additionalDetails"]["volumeName"] + "\n" \
                + "status: " + body["data"]["additionalDetails"]["status"]
       
        data = json.dumps({
           "text": text,
           "icon_emoji" : ":cloud:",
           "username" : "OCI Events"
        })

        requests.post('https://hooks.slack.com/services/.....', data=data)

    except Exception as e:
        print('ERROR: bad Event!', flush=True)
        raise

func.yaml

schema_version: 20180708
name: event2slack
version: 0.0.3
runtime: python
build_image: fnproject/python:3.11-dev
run_image: fnproject/python:3.11
entrypoint: /python/bin/fdk /function/func.py handler
memory: 256

requirements.txt

fdk>=0.1.75
requests

イベントのアクションに追加

通知したいイベントのアクションに以下のいずれかを登録します

• アクションタイプ：ファンクションで作成したFunctionsを登録
• アクションタイプ：通知でトピックにFunctionsを登録

結果

イベント結果のJSONをそのままNotoficationsでSlackに送信した場合とFunctionsで見やすくしてSlackに送信した場合の比較です。

NotoficationsでSlackに送信した場合

Functionsで見やすくしてSlackに送信した場合