概要
オンプレ~クラウド間だけでなくクラウド間でも業務連携することが多くなりました
当記事ではAWS、Azure、OCIの3クラウド間におけるインターネット疎通計測を実施し、通信の可用性を確認しています
構成
以下の3クラウドの東京リージョンにVMを作成してVM間通信を計測しました
- 最小構成のVM
- Libreswanを導入して対向にIPSecVPN接続
- OCI内に計測用サーバーを設置
Tracerouteで確認すると他組織のCIDRをホップすることなく通信されているので、インターネットではありますが管理されたネットワーク内で通信されていることがわかります

[Whois情報をもとにしたクラウド間インターネット概念図]
計測方法
以下の方法で計測を1か月間行いました
- AWS~Azure間
- Amazon EC2から10秒間隔でAzure VM宛pingを実行
- AWS~OCI間
- 計測サーバーから約10秒間隔でAmazon EC2宛pingを実行
計測サーバー~OCI VM間のRTTを差し引き、数値を算出
- 計測サーバーから約10秒間隔でAmazon EC2宛pingを実行
- Azure~OCI間
- 計測サーバーから約10秒間隔でAzure VM宛pingを実行
計測サーバー~OCI VM間のRTTを差し引き、数値を算出
- 計測サーバーから約10秒間隔でAzure VM宛pingを実行
計測結果
2026/1/1~31までの計測結果です
- ping生成元(=監視サーバー)の違いによって若干ping失敗回数に差が出ています
- Ping実行サーバーのスペックが限定的であること、およびクラウドエージェントその他ツールによる負荷の影響からか、1日1回程度の頻度でRTTが増大する傾向が見られます
- 全体的には安定かつ低遅延の通信結果と考えられます
| AWS~Azure | AWS~OCI | Azure~OCI | |
|---|---|---|---|
| 実施回数 | 259,912 | 298,394 | 298,376 |
| 失敗回数 | 8 | 132 | 151 |
| 失敗率 | 0.003% | 0.04% | 0.05% |
| 平均 | 2.97ms | 3.74ms | 2.78ms |
| 中央値 | 2.86ms | 3ms | 2ms |


