3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Windowsの実務経験しかない医療系SEが、Linuxサーバを立ててPython製WEBサービスを公開してみた

Posted at

私はとある地方都市で、人材派遣会社の正社員として働いています。
基本的には、客先病院に常駐し、その病院の電子カルテや業務システムの運用保守をしています。

WindowsのサーバやVisual basic6.0、FileMakerなどを保守する機会はあるのですが、
ゼロからシステム開発をした経験はありません。
2020年、コロナウイルスの蔓延により、自宅で過ごす時間が増えました。
そんななか、以前から興味を持っていたPythonを学習することにしました。

勉強を始めて数か月後、ようやくDjangoというPythonフレームワークを利用したWEBサービスが公開できました。

medicareless_page.jpg

おもに、病院や医療に関するインシデントやハッカー被害、不正問題などの海外ニュースを紹介するサイトです。(まだまだ細かい機能が実装できていませんが、メイン機能は動いているので、いちおう完成ということで汗)

どうせ知識ゼロからPythonを触るのなら、いっそのこと載せるサーバやフレームワークなども未経験のものを試してみようと思い、最終的に、この図のような構成となりました。

MedicarelessInfo概要図.jpg

主な環境は、以下のとおり。
① Centos8 :   Conoha VPSのレンタルサーバ
② Python3.6.8 : Centos8にインストール
③ Django3.0.8 : PythonのWEBフレームワーク
SQLite :    Django搭載のデータベース言語
HTML :     WEB用テキスト言語
CSS :     スタイルシート
BootStrap4 :  デザイン用フレームワーク
④ Lets Encrypt : SSL証明書サービス
⑤ uWSGI・Gunicorn : WEBサーバゲートウェイ
⑥ Nginx :    WEBサーバ
⑦ クライアント : マルチプラットフォーム対応
⑧ 管理者PC :   各種開発環境
⑨ Bitbucket :   開発環境を本番環境へデプロイ

参考にした書籍です。

20200926082623.jpg

自習課題として始めたこのWEBサービス、デプロイにこぎつけるまでが本当に大変でした・・・。

これまでWindows ServerやVB、.Net関連の技術しか触っておらず、しかも既存パッケージの保守運用だから、ほとんどプログラミングを実務ですることがありませんでした(もちろんPythonは全く業務で触りません)。

Djangoフレームワークのエラーではまるのはもちろん、デプロイする前のNginxのエラーやGunicornのエラーなども相当に厄介で、それによって土日祝日がどれだけ潰れたかわかりません。

それでも、Linux系OSを経験できたこと、Pythonという未知のプログラミング言語を学び、ひとつの作品として公開するまでこぎつけたこと、NginxやGunicornなどのバックエンド、HTMLやCSS、BootstrapなどのフロントエンドなどのWEB技術の全体が俯瞰できたことは、自分にとって大きな収穫でした。

ただ、今の業務にすぐ活かせるかというと全くそんなことはなく、せいぜいコマンドプロンプトへの苦手意識が薄れたぐらいですが・・・。

ひとまず今回のWEBサービス公開ノウハウを糧に、また別のレンタルサーバを借りて、また新たなWEBサービスを作ってみたいと思います。今度はubunntluにしようか、Windows Serverにしようか、思案中です。

3
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?