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(備忘) ラズパイ5で自宅サーバを作ってみる 準備編

Last updated at Posted at 2025-03-31

はじめに

今回はラズパイでサーバ構築をしてみた備忘録です
この記事ではOSや各種アプリのインストール、SSH接続の設定手順を載せています

使用したのはこちらです

さすがに基盤むき出しで置いとくわけにもいかないので、ケースも用意しました

こんなかんじになりました
PXL_20250331_142210753.MP.jpg

起動してみる

まずは起動してみます
電源:USB
映像出力:mirco HDMI

起動しました!
DSC_0517.JPG

ですがOSを入れていないのでこれ以上画面は変わりません。
なので次はOSを入れていきます

OSのインストール

Raspberry Pi ImagerというソフトからOSをmicroSDカードへ書き込みます

ソフトを起動したらデバイス、OS、ストレージを選択してきます。
今回は以下を選択しました。
デバイス:Raspberry Pi 5
OS:Raspberry Pi OS (64-bit)
ストレージ:microSDカードを選択
image.png

次へを押すと、設定の確認ウィンドウが出てくるので設定を編集します。
image.png

とりあえずユーザ名、パスワード、ロケール設定を追加しました。
image.png

microSDカードのデータが削除される警告が表示されるのではいを選択
image.png

書き込みが完了しました!ではこのSDカードを差してもう一度起動してみます。
image.png

無事立ち上がりました!
DSC_0518.JPG

初期設定

OSが起動してデスクトップがでてきたら、まずは日本語化しようと思います。
Raspberry Pi Configuration > Localisationから設定を変更していきます
Language:ja (Japanese)
Country:JP (Japan)
Character Set:UTF-8

・・・とここでスクリーンショットを撮影しようとしたところ、真っ黒の画像が撮影されてしまったので、次にスクリーンショットの設定をしていこうと思います。
撮影には「scrot」コマンドを使用していましたが、どうやらRaspberry Pi 5ではウィンドウマネージャーがWaylandを使用している影響で画面が黒くなってしまうようです。
なので、今回は別のソフトをインストールしようと思います。
インストールするのは「gnome-screenshot」です。以下コマンドでインストールします。

$ sudo apt install gnome-screenshot

インストールしたので実行したところなぜか撮影できないエラー、、、
ターミナルで実行すると「Unable to use GNOME Shell's builtin screenshot interface, resorting to fallback X11」とのこと
色々調べましたが、最終的にはX11に切り替えることで対応できました。。
手順はこちらが参考になりました。

各種インストール・設定

次にサーバーとして使うために諸々設定をしていきます。

Apacheインストール

sudo apt install apache2

インストールできたか確認

sudo systemctl status apache2

apache_install.png

動作していることが確認できたら、ブラウザでアクセスしてみる
IPアドレスを確認して192.168.xxx.xxxのIPアドレスをブラウザで入力

hostname -I

アクセス成功!
apache_webaccess_success.png

rootパスワード変更

$ sudo passwd root

このコマンドを実行した後に新しいパスワードを入力して設定します

ファイアウォール設定

まずはファイアウォールをインストールします

$ sudo apt install ufw

インストールできたか確認

$ sudo ufw status

以下の出力になっていればOK

Status: inactive

すべての接続を拒否する設定

$ sudo ufw default deny

一旦ローカルからの接続のみ許可するので、以下コマンドを実行

$ sudo ufw allow from 192.168.xxx.0/24 to any port 22
$ sudo ufw allow from 192.168.xxx.0/24 to any port 80

設定したら、ファイアウォールを有効化

sudo ufw enable

設定が2行出力されていればOK

To                      Action       From
--                      ------       ----
22                      ALLOW        192.168.xxx.0/24
80                      ALLOW        192.168.xxx.0/24

ネットワーク内の他のブラウザからアクセスしてみる

ブラウザで192.168.xxx.xxxにアクセスすると、以下の画面が表示できました。
image.png

SSH接続の設定

SSHの有効化

以下コマンドで設定画面を開いて設定を進める

sudo raspi-config

「3 Interface Options」を選択
2025-03-31-054455_1920x1080_scrot.png

「I1 SSH」を選択
2025-03-31-054601_1920x1080_scrot.png

SSHサーバーを有効にするか聞かれるので、はいを選択
2025-03-31-054643_1920x1080_scrot.png

設定完了
2025-03-31-054653_1920x1080_scrot.png

最初の画面に戻るので「Finish」を選択
2025-03-31-054704_1920x1080_scrot.png

公開鍵認証にする

まず接続元のPCで以下コマンドを入力(今回はwindows環境で実施)

$ ssh-keygen -t rsa -b 4096

C:\Users\ユーザ名.ssh配下にid_rsaとid_rsa.pubが作成される

作成できたらscpコマンドでラズパイにファイルを送信

$ cd <.sshフォルダのパス>
$ ./id_rsa.pub <ラズパイのユーザ名>@<ラズパイのIPアドレス>:~/

※パスワードが要求されるので、OS書き込み時に設定したパスワードを入力

ファイルが送信できたら、ラズパイ側で以下コマンドを入力して公開鍵を登録する

$ cd ~
$ mkdir .ssh
$ cat id_rsa.pub >> .ssh/authorized_keys
$ chmod 700 .ssh
$ chmod 600 .ssh/authorized_keys

設定ファイルを修正して公開鍵認証を有効化

$ sudo vi /etc/ssh/sshd_config

以下の行のコメントアウトを削除

PubkeyAuthentication yes
AuthorizedKeysFile .ssh/authorized_keys .ssh/authorized_keys2

最後に再起動

$ sudo shutdown -r now

これで設定完了!
TeraTermで接続できるか確認

接続できた!
image.png

今回はここまで

次回はサーバ上にアプリを配置するところまでやってみたいと思います。
ここまでできたら色々なことができそうなので、何をするか悩みますね。。。

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