■ Supabase や Firebase とは?
アプリケーションを開発する上で、バックエンドの機能(認証、DB、ストレージなど)を簡単に構築出来るサービスです。
これらを mBaaS(Mobile Backend as a Service)と言います。
又、Supabase は 2024年4月15日に一般提供(GA)を開始しました。(画像は Supabase の中の方、タイラーさんのツイート)
私は Firebase を少し触ってましたが、これを機に Supabase を触ってみようと思いざっくり比較してみました。
■ Supabase と Firebase の比較
データ構造の違い
- Firebase:NoSQL を使用しているため、柔軟なデータ構造が特徴
- Supebase:PostgreSQL を使用しているため、複雑なデータ処理(クエリ)でも対応可能
料金体系の違い (Freeプランを除く)
- Firebase:従量課金制
- Supebase:定額制
機能の違い (PUSH通知)
Firebase:提供している
Supebase:提供していない(但し、iOS に送るには APNs、Android に送るには FCM を経由すれば出来るみたい(未検証))
開発元の違い
- Supebase:OSS
- Firebase:Google
分析に関して
Firebase:Google Analytics があるから優勝では?
Supebase:独自の分析機能は提供していない
検索
- Firebase:苦手
- Supebase:得意(PostgreSQL(RDSベース)なため、複雑な検索も問題なし)
■ まとめ
個人的には、データ構造と料金体系の違いが特に大きいかな。と思いました。
ミニマムな個人開発なら Firebase、中規模あるいは商用アプリなら Supebase という立ち位置が良いのかな。
規模(プロダクト)が大きくなればなるほどコストも気になりますし、複雑なデータ検索もするとなった場合 Supebase の方が優勢な気がします。
まだ実際に Supabase をゴリゴリ触っている訳ではないので、これから色々触ってみようと思います。
終わり。