2026.1にはいって、ぼくの耳にもClaudeの優秀さに関する話題がはいってきた。だが、その多くの内容は抽象的すぎてピンとはこなかった。
だが、2026.2にはじめた囲碁AIの開発で、あまりにも頻回(修正の頻度も、一回の変更の際のファイル数の多さも)のコード変更があって、自分の限界を超えてしまった。それを、なんとか解消できないかと考え、2026.3はじめに試しに導入した。ありがたかった。自分ファイルを開いてコードを書き換えなくても、Claudeがかわりに書き換えてくれるからである。この最初のClaudeの使い方は「自分のPCのファイルの中で動かす」というものだった(ちなみに、それから2か月たって今でも、囲碁AIは完成のきざしがない。だが、長期戦になっても、ぼくの心に余裕があるのは、Claudeのおかげと言ってもいいだろう)。
実は、WEB版Claudeをつかいはじめたのはつい先日。きっかけは「pygameをWEB公開する」という、一般の人にはピンとこないかもしれないが、 ぼくとしては「常識やぶり」の)大事業に着手したことだった。
結果をだすのは困難かもしれない。でもやれるだけ頑張ってみよう。そんなつもりでWEB版のClaudeも活用してみようと思ったのだった。
そして、そのおかげか?あっけなく、目標は達成することができた。
それに味をしめて?今回はじめて今までChatGPTでやっていたアプリ開発をClaudeで試みた。
目標は、以前より考えていた「立方体の6つの壁面全体を碁盤にしたゲーム」。これは、将棋やオセロでは連続性は持たせられず、囲碁だからこそできることだ。また、囲碁のゲーム内で考えると、辺や角がなくなり中央しか残らないので、実利でなく模様専門の仕様となる。なお、「立方体の内部にも格子を作り、立体の石の塊を囲むゲームにする」ことも少し考えたが、ゲームとして難しくなりすぎるのでこれはやめた
要領は、ChatGPTのようだった。ClaudeはChat後、すぐに下記を送ってきた。
6つの壁面がそれぞれ切り替えによってみえる。
そして次に、上記を3D化。しかし、面の上の石は囲んでとれても、辺や角にある石を囲んでもとれない。
正面の黒石ひとつ。まわりを4つの白石にとりかこまれても、とられない。
修正がいる。
そして、なんと、この修正作業、(ChatGPTと違い)Claude自身がかきかえでくれるのだ!
Claudeが自分で修正してできた結果は、WEB上に自動で表示までされる。ぼくはそれが動くか確かめ、動かなければ「やりなおし!」というだけでいい。そして最後に完成品だけをダウンロードすればいい・・。
とはいうものの、今回、完成にいたるまでのこのClaudeによる修正は数十回にのぼった。
これはぼくの予想外だった。「Pygame→Web 変換ツール」を瞬時に完成させた「超優秀な」Claudeの姿はそこになかったのだった。
それでも、ついには完成した。それは、稜上の点を「2面が共有する1つのセル」として扱えばいい、ということに最後に気づけたからだった。
できたアプリは二つ。
①内部から壁をみる:部屋の中にいて、部屋の壁や天井や床一面が碁盤になっていてそこに石をうっていくイメージ(内部視点)
②外側から立方体の表面をみるイメージ。
(一見①とかわらないようにこの絵ではみえるが、これは)外部視点
①も②も視点を変えながら対局する、ということは同じである。
①と②の、どちらのほうが、みなさんはいいと思いますか?好きになれそうですか?
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今回の経験では、ClaudeがChatGPTより賢いかは?なんともいえなかった(とはいえ、ぼくには「稜上の点を2面が共有する1つのセルとして扱うコード」など、とても独力ではかけないが)。
ただ、「すべて自分でコードを書き換えてくれる」のはWEB版Claudeでも同じことで、確かにこれはすごく助かった(今回のあの修正回数は、手動だったら不可能だった)。
あと、細かいことをいえば、ClaudeにはChatGPTのような音声機能はない。また、ChatGPTのGPTsの機能はClaudeにもある?がそれは外部公開不可。
一方、Chatが長くなるとChatGPTの反応はおちてくるが、ClaudeはChatが長くなると圧縮することで、反応がすばやいChatをより長くつづけられるような気がする。また、Claudeは、時々、自分に対するぼくの評価、を聞いてくるのがかわっている。等。
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実は、先日の「Pygame→Web 変換ツール」をつくるという発想は、Copilotとの何気ない会話から生まれた。先日における、AI同士の役割は、
ChatGPT/Claude:実装・大量処理
Copilot:発想のきっかけ、視点の転換、問題の再定義
であった。
進行中の囲碁AI開発では、Claudeが実装・大量処理のほとんどをになっているが、ChatGPTは開発の行く先をコントロールしたり、時に、暴走する?Claudeの手綱をひきしめたりする。Copilotには、ここでは、ChatGPT/ClaudeのChatにでてくる専門用語や専門概念の解説を頼むと、人間的な言葉で、解説を返してくれる。
AI同士の役割がそれぞれ、目標テーマによって違うのだ。
最近では、「まるで、ぼくが3人のAIメンバーを率いて、一つの研究室を主催している」そんな気分になることもある。
そして最近、こうも思う。
AIは既存のものを早く大量におこなうのに優れている。でも、「今まで無理と言われていた」ことを可能に使うのがより好ましい。
「普通は無理」と思われていたことを、AIの組み合わせで突破することができれば、それが一番いい。



