1. はじめに
エンジニアと言えば不規則な生活。
睡眠・食事・適度な運動、どれも不足し易くなります。
今回は運動不足を解消する為に始めたラジオ体操について書いてみます。
運動不足解消の代表例と言えば「筋トレ」「ランニング」ですね。
でも夜は帰宅しても疲れて寝てしまうし、ランニングの時間もなかなか取れなかったりします。
日頃の運動不足を解消する為に、朝になると自動的にラジオ体操が流れるようにしてみます。
2. 毎朝ラジオ体操をやるために
ラジオ体操はNHKラジオ#1で朝6:30から放送されています。
私はラジオを持っていないので、ラジオ的な機能のものから流すことにします。手元にあるのは使い余している Google Home mini... この子を使わない手はない!!
Google Home はラジコ(ネット経由でラジオを受信するサービス)に対応しているので、「OK Google, NHKラジオが聞きたい」と話しかければ NHK を流してくれます。
こんな感じにスマートフォンに発話させ、毎朝ラジコを起動するようにします。
3. 環境
・Google Home mini
・Androidスマートフォン
4. 利用アプリ/ツール
- Sound of Text (テキストをmp3保存)
- スマートアラームFree(目覚ましアプリ)
5. 実装
次の順番で行います。
- Google Home へ指示を出す音声の用意
- 目覚ましアプリに音声と時間を設定
5.1. Google Home へ指示を出す音声の準備
Google Home に指示したい内容は次の2つです。
- 音量調整 (意図せずミュート状態になってる時があるので)
- NHKラジオ#1を流す
Google Home は本人じゃない音声でも動いてくれたりするので、今回は Sound of Text というサイトで作成した音声を利用しました。
https://soundoftext.com/
このサイトで、Google Home にやって欲しいことを入力して、mp3に保存します。
ページを開いたら、言語(Language)を「Japanese(Japan)」にして、次のテキストを入力します。
ねぇグーグル。。音量を3にして。。。。。。。。。。。ねぇグーグル。。NHKラジオが聞きたい。
[Submit]を実行し、入力フォームの直下に出てきた Download リンクを選択して、音声を保存します。
5.2. 目覚ましアプリに時間と音声を設定
次に、目覚ましアプリで保存した音声を流す為に、次のことを行います。
- 音声ファイルを Android 内部ストレージの /Alarms フォルダに移動する。
- 目覚ましアプリで、目的の音声ファイルを選択して、アラーム時間を設定する。
ファイルの移動はファイラを利用して行います。
参考までに私が普段しようしているファイルマネージャです。
多分 /Download あたりに保存されていると思うので、そこから /Alarms フォルダに移動します。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.asus.filemanager&hl=ja
次に目覚ましアプリをインストールします。
今回の用を足すシンプルそうな目覚まし時計を探して、「スマートアラーム Free」を使うことにしました。
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.tanyu.SmartAlarmFree&hl=ja
※ Android 標準の目覚まし時計は、音声ファイルをループ再生してしまうので使えませんでした。
スマートアラーム Free の設定値
スマートアラームを起動したら、次のような設定でアラームを追加します。
- 時刻: 6:25
- 繰り返し: 毎日
- アラーム名: ラジオ体操起動
- アラーム音: (先ほど/Alarmsフォルダに移動したmp3ファイル)
- 音量: 100% (Google Home に届く音量の範囲で適当に設定する)
- マナーモード時の音量: アラーム音を鳴らす
- アラーム鳴動時間: アラーム音(曲)が終わるまで
- スヌーズを有効にする: しない
6. 実行してみる
試しに動かした結果を動画にしてみました。
Google Home にラジオを流させる pic.twitter.com/djhXwRIP8T
— tkmry (@tkmryy) 2018年2月25日
こんな感じでラジオが始まるので、指定の時間に流せばラジオ体操が流れます。
7. おわりに
1週間ほどやってみましたが、朝体を動かすのって、結構ダルいですね。
でも朝にラジオ体操をしてみると、日中帯よりも家に帰ってきてから、少しだけ家事に手を付けられるようになった気がします。
あと、たまにラジオ体操を起動してくれない時がありました。
音量の関係上、音が遠いのかも知れないので、Google Home の近くにスマートフォンを置いて寝るようにしています。
本当はより技術的な方法で実現したかったのですが、上手い方法が見つからなかったので、とりあえず動くものとして、超絶雑な方法で Google Home にラジオ体操を流させました。
実は SDK に今回の要件を満たすものがあるよとか、
ラズパイ等からこういった通信すれば上手くできるよ、
などの情報があれば、コメント等に追記してくれると嬉しいです。
あと、やってる事はGoogle Home限定的な方法ではないので、
Alexa等でも同じ方法で出来るんじゃないかなぁ、と思います。
参考
・ファイルマネージャー
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.asus.filemanager&hl=ja
・スマートアラーム Free
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.tanyu.SmartAlarmFree&hl=ja
・Sount of Text
https://soundoftext.com/
・ツイッターに投稿されている動画をQiitaの記事中にインライン展開 - Qiita
https://qiita.com/teruroom/items/edb07c1b784ba76f6c0a
参照
記事内で使用している「いらすとや」さんの素材
http://www.irasutoya.com/2013/06/blog-post_945.html
http://www.irasutoya.com/2012/03/blog-post_5475.html
http://www.irasutoya.com/2017/01/blog-post_88.html
http://www.irasutoya.com/2013/01/blog-post_1831.html
http://www.irasutoya.com/2017/06/blog-post_301.html
http://www.irasutoya.com/2014/04/blog-post_2419.html
追記(2018/4/3)
急に朝のラジオ体操が流れなくなりました。
どうやら、以下の通り、NHKラジオ第一は一部地域に限定して2017年末まで実験的に radiko で配信していただけでした。
radikoがNHKラジオ配信開始、発揮されるその存在感 スマートスピーカーの普及と共に音声メディアは進化する | IoT Today - IoT(Internet of Things)の最新ニュースや企業&ベンチャー事例(ケーススタディ)をほぼ毎日掲載 -
ただし他にも調べて見ると、2018/4/12 からは全国区域で追加実験で配信するとの情報がありました。
NHKラジオのradiko.jp配信、4月12日正午から全国へ拡大 - AV Watch