1. はじめに
今回は、ペンテスト(攻撃側)未経験の「おじさん」である私が、先日、弊社の資格取得制度を利用して eJPTv2 (eLearnSecurity Junior Penetration Tester v2) に合格するまでの道のりを共有したいと思います。
「セキュリティに興味はあるけど、今からじゃ遅いかな…」
「英語の試験だし、実技試験なんてハードルが高すぎる…」
そんな風に思っている同世代の仲間や、未経験からセキュリティ業界へ転職した直後の方の背中を、少しでも押せれば幸いです。
2. 受験時のスペック
まずは私のスタート地点です。「おじさん」と自称していますが、業界的には脂が乗り切っていないといけない年頃です。
- 年齢: 33歳 エンジニア歴3年
- 特技 アルコールインジェクションによる飲み会翌日の 可用性(Availability)に対するDoS攻撃
- 英語力: 翻訳ソフト(没入型翻訳)がマブダチ。
- セキュリティ知識: SOC(Security Operation Center)の経験は1-2年ほどありますが、ログを見るのがメイン。攻撃手法に関しては独学でちょろちょろとからのスタートです。
- Linux経験: LinuC Level 1 は持っていますが、実務でバリバリ触っているわけではなく、コマンド操作にはリハビリが必要なレベル。
3. なぜeJPTv2を受けたのか
有名なOSCPやCEHではなく、なぜeJPTv2を選んだのか。理由は非常に現実的です。
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お財布事情
CEHやOSCPは受講費用が高額です。一時的とはいえ自腹で立て替えるのが厳しかったため、コスパの良いeJPTを選びました。 -
レポート作成がない
これが大きいです。OSCPなどは攻略後のレポート提出が必須ですが、eJPTv2はブラウザ上での回答形式(選択式やフラグ入力)です。「まずは技術習得に集中したい(レポートで悩みたくない)」という自分に合っていました。
4. 勉強期間と学習コンテンツ
学習期間
- 期間: 約2~3ヶ月 月平均20時間ほど
使用した教材
- INE (PTSコース): 公式教材です。動画は全編英語ですが、字幕と翻訳ツールを駆使すればなんとかなります。
学習の進め方
最初は真面目に動画を見ていたのですが、途中であることに気づきました。
「動画だけ見てても、眠くなるし頭に入らない…!」
そこで、以下のサイクルに切り替えました。
- 動画はざっと見る: わからない単語があっても止まらず、雰囲気を掴む。
- Lab(演習環境)をとにかく触る: 手を動かすのが一番の近道です。
- Writeup(解説)を見る: わからなければすぐに答えを見て、コマンドを叩いて挙動を確認する。
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自分専用チートシートを作る: ここが最重要です以下参考
5. 試験当日の様子
eJPTv2は 48時間 という長丁場の試験ですが、私の場合は以下のような結果でした。
- 試験環境: 自宅PCからブラウザ経由で受験。
- 所要時間: 約7時間(全マシンの権限昇格まで完了)
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難易度・感想:
- Labでやった内容がそのまま出る部分もあれば、少し応用が必要な部分もありました。
- 「48時間あるからゆっくりやろう」と思っていましたが、7‐8時間ほどで提出しました
- 問題文の意味が分からず何点か落としていたのが残念なところです。
- 終わってみれば、「しっかりとLabをやり込んでいれば、難易度はそこまで高くない」 というのが正直な感想です。
6. 合格のポイント(おっさん流)
記憶力が低下しつつある30代未経験者が合格するための戦略です。
1. 暗記しようとしない(一番重要)
若くないので丸暗記は無理です(笑)。
その代わり、「どこに何が書いてあるか」を検索できる状態を作ることに全振りしました。試験はオープンブック(資料持ち込み可)なので、カンニングペーパーの質が勝敗を分けます。
2. ツールに頼る
使えるものは何でも使いました。
- 翻訳ツール: 英語の壁はテクノロジーの暴力で破壊。
- Obsidian: メモアプリです。自分専用のチートシート(コマンド集、手順書)をここに構築しました。検索性が高くおすすめです。
3. 諦めない泥臭さ
初心者だし天才でもないですしスマートに解けなくてもいいんです。総当たりでも、試行錯誤でも、何でもやってみる精神が大事でした。
「これかな?」と思ったコマンドは全部試しました。
7. さいごに
ペンテスト未経験からでも、英語が苦手でも、正しい手順で学習してLabをやり込めば eJPTv2 は必ず合格できます!挑戦の一歩を踏み出しましょう!
合格体験記は以上です。
が!!!!最後に少しだけ弊社のことを紹介させてください!
「一応業界経験者。でもまだまだ守りに入りたくない」
弊社GIGOOOでは、そんな熱意あるエンジニア経験者を募集しています。
正直なところ、最初から全てを完璧にこなせる必要はありません。私自身、偉そうなことは言えませんが(笑)、大切なのは「エンジニアとしての基礎」と「学び続ける姿勢」だと思っています。
基礎がある方には、今回のeJPTのような資格取得支援をはじめ、会社が全力でバックアップを行います。
「経験はある。あとは環境さえあれば…!」 そんな想いをお持ちの方、ぜひ私たちと一緒に働いて未来の選択肢を増やしてみませんか?