概要

giboは、Gitの.gitignoreファイルのテンプレートを簡単に示してくれるシェルスクリプト。
giboを使用して、特定の環境用の.gitignoreを作成する。

前提

OSはmacOS Venturaを使用する。　※OSの相違はインストールにだけ影響

giboをインストールする。

% brew update     # Homebrew本体およびformulaを最新版に更新
% brew upgrade     # Homebrewでインストール済みのパッケージを最新版にアップグレード
% brew install gibo     # giboをインストール

giboが対応しているboilerplates（テンプレート）を調べる。

boilerplatesのリストを更新する。

% gibo update

対応しているすべてのboilerplateを表示する。

% gibo list
Actionscript			Red						LibreOffice				Lua
Ada						ROS2					Linux					Magento
Agda					SPFx					LyX						Maven
AL						Splunk					macOS					Mercury
     （途中省略）
Puppet					JetBrains				Leiningen				Yeoman
JupyterNotebooks		Kate					LemonStand				Yii
Nikola					KDevelop4				Lilypond				ZendFramework
Racket					Lazarus					Lithium					Zephir

キーワードが含まれるOSやプログラミング言語等のboilerplateを検索する。　※大文字・小文字は区別されない

% gibo search キーワード

.gitignoreファイルを新規に作成する。

例えば、macOSでHugoのリポジトリを作成する場合。

% cd ~/GitHub/リポジトリ名     # .gitignoreファイルを作成したいリポジトリに移動
% gibo dump macOS Hugo > .gitignore     # 「>」なのでファイルを新規作成（あるいは既存ファイルを上書き）

既存の.gitignoreファイルに追記する。

例えば、XcodeとSwift関連ファイルを追記する場合。

% cd ~/GitHub/リポジトリ名     # 追記したい.gitignoreファイルがあるリポジトリに移動
% gibo dump Xcode Swift >> .gitignore     # 「>>」なので既存ファイルに追加（ファイルがなければ新規作成）

その他の主なコマンド

% gibo help     # ヘルプを表示
% gibo root     # boilerplatesが保存されているディレクトリ名を表示　※文例を自分で修正可能
% gibo version     # バージョンを表示