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【環境構築編】 2022年だしそろそろAndroidアプリ開発を始めてみる (1/4)

Last updated at Posted at 2022-03-31

この記事は、Android開発の難しい部分を端折ったゆる〜いチュートリアル記事です。
この記事でAndroid開発に興味を持ってもらえたら泣いて喜びます。
この記事はPart1です。Part1では、Androidアプリを開発するための環境構築をします。

対象者

この記事は「Androidアプリ作りたいけど難しそうだな〜」と感じている人向けです。
多少のプログラミング経験と、JavaやKotlinをある程度理解していると進めやすいと思います。

ゴール

この記事では、MediaWiki APIを使用して、Wikipediaの記事一覧を表示するアプリを作成します。

この記事で作成するアプリのコードはGitHubで公開しています。
https://github.com/tkhskt/WikiClient

記事内で登場するコードではimport文などは記載していないので、各ファイルのimport文はGitHubに公開しているサンプルを参考にしてください。

実装する機能はざっくりこんな感じです。シンプルですね。

  • 記事のリスト表示
  • 記事の検索

技術的なポイントは

  • Web APIからのデータ取得
  • リスト表示
  • 画像読み込み
  • 画面遷移

あたりですかね〜

注意

この記事では、AndroidアプリのライフサイクルFragmentDIアーキテクチャなどの超絶重要概念の説明をかなり端折っているので、今後もAndroid開発するぞ!という方は、Google公式の学習ページや市販の本などで基礎を学習した方が良いと思います。

環境構築

まずは、Androidアプリを開発するために必要なソフトウェアをインストールしましょう。

Android Studioのインストール

Androidアプリの開発はAndroid Studioで行います。Android StudioはGoogleが提供しているAndroid開発用のIDE(統合開発環境)です。
ダウンロードページ

使用する言語について

Android開発は基本的にJavaかKotlinというプログラミング言語で開発します。
この記事ではKotlinを使用します。

Kotlin

KotlinはJetBrainsという会社によって開発されているプログラミング言語で、2019年にはGoogleによってAndroidアプリ開発の推奨言語に指定されました。
Javaとの互換性があり、Javaよりもスッキリ書くことができるので、最近のAndroidアプリ開発ではKotlinが使用されることが多いです。
個人的には、これからAndroidアプリ開発を始める方はKotlinで開発するのがオススメです。
KotlinがわかってくればJavaもわかるようになる...はず(逆も然り)

何はともあれ作り始める

Android Studioのインストールが終わったら、早速アプリを作り始めましょう。

プロジェクトの作成

Android Studioを起動し、↓のような画面が表示されたら「New Project」をクリックして新規プロジェクトを作成しますしょう。

スクリーンショット 2022-03-28 0.34.18.png

「New Project」をクリックすると、↓のようにアプリのテンプレート選択画面が表示されます。
今回は「Empty Activity」を選択しましょう。

スクリーンショット 2022-03-28 0.37.43.png

テンプレートを選択すると、プロジェクト名とパッケージ名の入力が求められます。適当な名前を入力しましょう。
ここは別に何でもいいんですが、今回はName(プロジェクト名)WikiClientに、Package Namecom.example.wikiclientにします。

スクリーンショット 2022-03-28 0.46.48.png

Android Studioの使い方

パッケージ作成

パッケージを作成したいディレクトリを右クリックし、New→Packageでパッケージ(ディレクトリ)を作成できます

スクリーンショット 2022-03-31 14.26.38.png

ファイル作成

ファイルを作成したいディレクトリを右クリックし、Newから様々な種類のファイルを作成できます

スクリーンショット 2022-03-31 14.27.41.png

ログの見方

Android Studioの下部にある、「Logcat」というタブを選択すると、接続中の端末のログを表示できます。

スクリーンショット 2022-03-31 14.29.18.png

ログにはVerbose、Debug、Errorなどのレベルが存在します。

とりあえず全てのログを表示したいときはVerboseを選択し、エラーだけを表示したい場合はErrorを選択するということだけ覚えておきましょう。

アプリがうまく動かない!と思ったらLogcatに表示されているログでググりましょう。
アプリがうまく動かない!と思ったらLogcatに表示されているログでググりましょう。
アプリがうまく動かない!と思ったらLogcatに表示されているログでググりましょう。

大事なことなので3回言いました。

エミュレータ/開発端末の設定

開発中のAndroidアプリの動作確認は、PC上で動作するAndroidのエミューレータ(仮装デバイス)か、お手持ちのAndroid端末で行います。
それぞれの設定方法を記載するので、お好きな方を実践してみてしてください。

エミュレータを利用する場合の設定

Android Studioの右上に表示されているDevice Managerをクリックし、表示されたDevice Manager上にあるCreate Deviceをクリックします。

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そうすると、端末の選択画面が表示されるので、任意の端末を選択し、Nextをクリックします。
今回はPixel 5にします。

スクリーンショット 2022-03-28 1.08.14.png

次に、エミュレータで利用するAndroidのバージョンを選択する画面が表示されるので、任意のバージョンを選択します。
今回はS(Android 12)にします。選択できないよ〜という場合は、Downloadをクリックしてから、再度バージョンを選択します。

スクリーンショット 2022-03-28 1.12.39.png

次に、エミュレータの名前などを入力する画面が表示されますが、ここはひとまず何もせずFinishしちゃって大丈夫です。
ここまで終わると、Android Studioからエミュレータを利用できるようになります。やったぜ。

スクリーンショット 2022-03-28 1.16.04.png

お手持ちの端末を利用する場合の設定

まず、端末の「設定」アプリから「デバイス情報」ページを開きます。
「デバイス情報」ページに表示されている「ビルド番号」を7回程連続タップすると、開発者向けオプションが有効になります。

Screenshot_20220328-012434.png

次に、「設定」アプリのトップ→「システム」から「開発者向けオプション」ページに移動します。
「開発者向けオプション」ページを開いた後、「USBデバッグ」をONにします。

Screenshot_20220328-192624.png

Android 11以降では、Wi-Fiデバッグという便利機能が利用できるようになっているので、そちらを使っても大丈夫です。
https://zenn.dev/ik11235/articles/android-wireless-debug

端末と開発用PCを接続し、Android Studioの上部に、接続した端末が表示されていれば準備完了です🎉

スクリーンショット 2022-03-28 19.33.12.png

動かしてみる

ここまで出来たら、一旦アプリを動かしてみましょう。
端末の設定完了後、Android Studioの上部にある再生ボタンみたいなのをクリックします。

スクリーンショット 2022-03-28 19.42.02.png

そうすると、「Hello World!」と表示されたアプリが起動します。うおおおお

Screenshot_20220328_194410.png

次のパートからは、このアプリをガシガシ開発していきます。

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