ターミナルにドット絵を表示する方法

CUIのコンソールにドット絵を表示する方法についてのメモ

背景色を使う

調べるとよく出てくる方法
エスケープシーケンスを使用して背景色を指定します。

メリット・デメリット

+ カラフルなドット絵を表示できる
- 表示スペースが大きくなる

エスケープシーケンスについてはこの記事(Qiita)を参考

点字を使う方法

紹介してる記事がほとんど見つからない

メリット・デメリット

+ １行に４ドット表示可能
- ドットごとに色を設定できない
- 表示環境によっては4ビットごとに隙間が発生

点字ドット絵の実装方法

点字はUnicodeから作成すると簡単
ドットの有無を2進数で表現し、ベースとなる0x2800に2進数を加算

　.ビットの位置

・・　　０３
・・　　１４
・・　　２５
・・　　６７

例.

 文字コード　ベース      76543210
⣿ 0x28FF <= 0x2800 + 0b11111111
⣴ 0x28FE <= 0x2800 + 0b11111110
⠋⠀0x2813 <= 0x2800 + 0b00010011

文字列配列から点字に変換するサンプル

sample.py

def draw(pattern, W, H):
    key = [
        [0, 3],
        [1, 4],
        [2, 5],
        [6, 7]
    ]
    # 配列を初期化
    output = [[0 for _ in range((W + 1) // 2)] for _ in range((H + 3) // 4)]

    for h in range(H):
        for w in range(W):
            if pattern[h][w] == 'o':
                output[h // 4][w // 2] += 2 ** key[h % 4][w % 2]

    BASE = 0x2800
    for raw in output:
        for c in raw:
            print(chr(BASE + c), end='')
        print()


# 使用例
pattern = [
    "  oo  ",
    " o  o ",
    "o    o",
    "o    o",
    " o  o ",
    "  oo  ",
]
W = 6
H = 6

draw(pattern, W, H)

$ python3 sample.py
⡔⠉⢢
⠈⠒⠁

まとめ

2色のドット絵を表示するなら点字を活用するのもアリ