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Power BI Desktop で欠損がある時系列データの折れ線グラフを連続にする

Last updated at Posted at 2021-01-04

はじめに

Power BI Desktop で時系列データを折れ線グラフにした場合、データに欠損があると折れ線グラフも途切れます。
データが無かった場合、値を 0 として折れ線グラフを連続的に描画してみます。

つまり、こんなデータが
image.png

こうなるのを
image.png

こうしたい。
image.png

データの無い項目の表示

そもそも初期状態ではデータが無ければ表示されません。上記の例の場合、このように4月, 5月を除いたグラフが生成されます。
image.png

この場合、「視覚化」タブの「軸」から「データのない項目を表示する」をチェックする事で表示できます。
image.png

ただし、値が null となるので、この場合数値の 0 に変換する必要があります。

メジャーの追加

新しいメジャーを作成し、以下のように DAX を記述します。
既存のカラム「金額」を集計した結果に 0 を加算しています。ここは こちらの記事 を参考にさせていただきました。

合計金額 = 
CALCULATE(
  SUM('Data'[金額])
) + 0

これにより、データが無い場合は 0 を値として持つようになります。
image.png

グラフも連続的になりました!
image.png

おわりに

Power BI Desktop でデータの無い項目の値を 0 として折れ線グラフを連続的に描画しました。今回は参考記事そのままに「0 を加算する」やり方で簡単に実現できました。

Power BI は初めて使いましたが、DAX を使いこなす事が出来れば色々出来て面白そうですね。

参考

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