AI主導で開発して分かった、自分がやるべきこと 〜「できるだけ考えずにAIに任せる」をやってみた結果〜
先週の土曜の午後から日曜の午後あたりまでの時間を使って、AI主導での開発を試してみました。
作ったのは、体験ノートというアプリ(仮)です。
自分が「やりたいこと」を素早く記録し、その中で実際に達成した体験を別ページで振り返れる、というシンプルな構成のアプリです。
AIを使って作成しているためまだ未完成ですが、
1日ちょっとという短い時間で、どこまでしっかりしたものが作れるのかを知りたくて取り組みました。
試作したアプリはこちらです。

https://idea-to-done-vibecoding.vercel.app/
はじめに
「AIを使えば何でもできる」
そんな言葉を目にする機会が増えました。
これまで自分は、GitHub Copilot や ChatGPT を使いながらも、
考えつつ、理解しつつ、AIを補助として使う
というスタイルで開発してきました。
今回は少し視点を変えて、
「できるだけ考えたり深く理解しなくても、
AIに任せる割合を増やしたら、どこまで作れるのか?」
という点が気になり、
あえて AI主導 に近い形での開発を試してみました。
その結果、
AIを使った開発において、人が考えるべきこと
がかなりはっきりしたので、振り返りとしてまとめます。
今回のAIの使い分け
今回の開発では、AIを以下のように使い分けました。
- Claude Code API:実装の主軸
- ChatGPT:要件定義や考えの壁打ち
- GitHub Copilot / Codex:Claude Code を使いたくない場面での実装補助
基本的には Claude Code API を中心に実装を進めましたが、
コンテキスト量やコスト、あるいは軽い補完で十分な場面では
Copilot や Codex を選ぶ という使い分けをしていました。
複数のAIを切り替えながら使うことで、
開発スピード自体は大きく向上しました。
今回作った機能(大きな機能)
今回の開発では、「やりたいこと」と「実際に達成した体験」を整理できる
体験ノートアプリ(仮) を想定し、主に次の機能を実装しました。
-
やりたいことを素早く記録する
- タイトルと期限のみで登録できるシンプルな入力
- 思いついた瞬間にすぐ記録できることを重視
-
状態管理(やりたい/達成)と編集・検索
- やりたいことの状態を切り替えて管理
- 登録内容の編集
- 一覧から目的の項目を探せる検索機能
-
達成した体験の作成
- やりたいことの中で、実際に達成した体験を作成
- 一覧とは別ページで体験内容を確認できる構成
機能自体はシンプルですが、
「記録 → 状態管理 → 体験として振り返る」
という一連の流れを、実際に使える形で動かすことを意識しました。
AIに任せて、動くものは作れる
結論から言うと、
AIにある程度任せて、動くものを作ることはできる
というのは確かでした。
- 機能面では満足できるところまで作れた
- デザインは自分で考えるよりも良い案が出てきた
AIを使って「まず形にする」こと自体は、
非常に現実的で強力な手段だと感じました。
今回見えた「AIができること / できないこと」
今回の開発を通して、
実務的に任せていい・悪いという話ではなく、
AIが得意なことと、そうでないことが見えてきました。
AIができること(得意なこと)
- 要件がある程度定まっている状態での実装
- UIや画面構成の案出し
- 既存パターンの組み立て
AIが苦手なこと
- 要件が曖昧な状態で「何を作るか」を決めること
- どこまで作れば十分かという完成ラインの判断
- 重要な前提(セキュリティ・制約など)を暗黙に補うこと
AIは指示された範囲では非常に強力ですが、
前提や目的そのものを考えることはできないと感じました。
一番大きな気づき:要件は人が考える必要がある
今回、最も強く感じたのは次の点です。
自分の中で要件がはっきりしていない部分は、
AIを使っても思い通りのものは作れない
今回は ChatGPT を使って要件を整理しましたが、
頭の中で完成形を想像できるレベルまで壁打ちできていなかった
と後から気づきました。
AIは考えを整理したり、選択肢を出したりはしてくれます。
しかし、
「何を作りたいか」を最終的に決めるのは人間です。
あと、3000円以上お金かかりました、、、あまり考えずにAPIを叩いたせいです(要改善)
修正・改善の中で見えてくるもの
作ったものは必ず 修正・改善のフェーズに入ります。
その中で、
- AIの向き / 不向き
- 自分が理解できていない部分
が自然と浮き彫りになります。
AIで設計を固めて作り、
修正しながら理解を深めていく
この流れは、今後も有効な開発プロセスだと思いました。
おわりに
今回の開発を通して、
AIに判断や目的そのものを委ねるのではなく、
人が考えた前提や設計をもとに、
AIの力を使って形にし、直しながら理解を深めていく
という自分の立ち位置が明確になりました。
AIは魔法ではなく、
自分の思考や理解をそのまま映す鏡なのだと思います。
また、今回の開発で Next.js に初めて触れた という点も、自分の中では大きな要素でした。
まだフレームワークとして十分に理解できているとは言えませんが、
だからこそ、今回作ったこのアプリを題材にして、
- 構成の見直し
- 実装の整理
- リファクタリング
を行いながら、Next.js への理解を深めていきたいと考えています。
「AIで作って終わり」ではなく、
作ったものを直し続ける中で理解を積み上げていく。
今回の開発は、そのスタート地点に立てた経験だったと感じています。