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[日本語訳]SWR 入門

Last updated at Posted at 2021-01-04

追記: 2021年6月8日

SWR公式日本語訳ページが追加されたので、そちらをご覧ください

このページは Getting Started – SWRの日本語訳です
SWR日本語訳全体についてはSWR 日本語訳をご覧ください

インストール

Reactプロジェクトディレクトリ内で、以下を実行します。

yarn add swr

または

npm insatall swr

クイックスタート

通常のRESTful APIとJSONデータを使用する場合、最初に fetcher 関数を作成する必要があります。下記の例は、ネイティブ fetch の単なるラッパーです。


const fetcher = (...args) => fetch(...args).then(res => res.json())

💡 GraphQL APIまたはAxiosのようなライブラリを使用する場合は、独自のフェッチャー関数を作成できます。 その他の例については、こちらを確認してください。

次に、useSWR をインポートして、任意の関数コンポーネント内で使用を開始できます。


import useSWR from 'swr'

function Profile () {
  const { data, error } = useSWR('/api/user/123', fetcher)
  if (error) return <div>failed to load</div>
  if (!data) return <div>loading...</div>

  // データのレンダー
  return <div>hello {data.name}!</div>
}

通常、リクエストには3つの状態 "loading", "ready", または "error" が考えられます。 dataerror の値を使用して、リクエストの現在の状態を判断し、対応するUIを返すことができます。

再利用可能にする

Webアプリを構築する場合、UIの多くの場所でデータを再利用する必要がある場合があります。 SWRの上に再利用可能なデータフックを作成するのは非常に簡単です。


function useUser (id) {
  const { data, error } = useSWR(`/api/user/${id}`, fetcher)

  return {
    user: data,
    isLoading: !error && !data,
    isError: error
  }
}

そして、コンポーネント内で使用します。

function Avatar ({ id }) {
  const { user, isLoading, isError } = useUser(id)
  if (isLoading) return <Spinner />
  if (isError) return <Error />
  return <img src={user.avatar} />
}

このパターンを採用することで リクエストを開始し、ロード状態を更新して、最終結果を返す という命令的な方法でのデータのフェッチを忘れることができます。
代わりに、コンポーネントで使用されるデータを指定する という方法でコードはより宣言的です。

現実にあり得る例は、Webサイトのユーザーごとに異なる内容のナビゲーションバーとコンテンツが表示されている場合です。
スクリーンショット 2021-01-01 22.19.13.png

従来はuseEffectを使用して最上位コンポーネントでデータを一度フェッチし、propsを介して子コンポーネントに渡します(現時点ではエラー状態を処理しないことに注意してください)。


// ページコンポーネント
function Page () {
  const [user, setUser] = useState(null)

  // データのフェッチ
  useEffect(() => {
    fetch('/api/user')
      .then(res => res.json())
      .then(data => setUser(data))
  }, [])

  // グローバルの読み込み状態
  if (!user) return <Spinner/>

  return <div>
    <Navbar user={user} />
    <Content user={user} />
  </div>
}

// 子コンポーネント
function Navbar ({ user }) {
  return <div>
    ...
    <Avatar user={user} />
  </div>
}

function Content ({ user }) {
  return <h1>Welcome back, {user.name}</h1>
}

function Avatar ({ user }) {
  return <img src={user.avatar} alt={user.name} />
}

通常、すべてのデータフェッチをトップレベルのコンポーネントに保持し、ツリーの奥深くにあるすべてのコンポーネントにpropsを追加する必要があります。 ページにデータ依存関係を追加すると、コードの保守が難しくなります。

Contextを使用してpropsを渡すことは避けられますが、動的コンテンツの問題があります。ページコンテンツ内のコンポーネントは動的である可能性があり、最上位コンポーネントはその子コンポーネントに必要なデータを認識していない可能性があります。

SWRは問題を完全に解決します。 作成した useUser フックを使用して、コードを次のようにリファクタリングできます。


// ページコンポーネント
function Page () {
  return <div>
    <Navbar />
    <Content />
  </div>
}

// 子コンポーネント
function Navbar () {
  return <div>
    ...
    <Avatar />
  </div>
}

function Content () {
  const { user, isLoading } = useUser()
  if (isLoading) return <Spinner />
  return <h1>Welcome back, {user.name}</h1>
}

function Avatar () {
  const { user, isLoading } = useUser()
  if (isLoading) return <Spinner />
  return <img src={user.avatar} alt={user.name} />
}

これで、データはデータを必要とするコンポーネントにバインドされ、すべてのコンポーネントは互いに独立しています。 すべての親コンポーネントは、データやデータの受け渡しについて何も知る必要はありません。 これらはただレンダリングします。 コードははるかに単純になり、保守が容易になりました。

最も美しいのは、APIに送信されるリクエストが1つだけになることです。これは、APIが同じSWRキーを使用し、リクエストが重複排除され、キャッシュされ、自動的に共有されるためです。

また、アプリケーションは、ユーザーフォーカスまたはネットワーク再接続でデータを再フェッチする機能を備えています! つまり、ユーザーのラップトップがスリープから復帰したり、ブラウザのタブを切り替えたりすると、データは自動的に更新されます。

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