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Springアノテーション備忘録~lombokもあるよ~

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#タイトル
Spring アノテーション備忘録

#概要

  • Spring bootを学習している際に出てきたアノテーションを備忘の為にまとめてみました。
  • 各アノテーションについて、調べた内容を自分用に簡単に整理したものとなります。
  • Spring boot,lombokなど色々なアノテーションを集めていますので使用の際はご注意ください。
  • 例文中におけるpackage宣言、import宣言は省略してあります。

学習中の為、認識違いや説明不足が多々あると思いますので、気づいた方がいましたらご指摘いただけると幸いです。
また、記載のないもので、覚えておくと便利なものをご存知でしたらコメントいただけると泣いて喜びます。

#目的

  • 備忘録
  • Spring bootでWebアプリケーションを作成する際によく使いそうなアノテーションの理解を深める

#目次
よく使いそうな場所で分類(※一概に特定のクラスで使用する、使用可能というわけではない)

  1. Controller
     1. @Controller
     2. @RequestMapping
     3. @ResponseBody
     4. @PostMapping
     5. @GetMapping
     6. @PathVariable
     7. @RequestParam
     8. @Autowired
     9. @Value
  2. Service
     1. @Service
     2. @Transactional
  3. Repository
     1. @Repository
  4. Component
     1. @Component
     2. @Data

#1. Controller
画面遷移の制御(リクエストマッピング)とServiceの呼び出しを行う。

##1-1. @Controller
###いつ使う?

  • Spring MVCにおけるコントローラクラスを定義したいとき。

###説明色々

  • コントローラクラスとして扱うコンポーネントであることを示す。
  • コントローラクラスとして扱いたいクラスに対して付与する。

###例文

ExampleController.java
@Controller
public class ExampleController {
	// 中略
}

###参考


##1-2. @RequestMapping(value="URL")

###いつ使う?

  • クラスまたはメソッドを、URLとマッピングしたいとき。

###説明色々

  • valueに設定したURLが指定された時に、アノテーションを付与したクラスかメソッドが呼び出される。
  • 戻り値はビューのパスに対応した文字列を指定することで、ビューを返す。[ビュー以外を返したい場合は、1-3. @ResponseBodyを参照]
  • クラスに使用するときはURLのプレフィックス(親パス)に一致させることができる。
  • メソッドに使用するときは親パスからの相対パスも指定できる。(絶対パスも可能)

###指定できる属性

  • value
    URLのパスを指定する。
    他に属性が指定されていない場合、属性名は省略が可能

    [@RequestMapping(value="URL") ⇒ @RequestMapping("URL")]
  • method
    GET、POSTなどのメソッド属性を指定する。
    [@RequestMapping(value="URL" method=RequestMethod.POST)

    複数指定するとOR条件になる。
    [@RequestMapping(value="URL" method={RequestMethod.POST,RequestMethod.GET})
  • headers

HTTPのヘッダを指定できます。

らしい。[詳しくは参考:Controllerの処理メソッドとリクエスト(URL等)とのマッピング方法]を参照

  • params

リクエストパラメタを指定できます。
らしい。(詳しくは参考を参照)

###例文

ExampleController.java
@Controller
@RequestMapping(value="/example")
public class ExampleController {

	@RequestMapping("sample") //URLに http://xxxx:xxxx/example/sample が実行されたときに呼ばれる。(相対パス)
	public String sampleMethod() {
		return "example/sample"; //ディレクトリ構成がデフォルトの場合、src/templates/example/sample.htmlを返す
	}
}

###参考


##1-3. @ResponseBody
###いつ使う?
@RequestMappingでテンプレートパスに対応したビュー以外を返したいとき。(ページ遷移をせずにリクエストマッピングを行うなど)

###説明色々

  • @RequestMappingが設定されていて、ビュー以外を返したいメソッドに付与する。

###例文

ExampleController.java
@Controller
@RequestMapping(value="/example")
public class ExampleController {

	@RequestMapping("/sample")
	@ResponseBody
	public String sampleMethod() {
		return "sample"; //"sample"という文字列リテラルが戻る。
	}
}

###参考


##1-4.@PostMapping
###いつ使う?

  • POSTのリクエストをURLとマッピングしたいとき。

###説明色々

  • @RequestMapping(value="URL", method=RequestMethod.POST)と同義。
  • 可読性の向上。

###例文

ExampleController.java
@Controller
@RequestMapping("/example")
public class ExampleController {

	@PostMapping("top")
	public String top() {
		// 中略
	}
}

###参考



##1-5. @GetMapping

###いつ使う?

  • GETのリクエストをURLとマッピングしたいとき。

###説明色々

  • @RequestMapping(value="URL", method=RequestMethod.GET)と同義。
  • 可読性の向上。

###例文

ExampleController.java
@Controller
@RequestMapping("/example")
public class ExampleController {

	@GetMapping("top")
	public String top() {
		// 中略
	}
}

###参考


##1-6. @PathVariable
###いつ使う?

  • URLの一部に組み込まれた値を、パラメータ値として取得したいとき。

###説明色々

  • URLの一部をパラメータとして取得することができる。
  • @RequestParamとは似ているが、こちらは直接リクエストのURLに組み込まれている。

###例文

ExampleController.java
@Controller
@RequestMapping("/example")
public class ExampleController {
	
	//http://xxxx:xxxx/example/myPage/12345 の様なリクエストが来たら呼ばれる
	//PostMappingのvalue、userIdがキーとなり、URLの値がバリューとなる
	@PostMapping("myPage/{userId}")
	public String myPage(
		@PathVariable("userId") int argUserId		
	) {
		// 中略
	}	
}

###参考


##1-7. @RequestParam
###いつ使う?
URLに付与されたパラメータ値を取得したいとき。

###説明色々

  • URLに付与されたパラメータ値を取得することができる。
  • @PathVariableとは似ているが、こちらはリクエストのURLに追加で付与されている。

###例文

ExampleController.java
@Controller
@RequestMapping("/example")
public class ExampleController {
	
	//http://xxxx:xxxx/example/account?userId=12345 の様なリクエストが来たら呼ばれる 
	//userId=12345 のuserIdがキーとなり、12345がバリューとなる
	@PostMapping("account")
	public String top(
		@RequestParam("userId") int argUserId
	) {
		// 中略
	}
}

###参考


##1-8.@Autowired
###いつ使う?
変数にインスタンスを設定したいときに使用する。(推奨されていないらしい...詳しくはコンストラクタインジェクションで検索)

###説明色々

  • 至極簡単に言うとインスタンス変数に付与するとnewしてくれる。(実態は違う)

           ↓ 詳しくは... ↓

@Autowired は Spring 管理下のオブジェクトの中から、適切なものを変数にセットするため、インスタンス変数に付けるアノテーションである。
参考:【Spring】@Autowired と @Component を使用した DI の基本から引用

調べている中でこの説明が一番わかりやすいと感じました。(※Spring管理下のオブジェクトは、コンポーネントとして認識させているもののこと。)

  • 同一パッケージ内から自動でDI(Dependency Injection)を行ってくれるので実装先を気にせずインスタンスを操作できる。
  • 単純なクラスコンポーネントならインスタンスを自動で作ってくれる。
  • インターフェースなら* * 実装先のインスタンスを自動で作ってくれる。* * (実装先が複数ある場合はRunTimeExceptionが発生してしまうようなので注意)
  • DIを行いたいフィールドの前に付与する。

###例文

CalcService.java
@Service
public interface CalcService {
	public int add(int x, int y);
}
CalcServiceImpl.java
@Service
public class CalcServiceImpl implements CalcService {
	public int add(int x, int y) {
		return x + y;
	}
}
ExampleController.java
@Controller
@RequestMapping("/example")
public class ExampleController {
	@Autowired
	CalcService calcService;

	@RequestMapping("calc")
	public String printTotal() {
		int x = 5;
		int y = 20;
		
		calcService.add(x, y);
		//(中略)
		return "example/result"; 
	}
}

###参考


##1-9. @Value
###いつ使う?

  • 外部設定値を使用したいとき。

###説明色々

  • 外部プロパティファイルに設定した値を代入する。
  • 代入を行いたい変数宣言の前に付与する。

###例文

なにかしらのプロパティファイル
sample.sampleId=12345
sample.samplePass=password
Sample.java
@Component
public class Sample {
	@Value("${sample.sampleId}")
	private int id;

	@Value("${sample.samplePass}")
	private String password;
}

###参考


##2.Service
業務処理(Business Logic)を提供する。

##2-1. @Service
###いつ使う?

  • Spring MVCにおけるサービスクラスを定義したいとき。

###説明色々

  • サービスクラスとして扱うコンポーネントであることを示す。
  • サービスクラスとして扱いたいクラスに対して付与する。

###例文

SampleService.java
@Service
public interface SampleService {
	public void print();
}
SampleServiceImpl.java
@Service
public class SampleServiceImpl implements SampleService {
	public void print() {
		System.out.print("Hello.");
	}
}

##2-2. @Transactional
###いつ使う?

  • トランザクション処理を行いたいとき。

###説明色々

  • 例外が発生したときに、自動でロールバックを行う。(標準ではRuntimeException発生時)
  • @Transactional(rollbackFor = Exception.class)と記述することでExceptionからその子クラスまでの例外が発生したときにロールバックを行う。
    以下、参考から引用

@Transactionalが動作するための条件
・DIしているクラスのpublicメソッドであること
・DIしている別のクラスもしくはフレームワークから直接呼ばれていること

###例文


//考え中

###参考


#Repository
データアクセス層のクラスを提供する。

##3-1. @Repository
###いつ使う?

  • Spring MVCにおけるリポジトリクラスを定義したいとき。(DAOを含む、DBアクセスを行うクラス。)

###説明色々

  • リポジトリクラスとして扱うコンポーネントであることを示す。
  • リポジトリクラスとして扱いたいクラスに対して付与する。

###例文

SampleRepository.java
@Repository
public interface SampleRepository {
	public List<String> search(String keyword);
}
SampleRepositoryImpl.java
@Repository
public class SampleRepositoryImpl implements SampleRepository {
	public List<String> search(String keyword) {
		//DB操作処理
	}
}

###参考


##Component

##4-1. @Component
###いつ使う?

  • Spring MVCに限らず、Springのコンポーネントとして扱うとき。
  • @Controller,@Service,@Repository以外の役割でコンポーネントを使用するとき。(ユーティリティクラスなど)

###説明色々

  • SpringのDIコンテナ内のコンポーネントであることを示す。
  • コンポーネントとして扱いたいクラスに付与する。

###例文

Account.java
@Component
public class Account {
	private String id;
	private String name;
	
	//getter,setter略
}

###参考


##4-2. @Data
###いつ使う?
Beanクラスのコード量を削減したいとき。
###説明色々

  • lombok(lombok.Data)のアノテーションである。
  • 付与することでgette,setterの省略が可能。
  • hashCodeメソッドをオーバーライドしてくれる。(インスタンスのハッシュ値を返す)
  • toStringメソッドをオーバーライドしてくれる。(インスタンスの文字列表現を返す)
  • equalsメソッドをオーバーライドしてくれる。(インスタンスの同値性を判定して返す)
    ###例文
Account.java
@Component
@Data
public class Account {
	private String accountId;
	private String password;
	private String firstName;
	private String lastName;
	private int age;
	
	//getter,setterの記述は無いが内部で実装されている為使用が可能
}

###参考


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