#テンバガー、それは夢
こんにちは、米国株を少しだけ齧っているtishiyamaです。
最近はFIREなんて言葉が流行っていて投資人口が増えてきていますね。
FIREの近道といえばテンバガー、テンバガーといれば夢か幻かなと思います。
テンバガー欲しさにペニー株に突っ込んだ人も数知れず、私もその中の一人です。
$○○○○絶対許さないからな。
(↑一応伏せておきます)
何言っているんだ、という人のための用語集
FIRE:Financial Independence, Retire Early、経済的に自立した状態で早期退職し、自由な時間を過ごすこと
テンバガー:株価が10倍になった銘柄、なりそうな銘柄のこと。野球用語でバガーは塁打を意味し、一試合で10塁打(テンバガー)を記録するくらいの勢いで株価が急騰し、10倍まで跳ね上がる銘柄をテンバガーと呼ぶ。
ペニー株:いわゆる低位株。わずかな株価の上昇から大きなリターンが得られる可能性が魅力である反面、わずかな下落から損が拡大するという逆の現象のリスクも伴います。
Teachable Machine による機械学習を少し学んだのでそれを使ってNext 10 Baggarを探します。
私情と欲にまみれたこの企画、果たしてうまくいくのでしょうか。身銭を切っての挑戦します
#完成品
↑チャート図をもってこちらを試してみてください。
##使い方
1.「ファイルを選択」を押して判定したいチャート図を選びます。
2.「判定」ボタンを押します。
3.結果が良ければBUY、悪ければSELL、簡単です
##ソースコード
CODE PENで作成しています。便利すぎて手放せません。
See the Pen Next 10-Bagger by tishiyama (@tishiyama) on CodePen.
##機械学習モデル
チャート図から学習モデルを作成しています。
テンバガーを探すということで、
・過去にテンバガーを達成した銘柄を探す。
・その銘柄のチャート図を画像として取得してTeachable Machineに取り込む。
という流れとなります。
###株式市場の情報を取得する
グーグルスプレッドシートの関数に「GOOGLEFINANCE」というものがあることをご存じでしょうか?
私は今回初めて知った関数です。
この関数を使えば、スプレッドシート上で銘柄の情報が簡単に取得できるという優れものです。
価格やPERやEPSなど必要な情報は取得できて、更には過去の価格まで取得できます。
この関数をつかって、過去の価格と現在の価格を比較してテンバガーを達成している銘柄を対象として選定しました。結果50銘柄取得されました。
Ticker
###チャート図を取得する
選定した銘柄のチャート図を取得します。
一括で画像データを取得できればよかったのですが、チャート図で、期間指定のチャート図をまとめて取得する方法が思いつかなかったので手動での作業になりました。
チャート図をスクリーンショットを一つずつ取得しました。(しんどかった。。)
###チャート図のどの部分を取得するか決める
テンバガーを達成済みの銘柄を取得するので、達成済みのチャートを取得しても手遅れになります。
テンバガーを達成する前のチャートと同じチャートを描いている銘柄=“Next 10 Baggar”と考えます。
5年でテンバガーを達成しているので、最初の3~4年のチャート図で機械学習させてみます。
この場合、厳密にはテンバガーじゃないのではとも思いますがそのあたりは目をつぶります。
###対比側のチャートも選ぶ
Teachable Machineはクラスが2個以上必要なので、
テンバガー銘柄の対抗として、5年で大幅に値崩れしてしまっている銘柄のチャートをもう一つのクラスとして作成しました。
#実際に使ってみる
思いついた成長しそうな銘柄とインターネット上で次のテンバガーとして取り上げられているもので試してみます。
NASDAQ: GOOGL(Alphabet Inc Class A)
テンバガーか?といわれると疑問ですが、流石のグーグルです。
NASDAQ: MSFT(マイクロソフト)
あれ?グーグルがよくてマイクロソフトがダメなのはなんでだろう?
ぱっとみチャートもあまり変わらないのに。。。
Google Chromeで実行したからかな?と思い、Edgeで実行してみましたが変わりませんでした。(当たり前)
NASDAQ: ASML(ASMLホールディング)
半導体の世界サプライヤーです。
NASDAQ: MDB(Mongodb Inc)
事業内容:クラウド・データベースのようです。
NASDAQ: OKTA(オクタ)
事業内容:アイデンティティ・クラウドのようです。
他にもDOCS、SNOW、PLTR、DDOG、DOCU、SQ、CRWD、MRNA、TEAM、TTD、TWLOなど試してみましたが、
買えと言われるのはほとんど見つかりませんでした。
一見同じチャートにも見えるものでも結果が違ったりして、人間の目には見えない何かが見えているのでしょうか。
#結論(FIREできそうか)
正直なところ、画像の選定方法、取得した画像、サンプルの数、いろんな要素がありますが、有効に動く気が全くしませんでした。
何となく画像により判定はされるものの、なんの根拠も確証もありません。
これは“占い”か“運試し”です。
買うか、売るか、トレードに悩んでいて、最後の一押しが欲しいときに何となくに使ってみる程度を推奨します。
#実際に買ってみる
とはいえ、身銭を切って挑戦、ということで実際に購入してみます。
少額なのでご安心ください。人生賭けていないです。
結果がわかるのは1年後でしょうか、また1年後に更新したいと思います。
Ticker | price(21/11/25) | price(xx/xx/xx) |
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ASML | 797.1 | 後日更新 |
MDB | 503.1 | 後日更新 |
OKTA | 214.5 | 後日更新 |