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AWS Pricing Calculatorで実際に見積もりをやってみた〜200人規模の社内システムはいくらかかるのか〜

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Last updated at Posted at 2026-04-07

AWS Pricing Calculatorで実際に見積もりをやってみた〜200人規模の社内システムはいくらかかるのか〜

はじめに

AWSの勉強をしていて、お客様から「AWSでシステムを作ったらいくらかかりますか?」と聞かれた場面を想定したとき、正直なところうまく答えられませんでした。

「従量課金なので正確にはわかりません」と答えるしかなく、それで合ってるのかもよくわからない状態でした。

講師に相談したところ、「従量課金なので分からない、は間違いではないが、前提条件を置いた概算を出せるようになった方がいい。まず一度自分でやってみよう」とアドバイスをもらいました。

そこで実際にAWS Pricing Calculatorを触ってみたので、やり方と結果をまとめました。

対象読者

  • AWS学習中でコスト感がまだよくわからない人
  • AWS Pricing Calculatorを使ったことがない人

AWS Pricing Calculatorとは

AWSサービスの月額コストを事前に試算できる無料ツールです。
AWSアカウントなしでブラウザからすぐ使えます。


今回の前提条件

「従量課金なので正確にはわからない」と言いたくなる気持ちはよくわかるのですが、新規システムでも「このくらいのユーザーが、このくらい使う」という仮説を置けば概算は出せます。

今回は講師にもらったケーススタディをそのまま使いました。

項目 考え方
ユーザー数 200人 社内システムの想定人数
稼働日数 月20日(営業日) 社内利用を想定
1人あたりのリクエスト数 1日50件 業務システムの操作数の目安
月間リクエスト数合計 200,000件 200人 × 50件 × 20日
Lambda メモリ 256MB 軽量APIの一般的な設定
Lambda 平均実行時間 200ms 簡単なCRUD処理の目安
DynamoDB モード オンデマンド 利用量が読めない場合はこちらが無難らしい
DynamoDB ストレージ 5GB 初期データ量の見込み
CloudFront データ転送 月間10GB レスポンスデータ量の見込み

仮説の数字が合ってるかどうかは正直自信がないですが、「前提条件を置いて計算する」という練習のためにまずやってみました。


実際にやってみた

① AWS Pricing Calculatorを開く

https://calculator.aws/ にアクセスして「見積もりの作成」をクリックします。

スクリーンショット 2026-04-07 21.45.59.png

② Lambda

入力値

  • リクエスト数: 200,000件/月
  • 実行時間: 200ms
  • メモリ: 256MB

やってみて初めて知ったのですが、Lambdaには無料枠があります(月100万リクエスト・400,000GB秒)。
今回の200,000リクエストは無料枠の範囲に収まりました。

結果: 月額 約0円

下記のように入力
スクリーンショット 2026-04-07 21.50.42.png

スクリーンショット 2026-04-07 21.52.44.png

③ API Gateway(REST API)

入力値

  • APIコール数: 200,000件/月

結果: 月額 約500円

スクリーンショット 2026-04-07 22.11.28.png

スクリーンショット 2026-04-07 22.12.02.png

④ DynamoDB

調査中

⑤ CloudFront

入力値

  • データ転送量: 10GB/月

結果: 月額 約150円

スクリーンショット 2026-04-07 22.05.51.png

スクリーンショット 2026-04-07 22.06.54.png


概算結果まとめ

サービス 月額(目安)
Lambda 無料
API Gateway 約500円
DynamoDB 調査中
CloudFront 約150円
合計 約600円

200人規模の社内システムで月額600円という結果になりました。(DynamoDBは引き続き調査・・!)
正直もっと高くなると思っていたので少し驚きました。


お客様への伝え方(学んだこと)

講師に教えてもらった伝え方のポイントです。

これだと不安にさせてしまう

「従量課金なのでわかりません」

こう言えると安心してもらえる

「今の前提(月間20万リクエスト)だと、月額600円程度の見込みです。
AWS Budgetsでアラートを設定し、毎月Cost Explorerで実績をご報告します。」

「前提条件 + 概算の幅 + コスト管理の仕組み」をセットで伝えるのが大事とのことでした。


やってみてわかったこと

  • ツールの使い方より前提条件を決める方が難しかった。「リクエスト数って何件にすればいいんだろう」で一番悩んだ
  • Lambdaの無料枠が思ったより大きかった。月100万リクエストまで無料なので、今回の規模ではほぼコストゼロだった
  • 一度触ると課金の感覚がつかめる。「DynamoDBはリクエスト数で課金される」「CloudFrontはデータ転送量で課金される」という感覚が実感として身についた
  • 「わからない」で終わらない大切さを実感した。数字が完璧でなくてもいいので、仮説を置いて概算を出すことが第一歩だと思った

まとめ

AWS Pricing Calculatorを初めて触ってみました。
200人規模のサーバーレス構成で月額約600円という結果になりました。

「従量課金だからわからない」と思考停止していたのですが、仮説を置けば概算は出せると学べたのが一番の収穫でした。
まだ見積もりに自信はないですが、次は実際の案件に近い構成で試してみたいと思います。

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