Realmの開発はメンテナンスモードとなり、以後コミュティベースでの開発になるとのこと
いろいろな処理系をサポートし、SQLiteより読み書きが速いRealmをAndroidアプリで使用していました。
mongoDBに買収されてからも積極的な開発が続いていると思っていたのですが、2024年9月にアナウンスがあり、We announced the deprecation of Atlas Device Sync + Realm SDKs in September 2024
とのことです。
クライアント側とサーバー側のデータを自動で同期してくれる、Device Sync機能が1年後に廃止とのことで、これに依存していたアプリには大ダメージです。
Device Sync機能を取り除いたバージョンの開発が、以後communityブランチで行われることになりました。
Realm Kotlinの現状
Realm Kotlinも2024年前半までは積極的にバージョンアップしていたのですが、9月になってぴたりととまりました。
現時点で一番問題なのがKotlin2.1.0に対応していない点。
一つ前のKotlin2.0の場合でも、Realm 2.x + protobufの組み合わせでコンパイル時にstackOverflowErrorが出る致命的な問題があります。これはおそらくKotlin側の問題ですが、おかげでライブラリすべてをkotlin1.9用にとどめておく必要があり頭が痛い。
少なくともコミュニティベースでの開発が軌道に乗らない限り、Realmの利用はお勧めできません。
SQLiteにしとけばよかった...