https://qiita.com/tinagaki/items/a07e76819cf5e5c84516
の続き
組織論としてのスクラム
- 自己管理化、機能横断的な開発チームにすること
- チームの生産性を高めるような変化を促す。
- 未熟なスクラムチームのスクラムイベントのファシリテートすること
- 開発チームの進捗を妨げるものを排除することの促進
- チーム、組織に変化を促すこと
なチームにするために最近の組織論などと比較してみる
指標
googleがreworkで解説をしている。
効果的なチームにある共通の因子があります。
以下rework引用
心理的安全性
心理的安全性とは、対人関係においてリスクある行動を取ったときの結果に対する個人の認知の仕方、つまり、「無知、無能、ネガティブ、邪魔だと思われる可能性のある行動をしても、このチームなら大丈夫だ」と信じられるかどうかを意味します。心理的安全性の高いチームのメンバーは、他のメンバーに対してリスクを取ることに不安を感じていません。自分の過ちを認めたり、質問をしたり、新しいアイデアを披露したりしても、誰も自分を馬鹿にしたり罰したりしないと信じられる余地があります。
スクラムにおける心理的安全性
チームとして作業を行うスクラムにおいてお互いに話し合うということは大切で話せる環境にあるというものは最重要かなと思っています。
相互信頼
相互信頼の高いチームのメンバーは、クオリティの高い仕事を時間内に仕上げます(これに対し、相互信頼の低いチームのメンバーは責任を転嫁します)。
スクラムにおける相互信頼
体感の話になりますが、
信頼をおける環境下で働くことはスピードがあり、そのような環境にすることは生産性、幸福度を上げる上で大切かと思っています。
構造と明確さ
効果的なチームをつくるには、職務上で要求されていること、その要求を満たすためのプロセス、そしてメンバーの行動がもたらす成果について、個々のメンバーが理解していることが重要となります。目標は、個人レベルで設定することもグループレベルで設定することもできますが、具体的で取り組みがいがあり、なおかつ達成可能な内容でなければなりません。Google では、短期的な目標と長期的な目標を設定してメンバーに周知するために、「目標と成果指標(OKR)」という手法が広く使われています。
スクラムにおける構造と明確さ
スクラムにおけるスクラムマスターの定義、プロダクトオーナーの定義をシンプルにしておくことで構造と明確さを保っていると思います。
スクラムマスターは優れた技術者とは一切定義されていないし各役割はしっかり定義されている(と思う)
仕事の意味
チームの効果性を向上するためには、仕事そのもの、またはその成果に対して目的意識を感じられる必要があります。仕事の意味は属人的なものであり、経済的な安定を得る、家族を支える、チームの成功を助ける、自己表現するなど、人によってさまざまです。
スクラムにおける仕事の意味
あんまりここはスクラムで明確化されていない気がします。
インパクト
自分の仕事には意義があるとメンバーが主観的に思えるかどうかは、チームにとって重要なことです。個人の仕事が組織の目標達成に貢献していることを可視化すると、個人の仕事のインパクトを把握しやすくなります。
スクラムにおけるインパクト
なぜこのプロダクトが必要なのか、
このプロダクトバックログがなぜ必要なのか、
インセプションデッキやPO,ステークホルダーによる説明を受ける必要があります。
組織論
ティール組織、グリーン組織
ティール組織とは、社長や上司がマイクロマネジメントをしなくても、目的のために進化を続ける組織のこと
・Red(レッド)組織:個人の力で支配的にマネジメント
・Amber(琥珀)組織:役割を厳格に全う
・Orange(オレンジ)組織:ヒエラルキーは存在するが、成果を出せば昇進可能
・Green(グリーン)組織:主体性が発揮しやすく多様性が認められる
・Teal(ティール/青緑)組織:組織を1つの生命体としてとらえる
と段階を分けて世界で少しづつティールな組織ができていることから本が出版された。
(実体はどうなんだろうとも思いつつ)
スクラムにおけるティール、グリーン組織
スクラムのチームにおける主体は各個人であり、上記に当てはめた場合にティール、グリーン組織に値する。
※オレンジ組織でもできるとは思うが裁量があるオレンジ組織でないと難しいとは個人的に思う。
ティール組織:目指すべき理想のチーム ->スクラムマスターがいなくてもいい世界
グリーン組織: 多様性があり、まずスクラムマスターが目指すべき世界->だんだんティールな(ひとつの生命体として動けるような)チームを目指していく
まとめ
- スクラム自体はモダンな組織論と当てはめてもそれとそこまで遜色はない、、はず
引用
https://scrumguides.org/docs/scrumguide/v2020/2020-Scrum-Guide-Japanese.pdf
https://rework.withgoogle.com/jp/guides/understanding-team-effectiveness/steps/introduction/