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[Kiro実録] マルチルートワークスペースでフォルダを外したらセッションが見えなくなった話

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この記事はZennにも同じ内容で投稿しています。

あくまでも2026/05/22時点の挙動です。今後改善・変更されていく可能性があるので注意してください。
Kiroのバージョン: (お使いの環境のバージョンを Help → About などで確認して記載)

はじめに

Kiroを普段使いしていて、ちょっと意外な挙動に出会ったので記録として残しておきます。

不具合報告というよりは「マルチルートワークスペースを使うときに知っておくと安心かも」というメモです。


何が起きたか

私はKiroを以下のような構成で使っていました。

  • 1つのワークスペースに複数のプロジェクトフォルダを追加して開いている
  • そのうちの1つ(仮にプロジェクトA)について、Kiroと作業セッションを進めていた
  • 別のプロジェクト(仮にプロジェクトB)は、もう使わないのでワークスペースからフォルダを外した

このときに起きたことが以下です。

プロジェクトBを外しただけなのに、プロジェクトAで進めていたチャットセッションが履歴から見えなくなり、作業が中断状態になってしまった。

「プロジェクトBに紐づくセッションを消した」のではなく、「ワークスペースの構成からBのフォルダを外した」だけです。Aの作業は何も触っていません。

慌ててプロジェクトBのフォルダをワークスペースに再追加してみましたが、Aで進めていたセッションは戻ってきませんでした。


なぜそうなるのか(推測)

VSCode系のIDEでは、マルチルートワークスペースの識別IDは「含まれているフォルダの組み合わせ」から生成されることが一般的です。Kiroもおそらく同じ仕組みで、

  • ワークスペース構成(フォルダの組み合わせ)からIDが決まる
  • セッション履歴はそのIDに紐づいて保存される
  • フォルダを1つ追加・削除すると、構成が変わってIDも変わる
  • 結果として、過去のセッションと現在のワークスペースが紐づかなくなる

という流れになっているのだと思います。

セッションのデータ自体が消えたわけではなく、紐づけが切れているだけの可能性が高いです(%APPDATA%\Kiro\User\workspaceStorage\ のような場所にデータは残っていそうです)。ただ、ユーザー側からカジュアルに復旧できる導線は、現時点ではなさそうでした。


使う側として感じたこと

ユーザーの感覚としては、

  • セッションは「作業対象のプロジェクト」に紐づいてほしい
  • ワークスペースの構成(他のプロジェクトの追加・削除)に左右されてほしくない

という期待がありました。

「関係ないプロジェクトを1つ外しただけで、別プロジェクトの作業履歴に影響する」というのは、マルチルートワークスペースを日常的に使う人にとっては、ちょっと気をつけたいポイントになりそうです。


Codex Appとの比較で感じた違和感かもしれない

少し補足です。今回違和感を覚えた背景には、最近Codex Appを併用している影響もありそうです。

Codex Appはプロジェクトごとにセッション(チャット)が管理されている作りで、「このプロジェクトを開く → そのプロジェクトの過去のやり取りが並んでいる」というのが自然な体験になっています。私はその使い方にすっかり慣れてしまっていました。

その流れでKiroを触ると、

  • Kiro: セッションはワークスペース構成に紐づく(と思われる)
  • Codex App: セッションはプロジェクトに紐づく

という違いが、今回の「フォルダ外したらセッション見えなくなった」事件で初めて表に出てきた、という感じです。

ここは誤解しないでほしいのですが、Kiroが劣っているという話ではまったくありません。むしろKiroは「エディタとAIが一体化している」強みがあって、コードを読みながら直接修正してもらえる体験は本当に優秀で、普段からとても助けられています。

ただ、たまたま今回はCodex Appの「プロジェクト単位の管理」に慣れた状態でKiroを使っていたので、こっちの方が自然だなと感じてしまった、というのが正直なところです。逆に言えば、Codex Appを使っていなかったら今回の件もそこまで気にならなかった可能性もあります。

なのでこれは「Kiroの仕様がおかしい」ではなく、「他のツールに慣れた目線で見ると、ここが少し気になった」というユーザー側の事情の話として読んでもらえると嬉しいです。


当面の対策

仕様としてそうなっている前提で、自分なりに気をつけることを整理しました。

  • 重要なセッションがある間は、ワークスペースの構成をいじらない
  • フォルダの追加・削除は、区切りの良いタイミング(セッションが一段落した後)で行う
  • マルチルート構成にせず、プロジェクトごとに独立したウィンドウで開く運用に切り替えるのも一案
  • 重要なやり取りは、その都度メモやファイルに書き出して残しておく

おわりに

Kiroは普段から本当に助けてもらっていて、今回もこの挙動に気づけたのはたくさん使っているからこそです。エディタとAIが一体化している体験は他のツールにはない強みだと感じていて、メインの相棒として使い続けるつもりです。

「ワークスペースの構成を変えるとセッションの紐づけが切れる場合がある」というのは知っていれば回避できる話なので、同じ構成で使っている方の参考になれば嬉しいです。

今後のアップデートで、セッションがプロジェクト単位で管理されるようになると、マルチルート派としてはより安心して使えるようになりそうです。期待しつつ、引き続き使っていきます。

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