/etc/group とは？

/etc/groupはグループの設定が保存されているファイルです！

グループっていうのは、ユーザーがまとまっているやつですよね。
（学校でいうクラスとか部活とか？会社でいう部署みたいなものですかね？）

/etc/groupファイルの中身をもう少し詳しく見ていきましょう！

何が書いてあるの？

catコマンドを使用してファイルの中身を見てみます。

[root@localhost ~]# cat /etc/group 
root:x:0:
bin:x:1:
daemon:x:2:
sys:x:3:
adm:x:4:
tty:x:5:
　：

こんな感じにたくさん表示されます！
（本当は何十行も表示されるのですが割愛しますね。気になる方はコマンドを実行してみてください☆）

1行に1グループの情報が書いてあります。
1行目にrootが表示されているのでその行を見ていきましょう。

root:x:0:が書いてあると分かったところでどういう意味か分からないですよね。暗号みたい。
これには書式の決まりがあります！

:は区切りのマークです！
なので、root:x:0:には以下のように4つの情報が書かれています。

左から順番に見てみましょう。

まず1つ目は「グループ名」です。
つまりrootという名前のグループということですね！

2つ目は「グループパスワード」です。
グループメンバー用のパスワードが入ります。ただ！！xはパスワードではない。ということに気をつけてくださいね。

ここに実際のパスワードが表示されてしまったら、
そのグループに所属していないユーザもパスワードを知ることができちゃいますよね。

今は「シャドウパスワード」というものが使われているからxが入るらしいです。
（へ～そうなんだ～くらいで流しておきましょう）

次！3つ目は「GID（グループID）」です。
グループを識別するための数字が入ります。rootグループのGIDは0ということですね！

最後！4つ目は「グループメンバー」です。
rootグループをサブグループにしているユーザーのユーザー名が入ります。
複数のユーザが所属している場合は「,」で区切って並べます。

rootグループをサブグループにしているユーザーはいないみたいですね。

というか、そもそも「サブグループにしている」ってなんですかね。

まあ、ここまでで/etc/groupについてどういうものなのか、何が書いてあるファイルなのかはなんとなくわかりましたね。

ここから少し難しくなります・・・。
余裕があれば読んでみてください☆

まず、ユーザーは複数のグループに所属することができます。

ユーザーにとって基本となる（メインの？）グループを「プライマリーグループ（基本グループ）」といいます。

そして、それ以外に所属しているグループを「サブグループ（参加グループ、セカンダリーグループ）」といいます。
（兼部みたいなことですかね？）

なにが違うの？？っていうと、
例えば、ファイルやディレクトリ（フォルダ）を作成すると、
作成したユーザーが所属しているグループがファイルやディレクトリの所有グループになります。

そのときに所有グループとしてデフォルトで適用されるのがプライマリーグループ（基本グループ）です。

（「所有グループ？？」という方はさらっと流してください！パーミッションについて学ぶと少し分かると思います☆）

ユーザーもグループも作成していないのに、最初からグループがたくさんありますよね。

それ、rootとlp以外のグループ（そのグループに所属しているユーザーも）は全て現在のシステムでは実際に必要のない、ほとんど使用されていないグループ（ユーザー）らしいです。

昔に使用されていたのがそのまま残っているみたいですね。
削除する必要がなければ残しておいてもいいだろう。みたいな感じかもしれません。

/etc/配下をみていたら/etc/group-というファイルがありました。
/etc/groupファイルのバックアップらしいです！
他のファイルにも同じようにありそうですね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
拙い文章がだらだらと続いてしまい、読みにくかったと思います。すみません
また、間違った説明があればご教授いただけると幸いです。

「なにが分からないのかも分からない、、、」そんな私のような方の参考になれば嬉しいです。

【標準のシステムユーザーアカウントの説明および目的】(https://access.redhat.com/ja/solutions/656033)
『LPIC レベル1』
【「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典/etc/group-】(https://wa3.i-3-i.info/word11694.html)