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CursorのProプランでPremiumモデルを使い切った場合の解決方法

Last updated at Posted at 2025-01-22

はじめに

CursorのProプランを利用していて、Premiumモデル(GPT-4やClaude)の制限に達してしまった方も多いのではないでしょうか。 この記事では、Premiumモデルの制限に達した場合の具体的な対処方法をご紹介します。

Proプランの制限について

基本の制限値:

  • Premiumモデルの高速モード:月500回まで
  • Premiumモデルの低速モード:無制限

解決方法

1. Fast Requestsの追加購入

最も簡単な解決方法は、Fast Requestsを追加購入することです。

購入方法:

  1. アカウント設定から「ADD FAST REQUESTS」をクリック
  2. 購入したい数を選択(例:1000リクエスト)
  3. 「UPGRADE +$20/MO」をクリックして確定

注意点:

  • 追加料金は月額$20から500リクエストずつ追加できる。

2. Geminiの活用

無料枠が多い使えるGeminiを活用することで、制限を回避できます。

メリット:

  • GPT-4oやClaude 3.5 Sonnetと同等以上の性能
  • Cursor Composer利用時に特に効果的
  • 追加コストなしで利用可能

重要な注意点:

  • 機密情報を含むコードの処理には不適切
  • 企業の内部コードや個人情報を含むコードの処理は避けることを推奨
  • オープンソースプロジェクトや公開可能なコードの処理に限定して使用することを推奨

3. Usage-based Pricingへの切り替え

使用量に応じた従量課金制を選択することで、制限を解除できます。

特徴:

  • 500回の基本制限を超えた分のみ課金
  • Claude OpusやO1モデルなどの従量課金モデルも利用可能
  • 待機時間なしでスムーズに利用可能(ただし、Claudeに関してはUsage-based PricingやFast Requestsを有効にしても低速になる可能性あり。詳細は「トラブルシューティング:Claudeが重い場合」を参照してください)

4. Businessプランへのアップグレード

より多くの機能が必要な場合は、Businessプランへのアップグレードも検討できます。

Businessプランの特徴:

  • 月額$40/ユーザー
  • Proプランの全機能に加え、追加機能あり
  • Admin usage dashboard(管理画面): 組織全体での利用状況の一括管理が可能
  • Centralized billing(一括請求): 「-> Billing」をクリックすることで Stripe の画面を開き、そこから請求書/領収書をダウンロードすることができる。Pro プランではメンバーごとにこの操作を行う必要がありますが、Business プランでは Team メンバー分の請求を一括で管理することができるため利便性が向上します。
  • Enforce privacy mode(プライバシーモードの強制)
  • OpenAI zero-data retention(OpenAI のゼロデータ保持)
  • チーム管理者側でのEdit Request Limit(500 回/月の GPT-4(高速)使用制限の緩和)

注意点:

  • アカウントごとの GPT-4(高速)の残量が把握できなくなる。

参考:
AIエディター「Cursor」の Business プランの利用を開始したので詳しく解説する

まとめ:最適な解決方法の選び方

状況に応じて、以下の選択肢から最適な方法を選びましょう:

  1. すぐに解決したい場合
    • Fast Requestsの追加購入
    • Usage-based Pricingへの切り替え
  2. コストを抑えたい場合
    • Geminiの活用
    • Premium以外の代替モデルの使用
  3. チームでの利用が主な場合
    • Businessプランへのアップグレード

それぞれの方法を組み合わせることで、より効率的な利用が可能です。 ご自身の使用状況や予算に合わせて、最適な方法を選択してください。

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