この記事はLITALICO Advent Calendar 2022のカレンダー2の4日目の記事です。
https://qiita.com/advent-calendar/2022/litalico
はじめに
今回もBigQuery50本ノック書いていこうと思います。
初級編の記事をご覧になっていない方はそちらもご参照ください。
中級編では、関数の戻り値のデータ型やテーブル・クエリの結果のスキーマを意識するのがポイントになってくると思います。
また、知っておくと便利なテクニック・関数や、データの前処理が済んでいない場合の簡単な処理方法も紹介していきます。
中級編
問題
ここで使うテーブル
aiuto-public.knock2022_simple_ec.access_log_transform_日付
整形済みアクセスログテーブル
time アクセス日時 TIMESTAMP |
date_jst アクセス日 DATE |
path HTTPリクエストのパス STRING |
method HTTPリクエストのメソッド STRING |
status_code HTTPレスポンスのステータスコード STRING |
request_id リクエストに一意なID STRING |
user_id 会員ID INT64 |
---|---|---|---|---|---|---|
2022-11-10 22:56:00 UTC | 2022-11-11 | /ranking | GET | 200 | 6924bb32-f1cd-4f7a-a585-4446a8f62d82 | 200004 |
... | ... | ... | ... | ... | ... | ... |
aiuto-public.knock2022_simple_ec.orders
注文テーブル
id 注文id INT64 |
user_id 会員ID INT64 |
ordered_at 注文日時 TIMESTAMP |
total 合計額 INT64 |
---|---|---|---|
5001 | 200001 | 2022-10-03 15:58:12 UTC | 1984 |
... | ... | ... | ... |
aiuto-public.knock2022_simple_ec.order_statements
注文明細行テーブル
order_id 注文id INT64 |
item_id 商品ID INT64 |
quantity 個数 INT64 |
---|---|---|
5002 | 10001 | 1 |
... | ... | ... |
24. [日付] 日付から文字列に変換する
整形済みアクセスログ
テーブルの全ての日付のテーブルについて、 パス
の列を取得して、さらにアクセス日を日本語表記 20xx年xx月xx日
にした列 date_jst_jpn
を追加してください。
なお日本語表記のアクセス日の出力の際は、 アクセス日時
( TIMESTAMP
型)の列を使うのではなく、 アクセス日
( DATE
型)の列を使ってみてください。
path | date_jst_jpn |
---|---|
... | ... |
25. [日付] 日付と文字列を比較する
(24)の結果について、さらにアクセス日が2022年10月9日以前の行だけに絞り込んでください。
なおアクセス日の条件は、 アクセス日時
( TIMESTAMP
型)の列を使うのではなく、 アクセス日
( DATE
型)の列を使ってみてください。
path | date_jst_jpn |
---|---|
... | ... |
26. [日付] タイムスタンプから日付に変換する
注文
テーブルからすべての行と列を取得し、さらに 注文日時
を日本時間の日付として解釈した「注文日」の列を ordered_on_jst
という名前で加えてください。
なお、日付の列は FORMAT_TIMESTAMP
で STRING
型の日付表記にするのではなく、 DATE
型で出力されるようにしてください。
id | user_id | ordered_at | total | ordered_on_jst |
---|---|---|---|---|
... | ... | ... | ... | ... |
27. [サブクエリ] クエリ結果に対するクエリ
(26)のクエリ結果自体を取得元として、注文日が2022年10月9日以前の注文に絞り込んでください。
id | user_id | ordered_at | total | ordered_on_jst |
---|---|---|---|---|
... | ... | ... | ... | ... |
28. [サブクエリ] WITH句の活用
(27)のクエリのサブクエリ部分に orders_with_ordered_on
というエイリアスを付けて WITH
句を使って書いてみてください。
結果は(27)と同じです。
id | user_id | ordered_at | total | ordered_on_jst |
---|---|---|---|---|
... | ... | ... | ... | ... |
29. [集計] SELECT句で追加した列での集計
(26)と同様に 注文
テーブルに注文日の列 ordered_on_jst
を追加した上で、注文日ごとの全注文の合計額を sum_total_by_ordered_on
という名前で集計してください。
なお、今回はサブクエリや WITH
句を使わないようしてください。
ordered_on_jst | sum_total_by_ordered_on |
---|---|
... | ... |
30. [サブクエリ] クエリ結果に含まれる列を条件として使う
整形済みアクセスログ
テーブルの2022年10月10日のアクセスログについて、 パス
が /items/10001
のページを閲覧した会員が、他にどんなページを閲覧しているのかをパス
ごとにカウントしてください。
カウントの列は pv_count
という名前にして、結果は パス
の昇順にしてください。
考え方:該当会員のアクセス(パスが /items/10001
かつ user_id
が NULL
でない行)の user_id
を抽出した上で、その結果を絞り込み条件として使う。
path | pv_count |
---|---|
/ | 1 |
/cart | 330 |
... | ... |
/items/10003 | 26 |
... | ... |
31. [サブクエリ] サブクエリ内で外側のクエリの列を条件にする
(30)と同じ分析を、相関サブクエリ(サブクエリ内の条件で外側のクエリの列を使う)を使って書いてみてください。
考え方: 「特定のパスにアクセスしたことがある会員のアクセス」という条件を、「その行の会員IDについて、その会員IDで特定のパスにアクセスした行が存在する、ような行」と表現します。
path | pv_count |
---|---|
... | ... |
32. [集計] 特定の条件に合致するものをカウントする
注文
テーブルについて、次の3つの値を集計してください。
- 全体の注文数
orders_count
-
合計
が5000円以上の注文数orders_5000yen_or_more_count
-
合計
が5000円未満の注文数orders_under_5000yen_count
orders_count | orders_5000yen_or_more_count | orders_under_5000yen_count |
---|---|---|
1892 | 708 | 1184 |
33. [集計] 特定の条件に合致する場合に特定の列を合計する
注文
テーブルについて、次の3つの値を集計してください。
- 全体の注文合計額
orders_sum_total
-
合計
が5000円以上の注文の合計額orders_5000yen_or_more_sum_total
-
合計
が5000円未満の注文の合計額orders_under_5000yen_sum_total
orders_sum_total | orders_5000yen_or_more_sum_total | orders_under_5000yen_sum_total |
---|---|---|
8004899 | 4947805 | 3057094 |
34. [ウィンドウ関数] 特定の列を使って、特定の列ごとに順番を振る
注文
テーブルの各注文について全ての列を取得し、さらにその注文がその 会員ID
での何回目の注文なのかを示す列を order_index_by_user
という名前で追加してください。
結果は 会員ID
の昇順・ order_index_by_user
の昇順になるようにしてください。
なお、最も 注文日時
が古い注文を1回目として、各ユーザ内で注文日時の重複は考えないものとします。
id | user_id | ordered_at | total | order_index_by_user |
---|---|---|---|---|
5001 | 200001 | 2022-10-03 15:58:12 UTC | 1984 | 1 |
5002 | 200001 | 2022-10-03 21:26:49 UTC | 1806 | 2 |
... | ... | ... | ... | ... |
35. [ウィンドウ関数] 特定の列を使って順位を振る
注文明細
テーブルについて、 商品ID
別に 個数
の合計を集計した上で、注文個数の合計が多い順に順位をつけて、順位の高い順に並び替えてください。
注文個数合計の列には sum_quantity_by_item_id
の名前を、順位の列には rank_by_quantity_desc
の名前をつけてください。
商品ID
別の注文個数の集計を先に行い、WITH句で aggregated_by_item_id
のような名前で定義しておくと便利かもしれません。
なお同率の場合は「1位・1位・3位」のように同率の次の順位の数字は飛ぶようにしてください。
item_id | sum_quantity_by_item_id | rank_by_quantity_desc |
---|---|---|
10001 | 4955 | 1 |
... | ... | ... |
36. [条件式] 条件と値の対応を複数書き並べる
注文
テーブルの全ての行と列を取得した上で、 注文額
に応じた分類を表す列 segment_by_total
を追加してください。
注文額に応じた分類の方法
注文額 | 値 |
---|---|
0円以上999円以下 | 0円~999円 |
1000円以上9999円以下 | 1000~9999円 |
10000円以上 | 10000円~ |
出力イメージ
id | user_id | ordered_at | total | segment_by_total |
---|---|---|---|---|
5001 | 200001 | 2022-10-03 15:58:12 UTC | 1984 | 1000~9999円 |
... | ... | ... | ... | ... |
5003 | 200001 | 2022-10-04 04:20:01 UTC | 895 | 0円~999円 |
... | ... | ... | ... | ... |
37. [PIVOT] 簡単なクロス集計をする
注文
テーブルについて、(26)を参考に注文日(日本時間)の列を追加した上で、縦軸を注文日(日本時間)、横軸を10001から10003までの 商品ID
として、注文日・ 商品ID
別の注文数の合計をクロス集計してください。
注文日の列名は ordered_on_jst
、 商品ID
の列は item_10001
... item_10003
とし、結果は注文日の昇順で並び替えてください。
集計に必要な列( 注文日
・ 数量
・ 商品ID
)だけを出力するクエリを WITH
句を使って order_with_statements
のような名前で定義しておくと便利かもしれません。
ordered_on_jst | item_10001 | item_10002 | item_10003 |
---|---|---|---|
2022-10-01 | 47 | 28 | 85 |
... | ... | ... | ... |
(この問題だけ見慣れない機能を使っていて難易度が高いというか仲間外れに見えますが、使えるとJOIN祭りを回避できて地味に便利なので入れてみました。「BigQuery pivot」などで色々ググってみてください。)
ここから使うテーブル
最後に、サーバから送られた直後の生のログデータに対して前処理を行いたいときや、前処理を待たずにすぐにクエリを書きたいときを想定した問題をご用意しました。
aiuto-public.knock2022_simple_ec.access_log_raw_日付
未整形アクセスログテーブル
time アクセス日時 INT64 |
message ログ情報 STRING |
---|---|
1668353024 | {"path":"/cart","method":"POST","status_code":"302","request_id":"879884aa-7875-4d23-8b07-d2846c7858f4","user_id":"200286"} |
... | ... |
aiuto-public.knock2022_simple_ec.users
会員テーブル
id 会員id INT64 |
registered_at 仮登録完了日時 TIMESTAMP |
confirmed_at 本登録完了日時 TIMESTAMP |
---|---|---|
200477 | 2022-10-17 23:09:22 UTC | 2022-10-23 23:57:24 UTC |
... | ... | ... |
「JSON」や「UNIXTIME」といった用語に馴染みのない方は、適宜次のようなページもご参照ください。
38. [JSON] スカラ値を抜き出す
未整形アクセスログ
テーブルの2022年10月10日分の全ての行について、 message
列のJSON形式の文字列から、 path
method
status_code
user_id
のキーを、それぞれ列として抽出してください。
path | method | status_code | user_id |
---|---|---|---|
/items/10004 | GET | 200 | 200486 |
... | ... | ... | ... |
39. [タイムスタンプ] UNIXTIMEをタイムスタンプに変換する
(38)の結果について、さらに time
列の値を TIMESTAMP
型に変換して、一番左の列として追加してください。
time | path | method | status_code | user_id |
---|---|---|---|---|
2022-10-10 14:19:44 UTC | /items/10004 | GET | 200 | 200486 |
... | ... | ... | ... | ... |
40. [CAST] 文字列から整数に変換する
(39)の結果に、JSONから抽出した列の user_id
と 会員
テーブルの 会員ID
を突き合わせて左外部結合を行い、 仮登録完了日時
と 本登録完了日時
の列を結果に追加してください。
なお、 user_id
の列は STRING
型ではなく INT64
型で出力されるようにしてください。
time | path | method | status_code | user_id INT64 |
registered_at | confirmed_at |
---|---|---|---|---|---|---|
2022-10-10 14:19:44 UTC | /items/10004 | GET | 200 | 200486 | 2022-10-12 06:38:53 UTC | |
... | ... | ... | ... | ... | ... | ... |
2022-10-09 23:19:31 UTC | /items | GET | 200 | |||
... | ... | ... | ... | ... | ... | ... |
解答例
24. [日付] 日付から文字列に変換する
ポイント:日付の場合は、 DATE
型になっている時点でタイムゾーンが考慮されているため、文字列に変換するときにはタイムゾーンの指定は必要ありません。
SELECT
path,
FORMAT_DATE("%Y年%m月%d日", date_jst) date_jst_jpn
FROM
`aiuto-public.knock2022_simple_ec.access_log_transform_*`
25. [日付] 日付と文字列を比較する
ポイント: DATE
型の値について条件を書くときは日付の文字列と直接比較するのが便利です。
※TIMESTAMP
型の場合でも文字列と直接比較はできますが、時差を考慮したいため TIMESTAMP(文字列, "Asia/Tokyo")
とするのが便利です。
SELECT
path,
FORMAT_DATE("%Y年%m月%d日", date_jst) date_jst_jpn
FROM
`aiuto-public.knock2022_simple_ec.access_log_transform_*`
WHERE
date_jst <= "2022-10-09"
26. [日付] タイムスタンプから日付に変換する
SELECT
*,
DATE(ordered_at, 'Asia/Tokyo') ordered_on_jst
FROM
`aiuto-public.knock2022_simple_ec.orders`
27. [サブクエリ] クエリ結果に対するクエリ
ポイント:(26)のクエリを丸ごと FROM
に指定すればOKです。
SELECT
*
FROM (
SELECT
*,
DATE(ordered_at, 'Asia/Tokyo') ordered_on_jst
FROM
`aiuto-public.knock2022_simple_ec.orders` )
WHERE
ordered_on_jst <= "2022-10-09"
28. [サブクエリ] WITH句の活用
ポイント:サブクエリにしていた部分をあたかも元々テーブルやビューが定義されていたかのように書くことができるので、うまく使えば可読性を上げることができます。
WITH
orders_with_ordered_on AS (
SELECT
*,
DATE(ordered_at, 'Asia/Tokyo') ordered_on_jst
FROM
`aiuto-public.knock2022_simple_ec.orders`)
SELECT
*
FROM
orders_with_ordered_on
WHERE
ordered_on_jst <= "2022-10-09"
29. [集計] SELECT句で追加した列での集計
SELECT
DATE(ordered_at, 'Asia/Tokyo') ordered_on_jst,
SUM(total) sum_total_by_ordered_on
FROM
`aiuto-public.knock2022_simple_ec.orders`
GROUP BY
ordered_on_jst
30. [サブクエリ] クエリ結果に含まれる列を条件として使う
SELECT
path,
COUNT(1) pv_count
FROM
`aiuto-public.knock2022_simple_ec.access_log_transform_20221010`
WHERE
user_id IN (
SELECT
user_id
FROM
`aiuto-public.knock2022_simple_ec.access_log_transform_20221010`
WHERE
path = "/items/10001"
AND user_id IS NOT NULL )
GROUP BY
path
ORDER BY
path
31. [サブクエリ] サブクエリ内で外側のクエリの列を条件にする
ポイント: EXISTS
演算子の中で選択する列はどれでも問題ないです
SELECT
path,
COUNT(1) pv_count
FROM
`aiuto-public.knock2022_simple_ec.access_log_transform_20221010` access_log
WHERE
user_id IS NOT NULL
AND EXISTS (
SELECT
1
FROM
`aiuto-public.knock2022_simple_ec.access_log_transform_20221010` access_log_inner
WHERE
path = "/items/10001"
AND access_log_inner.user_id = access_log.user_id)
GROUP BY
path
ORDER BY
path
32. [集計] 特定の条件に合致するものをカウントする
ポイント:条件のあとに OR NULL
を付ける必要があります。(そうでないと条件に合致しない場合の FASLE
がカウントされてしまいます)
SELECT
COUNT(*) orders_count,
COUNT(total >= 5000
OR NULL) orders_5000yen_or_more_count,
COUNT(total < 5000
OR NULL) orders_under_5000yen_count
FROM
`aiuto-public.knock2022_simple_ec.orders`
33. [集計] 特定の条件に合致する場合に特定の列を合計する
ポイント:計算から除きたい場合は NULL
を渡せばOKです
SELECT
SUM(total) orders_sum_total,
SUM(
IF
(total >= 5000, total, NULL)) orders_5000yen_or_more_sum_total,
SUM(
IF
(total < 5000, total, NULL)) orders_under_5000yen_sum_total
FROM
`aiuto-public.knock2022_simple_ec.orders`
34. [ウィンドウ関数] 特定の列を使って、特定の列ごとに順番を振る
SELECT
*,
ROW_NUMBER() OVER (PARTITION BY user_id ORDER BY ordered_at) order_index_by_user
FROM
`aiuto-public.knock2022_simple_ec.orders`
ORDER BY
user_id,
order_index_by_user
35. [ウィンドウ関数] 特定の列を使って順位を振る
WITH
aggregated_by_item_id AS (
SELECT
item_id,
SUM(quantity) sum_quantity_by_item_id
FROM
`aiuto-public.knock2022_simple_ec.order_statements`
GROUP BY
item_id )
SELECT
item_id,
sum_quantity_by_item_id,
RANK() OVER (ORDER BY sum_quantity_by_item_id DESC) rank_by_quantity_desc
FROM
aggregated_by_item_id
ORDER BY
rank_by_quantity_desc
36. [条件式] 条件と値の対応を複数書き並べる
SELECT
*,
CASE
WHEN total BETWEEN 0 AND 999 THEN '0円~999円'
WHEN total BETWEEN 1000
AND 9999 THEN '1000~9999円'
ELSE
'10000円~'
END
segment_by_total
FROM
`aiuto-public.knock2022_simple_ec.orders`
(改行位置はBigQueryのフォーマット機能に任せているのですがこれはなんだか美しくないですね。。
37. [PIVOT] 簡単なクロス集計をする
ポイント: PIVOT
演算子を使う前に、集計に必要な列だけに限定しておきます
WITH
order_with_statements AS (
SELECT
DATE(ordered_at, "Asia/Tokyo") ordered_on_jst,
item_id,
quantity
FROM
`aiuto-public.knock2022_simple_ec.orders` orders
JOIN
`aiuto-public.knock2022_simple_ec.order_statements` order_statements
ON
orders.id = order_statements.order_id )
SELECT
*
FROM
order_with_statements PIVOT ( SUM(quantity) FOR item_id IN(10001 AS item_10001,
10002 AS item_10002,
10003 AS item_10003) )
ORDER BY
ordered_on_jst
38. [JSON] スカラ値を抜き出す
SELECT
JSON_VALUE(message, "$.path") path,
JSON_VALUE(message, "$.method") method,
JSON_VALUE(message, "$.status_code") status_code,
JSON_VALUE(message, "$.user_id") user_id
FROM
`aiuto-public.knock2022_simple_ec.access_log_raw_20221010`
39. [タイムスタンプ] UNIXTIMEをタイムスタンプに変換する
SELECT
TIMESTAMP_SECONDS(time) time,
JSON_VALUE(message, "$.path") path,
JSON_VALUE(message, "$.method") method,
JSON_VALUE(message, "$.status_code") status_code,
JSON_VALUE(message, "$.user_id") user_id
FROM
`aiuto-public.knock2022_simple_ec.access_log_raw_20221010`
40. [CAST] 文字列から整数に変換する
ポイント: user_id
列が STRING
型のままだと結合できないので、 INT64
にキャストして型を合わせます。
WITH
formatted AS (
SELECT
TIMESTAMP_SECONDS(time) time,
JSON_VALUE(message, "$.path") path,
JSON_VALUE(message, "$.method") method,
JSON_VALUE(message, "$.status_code") status_code,
CAST(JSON_VALUE(message, "$.user_id") AS INT64 ) user_id
FROM
`aiuto-public.knock2022_simple_ec.access_log_raw_20221010`)
SELECT
formatted.*,
registered_at,
confirmed_at
FROM
formatted
LEFT JOIN
`aiuto-public.knock2022_simple_ec.users` users
ON
formatted.user_id = users.id
実践編へ続く
以上、中級編でした。
次回の実践編では、初級編と中級編で触れた内容をもとに、実業務で依頼されそうな分析を想定したクエリを書いていきます。