IIS(WEBサーバ)とIBM WebSphere(APサーバ)の連携は「Webサーバー・プラグイン」を使って行います。もっとも簡単で確実なのは、IBMが提供する “Web Server Plug-ins Configuration Tool(PCT)” を使う方法です。
■IISとWebSphereを連携する全体像
IIS(Webサーバー)
→ WebSphere プラグイン(橋渡し役)
→ WebSphere Application Server(アプリ実行)
IISは静的コンテンツを返し、動的リクエスト(/app など)はWebSphereに転送されます。
この転送ルールを作るのが「Web サーバー・プラグイン」です。
■ステップ1:必要なものをインストール
・ WebSphere Application Server(WAS)
・ Web Server Plug-ins(IIS 用)
IBMが提供するプラグインをインストールします。
インストールすると以下が入ります:
・Plugin(IISとWASの通信モジュール)
・WebSphere Customization Toolbox
・中に Plug-ins Configuration Tool(PCT) がある
■ステップ2:Plug-ins Configuration Tool(PCT)を起動
IBM の公式手順でも「自動構成が推奨」されています。
・WebSphere Customization Toolboxを起動
・「Plug-ins Configuration Tool」を選択
・「新しい構成を作成」を選ぶ
■ステップ3:IISを選択して設定を進める
PCTの画面で以下を選択します:
・Webサーバーの種類:IIS
・IISのインストールパス
・WASのプロファイル(AppServerのプロファイル)
・プラグインのインストール先
PCTは内部で以下を自動生成します:
・plugin-cfg.xml(ルーティング設定)
・IISの設定(ISAPIフィルタなど)
・必要なDLLの配置
■ステップ4:IIS側の設定(自動で行われるが理解しておく)
PCTが行う主な設定:
・ ISAPIフィルタの登録
IISにWebSphereプラグイン(mod_was_ap22_http.dllなど)が登録される。
・ ハンドラマッピングの設定
特定のURLパターン(例:/myapp/*)をWASに転送。
・ plugin-cfg.xmlの配置
WASのルーティング情報が入ったXML。
■ステップ5:plugin-cfg.xmlをWASと同期
WAS のアプリをデプロイしたり、ポートが変わったりすると
plugin-cfg.xmlを再生成 → IISに反映が必要です。
WAS管理コンソールから:
・Servers → Web servers
・IISを選択
・Generate Plug-in
・Propagate Plug-in
これでIIS側に最新のルーティングが反映されます。
■ステップ6:動作確認
IISのサイトにアクセスして、WASのアプリが動くか確認します。
IIS → プラグイン → WASの順にリクエストが流れます。
■トラブルが起きやすいポイント
・ plugin-cfg.xml が古い
→ WASコンソールから「Generate」「Propagate」を実行。
・ IISのISAPIフィルタが読み込まれていない
→ IISマネージャーで「緑の上矢印」になっているか確認。
・ ファイアウォールでWASのポートがブロック
→ デフォルトは9080(HTTP)、9443(HTTPS)。
■まとめ(要点)
①WebSphere Plug-insをインストール
②Plug-ins Configuration Tool(PCT)でIISを自動構成
③plugin-cfg.xmlが生成されIISに配置される
④IISがWebSphereにリクエストを転送できるようになる
⑤アプリ変更時はplugin-cfg.xmlを再生成・反映
以上です。
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伊藤 俊広
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