AWS IoT 概要

AWS IoT

• AWS IoTとは

AWS IoTコンポーネント

メッセージブローカー

• プロトコル

プロトコル	認証	Port	ALPN ProtocolName	メッセージ
MQTT	X.509クライアント証明書	8883,443	x-amzn-mqtt-ca	subscribe, publish
HTTPS	X.509クライアント証明書	8443,443	x-amzn-http-ca	publish
HTTPS	SigV4	443	該当なし	publish
MQTT over WebSocket	SigV4	443	該当なし	subscribe,publish

• ALPNによりMQTTをport443で利用可能

  • https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/mqtt-with-tls-client-authentication-on-port-443-why-it-is-useful-and-how-it-works/
  • ALPN (Application Layer Protocol Negotiation): RFC7301
  • クライアントがALPN拡張をサポートしていることが前提
    • opensslは1.0.2以降対応 openssl-1.0.2-notes

• MQTT

  • MQTT version 3.1.1に基づく（下記例外）
  • 仕様からの逸脱あり
    • QoS0でメッセージが複数回(0以上)配信される場合がある。(DUPフラグ未設定)
    • Q0S2は未サポート。QoS2のリクエストはACK(PUBACK or SUBACK)を応答しない。
    • 新規subscribeに対するラストメッセージの保持(retain)はサポートされない。
      • 接続単位の永続セッション(cleanSessionフラグ)はサポート
        • MQTT永続化セッション
      • willメッセージに関する制限記述は無いのでサポート

• 制限事項

• 対応するMQTTデバイス

  • デバイスを設定する
    • 専用デバイスだけでなく、MQTTクライアントも対応と読める

デバイスシャドウサービス

• デバイスシャドウ：デバイスの現在の状態情報の保存と取得に使用されるJSONドキュメント
• デバイスシャドウサービス：AWS IoTに接続された各デバイスのシャドウを管理するサービスで、MQTTまたはHTTPで各デバイスの状態（接続状態に関わらず）の取得設定を行うことができる。

料金

• AWS IoT Core料金
• 以下、東京リージョン前提に記述（他のリージョンに比較して割高）

接続料金

• １デバイスのAWS IoT Coreへの接続時間に応じて１分単位で発生
• 0.096 USD (100万分あたり)

メッセージング料金

• １デバイスとAWS IoT Coreの間で「送信された」メッセージ数により計算される。
  • publish, subscribeは送信メッセージ。ACKはメッセージに含めない。
• MQTT-keepaliveは対象外
• メッセージ数は、5KB毎に増加。(ex: 8KB -> 2メッセージ数)
• メッセージ100万件あたり
  • メッセージ10億件まで：1.20 USD
  • ~40億件まで：0,96 USD
  • 50億権以上：0.84 UDD

デバイスシャドウとレジストリ

• デバイスシャドウやレジストリデータに対するアクセス、又は変更のオペレーション数によって発生
• デバイスシャドウ自体はThings登録時に規定で作成される。管理アプリケーションやAWS CLIからデバイスシャドウサービスにアクセス（Shadow ARNへのアクセス)しない限り課金は発生しない。
  • Shadow ARNはThings登録時に作成される。(ex. arn:aws:iot:ap-northeast-1:440364497558:thing/device_mosquitto_windows10)
• オペレーション数は、デバイスシャドウまたはレジストリのレコードサイズ1KB単位で計算される。
• 1.50 USD (オペレーション 100万件あたり)

ルールエンジン

• ルールによるサービス(S3, DynamoDB, Kinesis)ルーティングで発生
• ルールがトリガーされる度に計算される。
• 0.18UDD (トリガーされたルール100万件あたり/実行されたアクション100万件あたり)