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GitHub Pagesを使ってMisskeyのPluginやThemeを配布する

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はじめに

想定する読者層

  • GitHub/GitHub Pagesを使える
  • Misskey Plugin/Themeを作ったことがある
  • Misskey Plugin/Themeの配布を検討している
  • 自分でサーバーを持つ気がない

メリット

まず初めに、この手法を使った場合のメリットを明らかにしていきます。

製作者のメリット

  1. サーバーを自分で用意する必要がない
  2. 専門的な知識がそれほど必要ない
  3. 無料

ユーザーのメリット

  1. インストールが簡単になる

手順

前提

以下の環境が整っていることを前提とします。

  • GitHubアカウントを持っている
  • Misskey PluginまたはThemeのソースファイルがある
  • 改行コードがLF(\n)である

また、以下の環境があることを推奨します。

  • パソコンからもろもろの作業ができる

ただ、一応スマホからでもできないことはないと思います。

ソースファイルからhash値の計算

ソースファイルのハッシュ値を計算しましょう。sha512sumコマンドであればターミナルからhash値を計算できます。

$ sha512sum {FILE_NAME}
{HASH}  {FILE_NAME}

コマンドを実行した結果はhash値と入力したファイル名が出力されます。
ここで出力されたhash値はファイルの整合性チェックに使います。

JSONの用意

{
    "type": "{TYPE}",
    "data": "{CODE}"
}

{TYPE}pluginthemeのいずれかです。適当な方を選びましょう。
{CODE}はリソースのソースコードを文字列で入力します。このとき、改行(\n)やダブルクオーテーション(")、バックスラッシュ(\)などは適当な形でエスケープする必要があります。

GitHub PagesにJSONをあげる

前章で作ったJSONをGitHub Pagesにあげましょう。
GitHub PagesにJSONをあげると以下のような形式のリンクでJSONにアクセスできるようになります。

https://{USERNAME}.github.io/{REPOSITORY_NAME}/{FILE_PATH}

{USERNAME}はGitHubでのユーザーネームが、{REPOSITORY_NAME}はリポジトリの名前が、{FILE_PATH}はGitHubのリポジトリ上でのファイルパスが入ります。
ファイルパスがわからない場合は、GitHub上でファイルパスを確認したいファイルへと移動して三点リーダー()からCopy pathでパスのコピーができます。
URLができたら上のリンクに一度アクセスし、適当なJSONが返ってくることを確認してみましょう。

配布用URLの作成

配布リンクは以下のような形式になります。

https://{HOST}/install-extentions?url=https://{USERNAME}.github.io/{REPOSITORY_NAME}/{FILE_PATH}&hash={HASH}

{HOST}はMisskeyサーバーのホストドメインです。他のホルダーにはそれぞれ適当な値を入れてください。

ここでは一例としてflexible_user_mute_pluginを載せます。{HOST}は適当に編集してください。
GitHubのリポジトリ: https://github.com/saranann/MisskeyPlugins

https://{HOST}/install-extentions?url=https://saranann.github.io/MisskeyPlugins/json/flexible_user_mute_plugin.is.json&hash=dbdf80635d40f7387d93d307368c3a2d92c0c0e08e2a0f4f8509a065eb8d8b9fc8ed542758215ac750a700a21f24fdc33a88a494085323a7748bed90f9d4c34e

注意点

GitHub Pagesには回数制限があります。

付録:インストール時のエラー

パラメータが不足しています
外部サイトからデータを取得するために必要な情報が不足しています。URLをお確かめください。

このエラーが出る場合には要因が二つ考えられます。
一つはURLのパラメーターが不正な場合です。URLの?移行に書かれたパラメーターにurlhashの両方があるか確認してください。
もう一つは、URLを「ウィンドウで開く」で開いている場合です。これはMisskey側の仕様なので、「ページで表示」をするようにしましょう。

この外部リソースには対応していません
この外部サイトから取得したリソースの種別には対応していません。サイト管理者にお問い合わせください。

(未検証)

データの取得に失敗しました
外部サイトとの通信に失敗しました。もう一度試しても改善しない場合、サイト管理者にお問い合わせください。

url={API_URL}の項目が不正なリンクになっているか、JSONを返していません。確認してみましょう。

データの取得に失敗しました
外部サイトから取得したデータが読み取れませんでした。サイト管理者にお問い合わせください。

(未検証)

正しいデータが取得できませんでした
提供されたデータの整合性の確認に失敗しました。セキュリティ上、インストールは続行できません。サイト管理者にお問い合わせください。

hash値が不正です。正しくhash値が計算されていないか、ファイルかhash値の値が改竄されています。

AiScript エラー
データは取得できたものの、AiScriptの解析時にエラーがあったため読み込めませんでした。プラグインの作者にお問い合わせください。エラーの詳細はJavascriptコンソールをご確認ください。

Ai Scriptの解析エラーです。

プラグインのインストールに失敗しました
プラグインのインストール中に問題が発生しました。もう一度お試しください。エラーの詳細はJavascriptコンソールをご覧ください。

(未検証)

テーマ解析エラー
データは取得できたものの、テーマファイルの解析時にエラーがあったため読み込めませんでした。テーマの作者にお問い合わせください。エラーの詳細はJavascriptコンソールをご確認ください。

Themeの解析エラーです。

テーマのインストールに失敗しました
テーマのインストール中に問題が発生しました。もう一度お試しください。エラーの詳細はJavascriptコンソールをご覧ください。

(未検証)

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