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本記事について

この記事では3回目のANS-C01を受けるにあたって勉強した内容を整理するための記事です。
詳しくはこちらをご覧ください。
今回はCloud FrontやGlobal Acceleratorをはじめとしたエッジロケーションに展開されるサービスについての記事となります。

エッジロケーションとは

CDN(コンテンツデリバリネットワーク)によって低レイテンシな通信を実現させるためのサービス

  • リージョンデータセンターよりも地理的に近い場所で情報をキャッシュできる。
  • エッジロケーションを中継することで、リージョンデータセンターとの通信をユーザーと直接行うのではなく、AWSの専用線を使用した通信を行うことが出来る。
  • リージョンデータセンター側のリソースの不可を軽減できる。(スパイクなアクセスにも対応可)

といった利点があります。
基本的に、各リージョンデータセンターにオリジンとなるサービスがあり、そこに向けて通信を連携させる目的のサービスとなります。

エッジロケーションで利用できるサービスは以下です。

  1. Cloud Front
  2. Global Accelerator
  3. WAF
  4. AWS shield
  5. Lambda@Edge

今回は特に特徴的なCloud Front, Global Acceleratorについて記載します。

また、エッジロケーションに似たようなサービスとしてoutpostsがあります。(ANS-C01試験にも出てくる。)
これは一定の条件を満たした任意のオンプレデータセンターにAWS管理の資源を置いてしまう、いわばリージョンやVPCを拡張するサービス(≒エッジロケーション)です。outpostsに置いたサーバーの管理もAWS側が行ってくれます。

これを使用するためにはオンプレとAWS間をDirect Connectで接続する必要があります。

Cloud Front

エッジロケーションにサービスをデプロイして使用します。
各リージョンのリソースをオリジンに指定し、ユーザーに一番近いエッジロケーションからオリジンへの通信をオフロードします。

主な特徴

  • 対応プロトコルはHTTP/Sのみ(レイヤー7)
    • 対応ポートは80/443
  • webコンテンツのキャッシュが出来る
  • AWSサービス以外のサービスをオリジンに指定可
  • Cloud Front にもドメイン登録可。ただし、登録時はバージニア北部リージョンで証明書の登録を行うこと。

Global Accelerator

同じくエッジロケーションにサービスをデプロイして使用します。
パフォーマンスに基づいて最適なエンドポイントにユーザートラフィックをルーティングすることが可能。
Route53のレイテンシールーティングをグローバルサービスとしてやってくれるイメージ

主な特徴

  • 対応プロトコルはTCP/UDP(レイヤー4)
    • 対応ポートの制限なし(1~65535)
  • コンテンツのキャッシュ能力はない
  • 基本的に以下AWSサービスへのルーティングしかできない
    • Network Load Balancer
    • Application Load Balancer
    • EC2 インスタンス
    • Elastic IP アドレス
  • AWS Global Accelerator として静的はIPアドレスを2つもつ。

まとめ

CloudFrontとGlobal Acceleratorの違いはELBにおけるALBとNLBの違いと似ていると感じた。(名前は全然違うけども)
ANS-C01の試験ではグローバルな通信(複数リージョン間でリソースをハンドリングするような通信)を行う場合はどのような構成の時、低レイテンシーな通信ができるか、みたいな設問があったが、基本的にGlobal Acceleratorを使用した構成が正解のような気がしている。

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