#はじめに
公式のInstallationだとbrewとpyenvを用いて
QGIS3(地理空間情報システムソフトウェア)をインストールできないので
2日ほど試行錯誤して、なんとかerror吐かずに簡単?にインストールできるようSummarizeしました。環境は、macOS High Sierra バージョン10.13.5になります。
まずは公式からQGIS 3.2をダウンロード
https://qgis.org/en/site/forusers/download.html
ダウンロードのみで、pkgは未だ触らないこと
#homebrewでpython 3.6.5 のインストール
python 3.6.5が要件になっているので
homebrewでインストールします。
terminalを開き
$brew install python
*18/06/29時点でVersion 3.6.5になっています。
Brewない方は、まずBrewをinstallします。
Qiitaにお世話になった記事がたくさんありますのでご参照ください。
#pyenvでもpython3.6.5をインストール
この記事を見てるということはpyenvが入っている方だと思いますが
こちらに以前にまとめたpyenv導入記事があります。
https://qiita.com/th1nkd0g/items/d33a9be75098571cad72
記事:[Python] Anacondaとpyenvとvirtualenvと.bash_profileと
$env PYTHON_CONFIGURE_OPTS="--enable-framework CC=clang" pyenv install 3.6.5
Framework形式でインストールするのは、
QGISが読み込みに行くPATHに合わせるためです。
pyenvでのインストールが完了したら、3.6.5をglobalに設定しておきましょう。
$pyenv global 3.6.5
次にpyenvの3.6.5のFrameworkからbrewのFrameworkへ、シンボリックリンクを作成します。
$sudo ln -s /Users/ユーザ名/.pyenv/versions/3.6.5/Python.framework/Versions/3.6 /Library/Frameworks/Python.framework/Versions/3.6
/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/3.6/配下に
pyenvの3.6ディレクトリのシンボリックリンクが作成されたと思います。
作成されたpyenvの3.6シンボリックリンクと
/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/3.6←このディレクトリを入れ替えます。
私は、pyenvの3.6シンボリックリンクを一旦Versionsディレクトリに移してから
/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/3.6をディレクトリごと削除し
その後にVersions/配下にシンボリックリンクを移しました。
#GDALとQGIS3.2のインストール
ダウンロードしてきたQGIS3.2とGDALをインストーラを使用してインストールします。
Readmeファイルに記載のある一番最初にインストールするとされている[1 Install Python 3.rtf]はignoreで大丈夫です、インストールしないようにしてください。
順番は、[2 Install GDAL Complete.pkg] → [3 Install QGIS 3.pkg]で。
特にerrorなくインストールとQGIS3.0の起動ができると思いますが
もしも、errorを吐くようでしたbrewのpython3.6.5とpyenvの3.6.5をアンインストールしてから再トライしてみてください。(もちろん、QGIS3.2とGDALもアンインストール)
事前にpipでライブラリをインストールされていると公式のインストーラで必要なmoduleをインストールできないことがあるようです。
以上で、まとめは終了です。
注意点ですが、QGIS3.2を利用する際に必要なModuleが出てきた際は、pyenv global 3.6.5を使用してpip3(pip)でライブラリをインストールするようにしてください。