TL;DR(要約)
- Ubuntu Linux 18.04.1 を再インストールする手順を記載する。実施した条件は以下となる。
- 既存データはすべて削除
- 仮想環境(vSPhere)
- Ubuntu 18.04 LTS 日本語 Remix
- ファイアウォールについての設定は未記載なので注意すること。
参考
https://pid123.blogspot.com/2018/02/Proxy-Ubuntu16.04LTS.html
https://www.hiroom2.com/2018/05/07/ubuntu-1804-xrdp-lxde-ja/
手順
デスクトップ表示まで
流れとしては、以下の記事を参考にしています。
https://qiita.com/fxst24/items/afee726cf27e2f9a4521
Ubuntuのダウンロード
-
以下のアドレスをクリックする。
-
「Download Ubuntu Desktop」で「Download」ボタンをクリックする。
-
「ubuntu-ja-18.04.1-desktop-amd64.iso を開く」で「ファイルを保存する」を選択する。
-
「OK」ボタンをクリックする。
起動デバイスの優先順位の変更
DVDドライブが起動デバイスの優先順位で1位ではない場合、BIOSで1位に変更する。そうしないと、PCに別のOSがインストールされている場合、そのOSが起動してUbuntuをインストールすることができない。
-
vsphereで「次回仮想マシンの起動時に強制的にBIOSセットアップ画面に入る」を有効にする
-
ISOイメージをマウントしてから、BIOSでSave And Exit
Ubuntuの再インストール
- 「Welcome」で「日本語」を選択する
- 「最小のインストール」を選択、「Ubuntu のインストール中にアップデートをダウンロードする」はチェックなしで次へ進む
- 「インストールの準備」で既存のインストールをどうするか聞かれるので、「ディスクを削除してUbuntuをインストール」を選択
- 「ディスクに変更を書き込みますか?」の確認画面で、「続ける」を選択
- どこに住んでいますか?」で「Tokyo」と入力されているのを確認する。
- 「続ける」ボタンをクリックする。
- キーボードレイアウト」で両方とも「日本語」が選択されているのを確認し、「続ける」ボタンをクリックする。
- 「あなたの情報を入力して下さい」で「あなたの名前」、マシン名、パスワードをパスワードを入力する。「ログイン時にパスワードを要求する」が選択されているのを確認する。「続ける」ボタンをクリックする。
- 「インストールが完了しました」で「今すぐ再起動する」ボタンをクリックする。
- 先にCDが認識されるので、ディスクを切断して、Enterキーを押して再起動
環境の設定
1. ログイン
画面でパスワードを入力して「Enter」キーを押す。
2. IPアドレス, DNSを設定
右上 - 歯車 - ネットワーク - 有線 - IPV4
3. プロキシを設定
右上 - 歯車 - ネットワーク - プロキシ
proxy server:port HTTP,HTTPS,FTP
以下のファイルにプロキシを書き込み
sudo nano /etc/apt/apt.conf
Acquire::http::Proxy "http://proxy server:port";
Acquire::https::Proxy "http://proxy server:port";
3.1 snapでのプロキシ設定
プロキシの設定を開始
sudo systemctl edit snapd.service
以下記述
[Service]
Environment=http_proxy=http://proxy server:port
Environment=https_proxy=http://proxy server:port
デーモンの設定をリロードしてサービスを再起動
sudo systemctl daemon-reload
sudo systemctl restart snapd.service
3.2 wgetでのプロキシ設定
sudo nano /etc/wgetrc
http_proxy=http://proxy server:port/
https_proxy=http://proxy server:port/
ftp_proxy=http://proxy server:port/
4. フォルダ名を英語に変更
変更するなら、最初に行っていたほうが良い。
ターミナルで以下を実行し、ダイアログでdon't ask me againを選択して、実行
LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
再起動
reboot
5. apt更新
sudo apt update
sudo apt upgrade -y
reboot
6. SSHを設定
sudo apt install -y ssh
sudo systemctl start ssh
sudo systemctl enable ssh
7. リモートの設定
LXDEデスクトップ環境のインストール
途中で確認が来たら、「2」を入力して、「2. lightdm」を選択
$ sudo apt install -y lubuntu-desktop
<省略>
check for a default display manager.
1. gdm3 2. lightdm
Default display manager: lightdm
<省略>
再起動
sudo reboot
XRDPのインストール
sudo apt install -y xrdp
sudo sed -e 's/^new_cursors=true/new_cursors=false/g' \
-i /etc/xrdp/xrdp.ini
sudo systemctl enable xrdp
sudo systemctl restart xrdp
~/.xsessionの作成
echo "lxsession -s Lubuntu -e LXDE" > ~/.xsession
XRDPでlight-lockerの無効化
sudo cp /usr/bin/light-locker /usr/bin/light-locker.orig
cat <<EOF | sudo tee /usr/bin/light-locker
#!/bin/sh
# The light-locker uses XDG_SESSION_PATH provided by lightdm.
if [ ! -z "\${XDG_SESSION_PATH}" ]; then
/usr/bin/light-locker.orig
else
# Disable light-locker in XRDP.
true
fi
EOF
sudo chmod a+x /usr/bin/light-locker
再起動
sudo reboot
- 最新版のUbuntuでは、標準でリモートデスクトップに対応しているようです(未検証)
- 「Ubuntu 22.04 LTS」が「リモート デスクトップ接続」に対応したらしい
https://news.yahoo.co.jp/articles/890af910b9eb56484f0e34d57fc438b2f93827f3
- 「Ubuntu 22.04 LTS」が「リモート デスクトップ接続」に対応したらしい