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📸 Google Colaboratoryで“白基準 vs グレーカード補正”を比較してみた

Last updated at Posted at 2025-12-16

〜Lab色差ΔEを使ってどちらが正確か検証する〜

🟦 はじめに

写真を解析する際、「色補正」は非常に重要です。

特に検査・品質管理・研究分野では、

・白基準補正(White reference)
・グレーカード補正(Gray Card Correction)

のどちらを採用すべきか迷うことがあります。

本記事では Google Colaboratory を使って、

1. 白基準補正
2. グレーカード補正
3. 補正後のLab色差(ΔE)比較

を行い、どちらがより正確に色を再現できるのか 実データで検証します。

🔍 この記事でできること

1. Colab で白基準補正とグレーカード補正を試せる
2. RGB → Lab 変換が理解できる
3. ΔE(CIEDE2000)で補正精度を数値評価できる
4. 実務での補正手法選択の判断材料になる

🟩 1. 必要ライブラリのインストール

Screenshot 2025-11-17 at 16.02.14.png

🟧 2. 画像のアップロード

以下の3種類の画像を用意すると比較がスムーズです👇

1.target.jpg(色補正したい画像)
2.white_ref.jpg(白い紙などの白基準)
3.gray_card.jpg(18%グレーカード)

Screenshot 2025-11-17 at 16.03.59.png

🟥 3. 画像読み込み + RGB → Lab 変換関数

Screenshot 2025-11-17 at 16.04.23.png

🔵 4. 白基準補正(White Balance)

白基準補正は、白基準画像の平均RGBを白(255,255,255)になるようにスケーリング

Screenshot 2025-11-17 at 16.04.51.png

🟡 5. グレーカード補正(Gray Balance)

Gray World Assumption(グレーワールド仮説)
→ 「画像全体の平均RGBは中間グレーに近づくべき」 という考え方。

今回は実際のグレーカード画像の平均値を基準に補正します。

Screenshot 2025-11-17 at 16.05.39.png

🟪 6. 色差 ΔE(CIEDE2000)の計算関数

Screenshot 2025-11-17 at 16.06.05.png

ΔEの目安
ΔE < 2:人間の目ではほぼ判別不能
ΔE > 5:肉眼で違いがわかる
ΔE > 10:明確に異なる色

🧪 7. 実際に補正して ΔE を比較する

Screenshot 2025-11-17 at 16.07.25.png

色差を計算します👇

Screenshot 2025-11-17 at 16.07.47.png

🧾 8. 結果:この環境ではグレーカード補正が圧倒的に優秀

今回の計算結果:

補正方法 ΔE(平均値)
白基準補正 53.88
グレーカード補正 22.07

ΔE は小さいほど正確 なため、

👉 今回の環境では、グレーカード補正の方が白基準補正よりも圧倒的に精度が高い
という結果になりました。

🔍 なぜこのような差が出たのか?

白基準が劣った理由として、以下の可能性があります:
1. 白い紙が完全な「純白」ではない(黄ばみ/青み)
2. 光源の影響を強く受けている
3. 白基準画像に影・反射が入っている

一方、グレーカードは:
1. 中間グレーが環境光の影響を受けにくい
2. 色ムラが少ない
3. RGBバランスが安定している

ため、環境が安定しない状況では有利に働きます。

🟩 9. まとめ

本記事では、Google Colaboratory 上で

1. 白基準補正
2. グレーカード補正
3. 色差 ΔE を用いた比較

を実装し、実際の結果を比較しました。

✅ ΔEにより補正精度を定量評価できる
✅ 白基準が有利なケースも、グレーが有利なケースもある
✅ 実務では「両方試してΔEが小さい方」を採用するのがベスト

色補正は、画像検査・品質管理・濃度推定などにおいて精度を左右する重要な工程です。

ぜひご自身のデータセットでも検証してみてください!

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