はじめに
2017/07/28(金)にデブサミ行ってきました。
勉強会やコミュニティに参加していた自分は遥か昔。
外出先と言えば、職場と自宅近くのスーパーしか無い私ですが、今年こそもっとアクティブな人間になろうと決意していました。
しかし、今年も気付けば成果もないまま、折り返し後半戦。。。
焦燥感と動かない体、そして、焦燥感。。。
そんな自分に決別すべく、デブサミ参加で2017年後半戦、反撃の狼煙です。
(もちろん仕事は休んで参加しました。)
長くなりましたが、結果的には参加して良かったです。有意義でした。
というわけで、以下、参加したセッションの感想&メモです。
A-1 SIerとオープンソースの美味しい関係
Hadoopのコミッタである鯵坂さんの講演。
・企業としてOSSのコミュニティに参加すると、以下のようなメリットがある。
⇒OSSの不具合に対して、独自パッチ当てる必要が無い
不具合はOSS本体にマージする
⇒パッチをマージする際に、コミッタのレビューが入るので品質向上に繋がる
⇒コミュニティ内部の事情が分るので、各機能の特徴(今不具合が多い機能、今後拡張しようとしている機能、等々)を把握できる
実装の際に、避けたほうがよい機能、組み方を選定できる
⇒当該OSSの開発力を維持、向上させることで寿命を延ばす、競合に負けない品質を維持できる
SIerとして、当該OSSを組み込んだシステムの開発力、システム自体の品質向上
OSSは使うもので、不具合がでたら、バージョンアップを待つか、待てないならシステム独自で対応するしかないと思っていました。
が、確かに、企業自身がコミュニティに参加することで、他社に対して、そのOSSを利用したシステムの開発や保守の差別化を図ることができます。
ただ、これはある程度の体力がある会社でないとできない。。。
市場拡大戦略的のようなイメージを持ちました。
また、OSSのコミュニティ参加している前提で、SIのプリセールスをするので、OSS起因の不具合がでたときに、言い訳できないなぁと思い、
実際に、お客さんに対して、どのように説明しているのか、ご本人に質問させていただいたところ、やはり、そういうときはOSS起因だろうが、とにかく誠実に対応するしかないとのこと。
(そりゃ、そうです。アホな質問して申し訳なかったです。)
どんな契約条項なのかみてみたいな。
・コントリビュータからコミッタになるためにはドキュメント修正がおススメ
⇒バグを比較的、簡単に見つけられる(新機能が出たら、とりあえずドキュメント通り、コマンド打ってみる)
修正は比較的に簡単。
それ以外にも、コミッタに対して、しつこくプルリクを送る、等々、ご自身の経験を交えた話は、面白かった。
B-3 コミュニティ活動がもたらす自身と会社への変革
JAWS-UG代表を務めた金春さんから、自身のコミュニティ参加の経緯、遍歴と、活動を続けてきたことでビジネスに与えた影響をお話されてました。
・最初は嫌々参加⇒でも勉強になるな、また顔出すか⇒運営とも顔見知りになる⇒運営側にまわる⇒ちょっと登壇してみる⇒色んなところで登壇する⇒その界隈で有名になる⇒媒体に取り上げられる⇒さらに有名になる⇒ビジネスにも良い影響が出始める
ええストーリーや。。
・世の中、アウトプットできる人は少ない
・アウトプットし続けることで、必ず見てくれる人はいる(媒体的も)
・アウトプットできる人はくいっぱぐれない
⇒くいっぱぐれないこそ、色々なことにチャレンジできる
若いエンジニアに聞いてもらいたい講演でした。
ビジネス面では、有名であることで、お客さんと商談や折衝する際に、信用してもらいやすいことや、採用によい影響がでているとのこと。
特に、ブランディングできていることで、採用ができていることは見習いたいところ。
採用はお金かかるから。。。
金春さんは、さすがお話が上手く、会場では何度も笑いをとっていました。
媒体の記事も多そうなので、ちょいちょい探してみようと思う。
おわりに
技術そのものの話ではなく、オープンソースやコミュニティの状況とビジネスに関わる話を選択してみましたが、
タイムテーブルを見る限り、全体的にも、そんな話が多かった印象。
引きこもりとアルコール漬の脳みそはすっかり固くなってしまっているので、頑張って外にでようと思います。