はじめに
この記事は JAWS-UG(AWS Users Group – Japan) Advent Calendar 2025 14日目の記事です。
このブログで言いたいこと
対象スコープ
この記事は、JAWS-UGに参加してみたいけど、一歩を踏み出せないでいる方に向けて書いていきたいと思います。
ブログ内容
私も最初は会場に行くのすら怖かったのですが、気づけば運営メンバになっていました。
コミュニティとの付き合い方について、2年目の私が感じていることをお伝えします
結論
コミュニティは、いつでもあなたの参加をお待ちしています
自己紹介
てつてつと申します。
JAWSでは 「JAWS-UG 彩の国埼玉支部」 で運営をしています。
これといって「これ推し」サービスが未だなく、内心焦っています。
まだ見ぬ「推せるサービスに出会いたい!」という目的で勉強会に参加しています。
JAWS-UGとは
JAWS-UGとは、AWS (Amazon Web Services) が提供するAWSを利用している人々によるユーザコミュニティです。
AWS利用の学びなどを持ち寄り発表をしたり、BuilderCardsと呼ばれるAWSを楽しみながら学べるカードゲームなどをしたりと形式は様々あります。
基本的には「AWSに関する勉強会」を主催し、毎週どこかしらで何かしらの勉強会が開かれており、日本全国の地域 や サービスのジャンル によって「支部」が分かれています。
私のコミュニティの捉え方
以下、私がJAWS-UGをどう捉えているのかという、コミュニティのイメージをLLMを利用してショートポエム風に言語化してみました。
題名:とある風景(原案:Claude Sonnet4.5)
とある公園にある砂場には、たくさんの人々が思い思いの目的で集まっています。
ここに出入りするためには「資格」や「義務」や「肩書き」など必要はないようです。
砂場では、砂の城について深く議論する人もいれば、初めて訪れた方に道具を差しのべる人もいます。
また熱心にトンネルを掘ってる人もいれば、腰かけながら会話を楽しんでいる人もいるようです。
過ごし方に正解はないようですが、誰もが自分らしく活動できるように、
お互いがお互いを尊重して、それぞれのスタイルを認めているといった凛とした空気を感じます。
砂場は、いつでも気軽に立ち寄れて、飽きたら気軽に出て行くこともできる。
気が向いたら戻ってもこられるし、いつでもここを訪れることができるようです。
詳細な「ルール」と「マナー」については以下参照
私とJAWS-UGの関わり
私は34歳のとき、未経験からエンジニアに転職しました。
そのため会社にも同期はおらず、社内・社外問わずエンジニア仲間も最初はいませんでした。
そんな私が、どのように歩んできたのかJAWS-UGを絡めながらタイムラインで振り返ってみたいと思います。
タイムライン
| 年 | 月 | 対象 | やってたこと | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 以前 | 個人 | 大学(法学部) ~ TV局(AD) ~ 塾講師 ~ 建築営業・現場管理 | 体力だけがものを言うセカイ | |
| 2021 | 3月社 | 社内 | エンジニア(AWSビルダー)としてデビュー | 34歳 未業種・未経験エンジニア爆誕 |
| 2023 | 10月 | 個人 | AWS全冠取得 | ハンズオンと資格勉強で独学取得 |
| 12月 | JAWS | 「JAWS-UG 初心者支部」でデビュー | もっとAWSに詳しい人に会いに行くという気持ちで参加。 初めて聞いたLTはAWS HERO 山口正徳さんの、AWS re:Invent 20234 Dr.Werner Vogels キーノートをAWS初心者向けに振り返る ベストプラクティスと自分たちのサービスの落とし所を追求する人たちに心打たれる。 もっとAWSを知りたい |
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| 2024 | 1月〜 | JAWS | 3回 / 週ペース程度で勉強会参加 | 「JAWS-UG主催 週刊AWSキャッチアップ」に参加。 AWS HERO 織田繁さんの声を毎週聴く |
| 3月 | JAWS | JAWS DAYS 2024 | 個人サポータ/ボランティアスタッフとして参加 知合いが3人増える |
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| 10月 | JAWS | JAWS FESTA 2024 in 広島 | 初の地方イベント参加 知合いが1人増える |
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| 12月 | 個人 | 自腹で re:Invent | もっと同じ時間を一緒に楽しめる仲間が欲しいと強烈に感じる | |
| 2025 | 1月 | 社内 | 社内勉強会の運営 | JAWSなど外部で学んだことを、社内にも共有したいと思い発足 |
| 3月 | JAWS | JAWS DAYS 2025 | 色々な方に声をかけて、知り合いの輪が大きくなる | |
| 4月 | JAWS | 「JAWS-UG」において初の懇親会 | 今更ながら懇親会デビュー | |
| 6月 | 社内 | AWS Summit 企業出展 | 社内調整をして企業出展 | |
| 社内 | JAWS-UG 企業スポンサ | 社内調整をしてJAWSスポンサになってもらう | ||
| 10月 | JAWS | JAWS FESTA 2025 in 金沢 | より一層、知り合いの輪が大きくなる | |
| 12月 | 社内 | 会社経費で re:Invent | 社内調整をして会社経費で参加 | |
| 2026 | 3月 | JAWS | JAWS Days 実行委員コアメンバ | JAWS内で推薦いただきコアメンバとして参加 |
印象的な事象の振り返り
「JAWS-UG 初心者支部」でデビュー
コメントで「もっとAWSに詳しい人に会いに行くという」という動機を書きましたが、実際は会場の目黒に行くのが怖かったことをいまでも覚えています。
思わぬアクシデント(例:電車が停止)という、自分のせいではない何かで行けなくならないかと願ってました。
自分はそれくらい臆病者で、いまだにその感覚をリアルに思い出すことができます。
だからこそ「初参加の方」に対して敬意を持って接するように心がけしています。
冗談ではなく、参加するという選択をするだけでも、すごい行為だと個人的におもっています。
「2024 re:Invent」 と 「2025 re:Invent」の違い
2024年のre:Invent参加後、JAWSへの姿勢が大きく変わりました。
積極的に参加するようになったことで仲間が増え、それが2025年のre:Inventで大きな違いを生みました。
2025年は飛行機遅延とPC紛失でセッションもほぼ参加できないという状況でしたが、
現地で「あのセッション見た?」「これはどう使う?」と毎晩JAWSメンバと会話できたことで、2024年よりも圧倒的に学びの深いre:Inventになりました。
| re:Invent比較 | トラブル | セッション参加 | 国内でのJAWS参加 | 会話 | 学び |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024 | 特になし | 基調講演+ハンズオンセッション | 消極的 | 誰とも会話なし | △ |
| 2025 | 遅延+PC紛失 | (PCないため)基調講演のみ参加 | 積極的 | 毎晩JAWSメンバとAWSについて会話 | ◎ |
「JAWS-UG」において初の懇親会(私なりのJAWSとの関わりかた)
お酒が苦手なので懇親会に積極的に行くタイプでもなく、JAWSのイベントに初参加してから497日後の2025年4月(JAWS参加から1年以上経過後)に初めて参加してみました、飲みニケーションで人脈が広がることもありますが、それだけが全てではないとも思っています。
アウトプットに関しても、私はJAWSで一度も登壇をしていません。
そんな私がしていることといえば、Xを利用してLTで学んだことを手当たり次第ポストしているというアウトプットの方法です。それで気がつくと運営メンバになっていました。
もちろんAWSは好きですが、自分なりの関わり方でJAWSと付き合っていければいいのだと思っています。
初参加オススメJAWS-UG支部
もちろん私の所属する「JAWS-UG 彩の国埼玉支部」をオススメしたいところですが、個人的に以下の2つのグループがオススメかと思います。
JAWS-UG 初心者支部
「JAWSとはなんぞや?」であったり「AWS触って間もない」のであれば、これ一択。
毎回初参加の方もおり、最初から「地域支部」や「特定のサービスの支部」に参加するよりも、心理的ハードルが低い環境でオフライン参加ができるところが、とても良いところです。
JAWS-UG 東京
お昼休憩の1時間で行われている、オンラインのランチタイムLT会がオススメです。
ラジオ感覚で聴けて、登録だけして帰宅時に配信を見ることも可能なので、隙間時間でAWSの最新情報をGetできるのが、とても良いところです。
まとめ
私も最初は会場に行くのすら怖くて 電車が止まらないかと願うような臆病者 でしたが、気づけば運営メンバになり、会社にスポンサを依頼したり、JAWSDAYSの実行メンバをやることになっています。
re:Invent 2025 の Dr.Wernerの基調講演で配られた新聞「The Kernel」の「Andy Warfieldの記事」の中にも以下のような一節があります。
恐怖は実際には未知の世界に踏み込もうとしていることを示す非常に良いシグナルであり、
真の成長はそれに伴う多少の不快感なしには起こらない
誰しも自分のコンフォートゾーンを出ることに「恐怖」があると思います。
しかし、それは正常な感覚であり、自身が成長できるシグナルです。
もちろん成長とか大きな話をぬきにして単に「ちょっと覗いてみるか」くらいの気持ちでもいいと思います。
その一歩を踏み出すだけで、自分でも想像してなかった展開が待っているかもしれません。
少なくとも、私はそうでした。