みなさん、AI 使ってますか?
仕事でも、日常でも、学校でも。もはや「使ってない日」を探すほうが難しいレベルで浸透してきましたよね。
私も AI に触れない日は無いんですが、毎日触ってると、だんだんこう……考えるわけですよ。
金ほしい、と。
みんなお金ほしいですよね。ほしいですよね? というわけで、「AIで実際いくら稼げるのか」を身をもって検証するシリーズを始めます。
目標
- 10,000円稼ぐ
いきなり脱サラとか言い出さないのが現実的で良いでしょう。まずは1万円。
で、何をやるのか
AIで金を稼ぐ手段って、今めちゃくちゃありますよね。画像生成、音楽生成、文章生成、あるいは本業の効率を上げて売上を伸ばす、とか。
私も仕事ではガンガン使っていて、以前よりアウトプットが増えている自信はあります。なぜか給料は上がりませんが。 謎です。
というわけで、自分で稼ぐ側でも動いてみることにしました。私は一応SEなので、アプリ開発は得意分野。しかも今はAIがいるので、大抵のものは形になります。
じゃあ何をやるか。まずは王道に、**アフィリエイト(広告収益)**からいってみようと。
そして作ったのがこちらです。
なぜIPAの過去問サイトなのか
私自身、情報処理技術者試験の勉強では過去問道場に散々お世話になりました。神サイトです。
ただ、使っていて「ここが自分には惜しいな」と思うところが2つあって。
- 一部の試験区分は有料プラン向け(データベーススペシャリスト、プロマネ、ネスペあたり)。ここを無料で解けるようにしたら、需要あるんじゃない?
- 間違えた問題をあとで復習するのにユーザー登録が要る。あの「まずアカウント作って」のひと手間が、勉強を始める瞬間の一番のハードルだったりしません?
なので作ったサイトは、全問無料・ノーログイン。成績も間違えた問題も端末側に保存されるので、開いた瞬間から解き始められます。
ちなみに過去問の利用については、IPAの「試験の過去問題の使用に関する要領」に沿っています(許諾も使用料も不要/条件は出典の明記と、改変した場合その旨の明記)。図を画像で載せていたり表記を変えている箇所があるので、そこも含めてサイト内に明記済みです。この手のサイトを作る人は最初に確認しておくのがおすすめ。
現在の中身(2026/9/9時点)
| 区分 | 収録 |
|---|---|
| 基本情報技術者 午前 | 22回 |
| 情報セキュリティマネジメント 午前 | 8回 |
| 応用情報技術者 午前 | 33回 |
| ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ | 16回 |
| データベーススペシャリスト 午前Ⅱ | 14回 |
| 情報処理安全確保支援士 午前Ⅱ | 14回 |
| システムアーキテクト 午前Ⅱ | 12回 |
| エンベデッドシステムスペシャリスト 午前Ⅱ | 11回 |
| プロジェクトマネージャ 午前Ⅱ | 11回 |
| ITサービスマネージャ 午前Ⅱ | 11回 |
| ITストラテジスト 午前Ⅱ | 11回 |
| システム監査技術者 午前Ⅱ | 11回 |
合計 7,574問 / 174回。 全問に「全体の解説」+「選択肢ごとの解説(なぜその肢が誤りなのか)」つき。図が本質の問題は、図をちゃんと画像で載せています。
最初のコミットが 8/29、公開が 9/6、そして今日が 9/9。つまり11日でここまで積み上がりました。人力だったら絶対に無理です。
どうやって作ったか(技術的なところ)
ざっくりこんな構成です。
- Vite + React + TypeScript のSPA+SSG。全問を静的ページとして書き出してSEO用に置いてます(今7,000ページ超)
- ホスティングは Cloudflare Pages。サーバー無し=ランニングコスト0円。収益化を狙うなら、まず固定費をゼロにするのが精神衛生上とても良い
- 開発は Claude Code。実装もデータ投入もほぼ丸投げ
一番しんどかったのは実装じゃなくてデータ投入でした。IPAの問題冊子PDFってテキスト層がない画像スキャンなんですよ。コピペできない。
なのでこういうパイプラインを組みました。
-
pdftoppmでPDFをページ画像に変換 - AIに画像を視覚的に読ませて問題文・選択肢をJSON化(ついでに解説も書かせる)
- 公式解答例のPDF(こっちはテキスト抽出できる)を機械パースして、AIの転記結果と正解を機械突合
- 図が必要な問題は座標指定で画像を切り出し
-
verify-data.mjsで全問検証 → 落ちたらビルドが止まる(=壊れたデータは本番に出ない)
ポイントは 3と5。AIに読ませっぱなしにすると絶対にどこかで間違えるので、「機械が正誤を判定できる形」に落とし込むのが命です。ここさえ作れば、あとは1回分=1エージェントに割り当てて5〜6並列でぶん回せます。1バッチ20分くらい。
あと地味に効いてるのが、リポジトリに INGESTION_PROGRESS.md(データ投入のキューと進捗)と PUBLISHING.md(公開・収益化の方針と作業ログ)を置いて、「次のセッションのAIがまずこれを読む」運用にしたこと。レート制限で作業がぶつ切りになっても、次のセッションが迷わず続きから再開できます。AIとの共同作業、記憶よりファイルです。
現在の戦況(2026/9/9)
- 8/29:作成開始
- 9/6:公開
- AdSense:審査中(まだ承認されてないので、収益は現時点で ¥0)
- Google Analytics:1日14人くらい。ただし2/3以上が海外ユーザー
……日本人向けの日本語の資格サイトで、海外比率が2/3。まあ、知名度ゼロってことですね! むしろ今バズられてもAdSenseが通ってないので1円にもならないから、助走期間としてはちょうどいい、と前向きに捉えています。
ちょっと失敗したところ
IPAの過去問サイト、過去問道場以外にも結構ある。
はい。単純に私の無知でした。「無料でノーログインなら勝てるっしょ」と思って走り出したものの、レッドオーシャンとまでは言わないけどそこそこ賑わっている海だった。作る前に競合を調べましょう(大きな声で)。
次にやること
サイトを見てもらうと分かるんですが、まだ途中なんですよ。
- カテゴリ分けが若干わかりづらい
- 区分によっては年度がまだ揃ってない(残り54回。Claude Codeの安いプランだと1日の上限があるので、少しずつ進めてます)
まずはこの辺を終わらせます。
そのうえで次の一手として、IPA以外の「珍しめの資格」の過去問サイトを考えてます。IPAは知名度がある分だけ競合も多いので、「過去問がちゃんと公開されていて、こういう用途に使ってOKな資格」を選んで攻めたほうが勝率が高そうだなと。
というわけで質問です。「こういう資格の過去問サイトが欲しい!」ってありますか? コメントで教えてもらえたら、わりと本気で作ります。
それではまた、定期的に更新していきます。目指せ1万円。