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PHPをherokuにデプロイする!(1)herokuでデータベースの環境変数を設定し利用する

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はじめに・・・

今回はPHPをherokuを使用してデプロイするにあたって苦労した点を書いていきたいと思います。苦労した部分はたくさんありますが、まずは注意が必要なデータベースの設定について記事を書いていきたいと思います。基本的な設定に関して今回は詳しい手順を省略していますがよろしくお願いします。

開発環境

まずは今回作成にあたって利用したものです。
php(バージョン7.4.12)+MySQL
Heroku(ユーザー登録が必要です)
Cleardb(herokuのオプション、これがあればMySQLが使えます)
MAMP(PHPの開発環境、今回の話ではあまり関係ありません)

これらを用いてアプリ開発に取り組んでいました。ちなみにherokuでは通常PostgreSQLを用いますが、Cleardbというものを使えばMySQLが利用できます。
ただしクレジットカードの登録が必須になります。(無料枠自体はありますし急に課金されることはないようですが、それであっても登録が必須)
herokuでMySQLを使用する詳しい手順は記事にしようとは思っているのですが、参照したサイトがあるのでそちらを紹介します。ちなみに僕はRailsのアプリもMySQLでデプロイしました。
https://trialanderror.jp/heroku-mysql-start/

データベースの情報取得

MAMPを利用し、ローカル環境でデータベースに接続する場合は、以前書いた記事のコードで接続を行えます。
https://qiita.com/tetsu_19920922/items/f156c2bec2448eda0d2f
一方本番環境の場合は、herokuのcleardbの情報を元にコードを書き直し、接続する必要があります。
cleardbの情報を取得するには以下のようにターミナルで入力します。(herokuにデプロイする予定のアプリを指定した状態で入力してください)

$ heroku config | grep CLEARDB_DATABASE_URL

これを入力すると以下のような形で出力されます。

CLEARDB_DATABASE_URL: mysql://ユーザー名:パスワード@ホスト名/データベース名?reconnect=true

ホスト名は最後にcleardb.netがついてきますし、データベース名はherokuから始まると思います。パスワードは8桁になっていると思います。

デプロイ、その前に!

それではこの取得したデータを元にデータベースの接続文を変更・・・となるわけですが、herokuを用いたデプロイにはgitとの連携が不可欠です。
gitにそのままデータベースのユーザー名やパスワードが載ったものをコミットしてしまうと不正に操作されたり、改竄されたりとよくないことがたくさん起こり、ひいてはアプリに大きな障害を来す可能性があります。

そこで環境変数を用いることで、gitには見えない形でパスワードやユーザー名を登録し、そこから参照という形をとりましょう!
環境変数を用いる方法はphpであればphpdotenvを使用するというものもありますが、本番環境での利用はあまり推奨していないのと、gitの設定を忘れると結局コミットされてしまう(のと筆者があまり使い方を理解できなかった・・・)ので、今回はherokuで環境変数を設定する方法をとります。

herokuに環境変数を入れ込む

heroku config:addの後ユーザー名であれば DB_USERNAME='<ユーザー名>'と言う形でターミナルに入れていきます。もちろんこのユーザー名は上で書いた内容で参照したものを入れてください。具体的に言うと

$ heroku config:add DB_USERNAME='<ユーザー名>'

$ heroku config:add DB_PASSWORD='<パスワード>'

$ heroku config:add DB_NAME='<データベース名>'

$ heroku config:add DB_HOSTNAME='<ホスト名>'

$ heroku config:add DB_PORT='3306'

これを入れていきましょう。ポートはherokuでMySqlを使用する場合3306が開放されているようなのでそれを用いましょう。またユーザー名とパスワードさえ環境変数に入れておけば安全だと思いますが、データベース名、ホスト名も入れてしまってもいいと思います。
入れた環境変数を確認するには、heroku configのみをターミナルで入力してください。削除はheroku config:removeコマンドで可能です。

データベースへの接続

あとはデータベースの接続を書き換えていくのみです。herokuの環境変数はgetenvで利用できます。

$user=getenv('DB_USERNAME');
$password=getenv('DB_PASSWORD');

データベース名やホスト名も書き換えても良いでしょう。このように書き換えていけば、gitにパスワードやユーザーネームがアップされることなく、本番環境でデータベースに接続できます!

最後に・・・

初学者なので理解が不足している部分もあるかもしれませんので、何かありましたらご指摘よろしくお願いします。

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