Ruby変数に関しての記事を書きたいと思う。
変数
■変数
変数とは、値を入れる箱のようなもの。この箱には名前をつけることができ、どんな値が入っているのかを簡単に識別できるようになる。この名前を変数名と言う。
変数を利用することで、値を再利用したい場合に、変数の名前を使うだけで呼び出すことができる。
■変数の宣言と定義
変数を作ることを変数の宣言と言う。このとき、作成する変数には名前をつける。
そして宣言した変数にどのような値を入れるのか記述することを変数の定義言う。
fruits #宣言(変数名をつけて変数を作る)
fruits = "apple" #定義(変数にどのような値を入れるか記述する)
#基本的には、宣言と定義は同時に行う。
■代入
変数のあとの=(イコール)は数学の方程式のように等しいという意味ではなく、
「変数の箱の中に値を入れる」という意味。これを代入と言う。
この=は代入演算子と呼ばれる。
fruitsが左辺、appleが右辺「=」を使って、右辺を左辺に代入している。
■再代入
1度値を代入したあとの変数に、別の値を再び代入することもできる。
プログラム中に何度でも変更可能。
変数の値が後から代入したものに書き換わっている。
Rubyでは、変数にはどんな値でも代入できる。
変数に対してメソッドを使うこともできる。
上記のように、1を入れた変数の中に1を足して2を入れた変数にすることも可能。
この方法を自己代入変算子と言う。
自己代入演算子 | 例 | 処理 |
---|---|---|
+= | number += 1 | numberに1足した値をnumber自身に代入 |
-= | number -= 1 | numberから1引いた値をnumber自身に代入 |
*= | number *= 2 | numberに2かけた値をnumber自身に代入 |
/= | number /= 2 | numberを2で割った値をnumber自身に代入 |
変数の命名規則
命名規則 | 説明 |
---|---|
変数の中身が何かわかる | どんな名前もつけられるが、zzzのような意味のない名前は避ける。 |
小文字で始める | 大文字からも開始できるが、とくに理由がない場合は避ける。 |
_(アンダーバー)で始めない | _からも開始できるが、とくに理由がない場合は避ける。2文字目以降には使える。 |
数字で始めない | 1文字目に使うとエラーが生じる。2文字目以降には使える。 |
日本語を使わない | 文字列以外では日本語は使えないため、変数名も日本語は使えない。 |
スペースを含めない | 名前にスペースが入るとエラーが生じる。 |
予約語を使用しない | Rubyには文法などで使うことがあらかじめ決まっている単語があり、それを予約語と呼ぶ。使うとエラーが生じる。 |
ソースコードの見やすさ(可読性)や分かりやすさは、プログラミングにおいて非常に重要なため、わかりやすい
名前をつける。