0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

リモートデスクトップ DWService を使ってみた

Posted at

はじめに

普段、WindowsからMacをリモートで使うのにParsecを導入しています。
家族向けの遠隔サポートを目的として、新たに、linux(mint)デスクトップを操作対象に加えようと思ったのですが、Parsecのlinux版にはホスト機能がありません。
色々と模索する中で、DWServiceを試してみた記録です。

Parsec

Parsecは、元々はゲームをターゲットにした低遅延のリモートデスクトップで、現在はUnityファミリーです。

私的で非商用であれば無料で使用できます。

Linux Mint

Linux Mintは、Debian/Ubuntu系のディストリビューションで、Windowsユーザには馴染みやすいと言われています。
Windowsが重くなってしまった古いPCの再生で使っています。

DWService

DWServiceは、ブラウザをクライアントにするオープンソースでマルチプラットフォーム対応のリモートコントロールシステムです。

接続中は、近隣のノードを経由しますが、特に意識することはありません。

無料では帯域幅が制限されますが、サブスクリプションで緩和できます。

私の目的では、無料の範囲で十分でした。
また、現時点で国内にはノードがありませんが、遅延は気になりませんでした。

導入

クライアント側はブラウザを使うので、通常、必要な作業はありません。
ホスト側には、デバイスに適したAgentをインストールします。
あらかじめ、サービスサイトでアカウントを作成し、ターゲットデバイスを登録します。

アカウント作成

サービスサイトでSign upします。

アカウントを作ったら、二要素認証を有効にしておきます。

デバイスの追加

メニューからAgentsを選び、を押して、Nameを決めます。
GroupDescriptionはオプションです。
生成されたデバイス(Agent)は、To Install(未導入)に振り分けられ、「コード」が表示されます。
この「コード」は、以降のターゲットデバイスへの導入で使用します。

Agent導入

ターゲットデバイスでサービスサイトを表示します。
ログインする必要はなく、単に、トップページのDownloadからインストーラをダウンロードします。

linuxの場合は、バイナリ付きのシェルスクリプトになっているので、sudo bash download/dwagent.shなどとして実行するとウィンドウが開きます。

ダウンロードしたサイトやファイルに間違いはないですか?
偽のファイルは、あなたのPCをどのようにでもできます。

導入の最後で先ほどの「コード」を入力します。

電話で「コード」を伝えられたら、サポート詐欺を疑ってください。
相手は、あなたのPCを遠隔で監視・制御できるようになります。

導入が完了したら、念のためにデバイスを再起動しておきます。

接続

サービスサイトにログインして、メニューからAgents/Allを開くと、デバイス名と状態が表示されます。
接続すると、Files and FoldersText editorLog watchResourcesScreenShellといったアプリケーションが表示され、Screenを使えば、GUIで操作可能になります。

設定

Shellのユーザは、デフォルトではrootになります。
Text editor、またはShellを使って、/usr/share/DWAgent/config.jsonを編集することで、Shellのユーザを制限することができます。

以下の例では、接続時に認証が求められてuser_id以外は拒否されます。

/usr/share/DWAgent/config.json
 {
+ "shell.enable_authentication": true,
+ "shell.users_allowed": [{"name": "user_id", "enable": true}],
  "enabled": true,
  "key": "~",
  "listen_port": 7950,
  "password": "~",
  "url_primary": "https://www.dwservice.net/"
 }

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございます。
どちらさまも、サポート詐欺他のリスクにはご留意ください。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?